勝目梓のレビュー一覧

  • 異端者

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    インパクトある内容だが…
    世の中にはこんな異端者がいると思う我々自身が異端者であり、異端者しかいないのが世の中なのだろう。

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    2017年01月13日
  • 異端者

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    書き下ろし作品
    LGBTの人々がやっと市民権を得られる時代になってきたので、そうでなはかった昭和後半期の性的「異端者」の姿を描いたのだろう。

    戦争未亡人の母に育てられた誠一郎は、高校生の時の母子相姦の罪悪感のために、大学進学で家を出てからは、ボクシング部で己の肉体をいじめ、女性を遠ざけようとした。
    男性同性愛者の後輩から告白されて一時同性愛に傾倒するが、女性同性愛者の綾部蘭子と出会って、罪悪感で心を閉ざしてきた者どうしゆえに、互いに性的変態者であるという強烈な自覚をさらけ出して、唯一心とからだを開き合う奇妙な交友関係をずっと続けることになる。
    誠一郎は出版社に勤め、エロ雑誌の編集をした時に読

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    2016年10月24日
  • 牙は折れず

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    うーーん。
    苦しい。
    読んでいて苦しくなる。胸が重くなる。気持ちが沈みこむ。

    大切な家族を理不尽な暴力で奪われたとき、自分が幾つであるかなど関係ない。
    目の前の怒りに、憎しみに、拳をあげて相手に復讐をする話。

    「正しいこと」「正しくないこと」で括ることなんてできないことを感じながら
    読み進めた。

    甘さが欠片もないストーリー。
    希望の芽を徹底的に潰し、理不尽な暴力を更に冷徹に際立たせることで
    読み手の心情は主人公の怒りに共鳴する。
    その怒りは大きなうねりとなって相手に向かうのだけど・・・
    なんとも言えないやるせなさしか残らない。

    著者の意図した通りなんだとは思う。

    人に勧めたいかどうか

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    2014年08月19日
  • 暗黒の鎖

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     こちらは長編ハード・バイオレンスという括りらしい。内容のスカスカ感は良い意味で好感がもてる。実にストレートにバイオレンスな物語が展開するのだが、普通ではありえないことがお手軽に実現できてしまうところに小説らしさを感じる。それにしても、ラストの展開は肩透かしと取るか小さなどんでん返しと取るか実に微妙であった(笑

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    2013年10月22日
  • 悪虐

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     戦後の浮浪児が苦渋を舐めながら、苦労を重ね巨万の富を手にする。彼は人生の終盤にさしかかり、遺産相続で争うであろう家族に破滅の陰謀を仕掛けるというお話である。スポーツ新聞の連載小説のような趣がある。下世話なエロを絡めた大衆好みな仕上がりである。

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    2013年09月21日
  • 棘(とげ)

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     8作品、短編集はどのお話も死とエロスがテーマになっている。日常に潜むエロスに興味が尽きない。勝目梓、お気に入りの作家になる。

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    2015年05月25日
  • 炎の残像

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    恋人が焼身自殺したことに端を発して、周りの人や自分の命が狙われる体験を重ねた主人公・小津。彼は自分や、周りの大切な人を狙ってくる敵を暴くために動き出す。

    暴力シーンやセックスの描写があけっぴろげすぎる。読む気分は湧き上がる一方で、気分が悪くなった。
    恋人がレイプされている序盤のシーン、主人公がグロテスクな拷問?を繰り返してレイプ犯たちから色々な情報を聞き出していた中盤のシーンが印象強すぎる。
    あと、最後のオチが「え?」って感じだった…あっさりしてた。

    30年前に書かれた、流行に乗った小説って感じ。

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    2012年07月23日