高安秀樹のレビュー一覧

  • 経済物理学(エコノフィジックス)の発見

    Posted by ブクログ

    経済を研究する物理学者
    市場の相転移
    市場のカオス、フラクタル
    ディーラーは過去3分間しか見ない
    インフレ誘導政策は危険すぎる
    消費税よりも相続税を見直すべき

    ・ほんのわずかな違いが質的な違いを引き起こすようなメカニズムが繰り返されると、観測できないほどの小さな量が拡大されて、システム全体の未来に影響を及ぼすようになる。
    →売値と買値が一致したときに取引が成立するという当たり前の市場の仕組みそのものがカオスを生み出し、市場価格を不安定化していた。
    例:パチンコの釘
    ・ディーラーのトレンドフォロー戦略が、大きなスケールではインフレマインドとなる。
    ・相転移・・・パラメーターを連続的に変えていっ

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    2011年05月20日
  • 経済物理学(エコノフィジックス)の発見

    Posted by ブクログ

    可もなく不可もなくな評価です。まだきな臭い学問の領域を出ません。

    物理学といってもさすがに重力や速度問題などの考えは用いられず、せいぜいがアルゴリズムや理論から着想を得たという程度ですがそれでも尚その点は評価すべき内容でした。経済学者からは逆立ちしても発想がでない、カオス理論やフラクタルのつかみはよかったです。遺伝的アルゴリズムなど物理学者らしいアプローチも評価できますし、これからも成果が出ることと思います。本著全体にまたがる問題としてべき分布がありますが、これが非常に面白かった。経済学ではべき分布を扱うことは少ないのですが日銀の通貨発行による日本の借金の返済がなぜいけないか?インフレーショ

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    2011年04月30日
  • 経済物理学(エコノフィジックス)の発見

    Posted by ブクログ

    経済物理学の入門書として購入。
    物理学の手法を用いて経済現象にアプローチしてしまう。
    果たして物理学はどの程度経済学にインパクトを与えうるのか。

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    2009年10月04日
  • 経済物理学(エコノフィジックス)の発見

    Posted by ブクログ

    経済物理学という新しい分野についての本。
    この本の前半では、経済現象に対する従来の主流の考え方である金融工学や経済学と新たな学問である経済物理学の違いについて。
    また、経済にはカオス理論が適用できたり、株価の変動にはフラクタルを確認できるということが書いてありました。
    後半では、お金とはなにかとか、著者が考える今後のお金のあり方が書かれていた。
    個人的には、前半は大変興味深く読めたが、後半はあまりおもしろくなかった。
    経済物理というよりは、情報分野の色が強いような気もするが・・・。
    これも含めて経済物理なのかな?

    1章 エコノフィジックスの誕生
    2章 エコノフィジックスのツール
    3章 市場原

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    2010年09月14日
  • 経済物理学(エコノフィジックス)の発見

    Posted by ブクログ

    分野としては面白い。現行経済学に対する批判の切り口としては、斬新かも。でも本の内容について言えば、筆者自身があまり経済学について深い理解を持っていないようにおもえる。論点を求める視野が、あまりに狭過ぎるような印象を受けた。
    経済物理学を知ることができるという点では、それなりに価値はあると思うので、「エコノフィジックスって、どんなもん〜?」程度に読むのがよいかもしれない。

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    2009年10月04日