ブレヒトのレビュー一覧
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肝っ玉おっ母とその子どもたち。
最後のカトリンの姿に息がつまる想い。
シェイクスピアと並ぶ素晴らしい劇作家ブレヒトの作品。Posted by ブクログ -
巧いね、やっぱ。キャラ、ストーリー、台詞回し。どれも上々。
母の身を案じて太鼓を叩き続けるカトリン。生活の支えであり思い出の詰まった家でもある、幌車を壊されそうになり絶望的な呻き声をあげながらも太鼓を叩くのやめないカトリン。そして家族全員を喪ったアンナは幌車を引きまた戦争について行く。
賢さというか...続きを読むPosted by ブクログ -
1939年作。「三文オペラ」より10年ほど後に書かれた、ブレヒトの代表作ということらしい。かつて『肝っ玉おっ母とその子どもたち』という和訳タイトルであったものの新訳。
舞台は17世紀の三十年戦争(宗教戦争)。父親のそれぞれ違う3人の子どものいる母親アンナは、商いをしながら戦場をさまよう。
読み...続きを読むPosted by ブクログ