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「高安秀樹」の「経済物理学(エコノフィジックス)の発見」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高安秀樹」の「経済物理学(エコノフィジックス)の発見」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
為替市場における裁定機会の存在。ミクロ経済学とマクロ経済学をつなげる物理学の繰り込み。経済学が科学になりきれないのは素直に観測事実を認める体質が欠けているから、という著者の本音と思しき記述があった。エコノフィジックスもカオス、フラクタル、遺伝的アルゴリズム等あって面白そう。小さな誤差を増幅するメカニズムがカオス現象につながるところからフラクタルとの関連性への理解がしやすかった。売買の過程で生じる変化はお金の観点で不連続変化なので、解析や予測が難しい。べき分布とフラクタルの関係。アトラクタも出てきた。根が物理の人が書いているので、個人的には分かりやすくとても面白かった。