岡野憲一郎のレビュー一覧

  • 実録 解離性障害のちぐはぐな日々 私の中のたくさんのワタシ

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    「本当の私」はだれなの?
    イラストレーターで解離性同一性障害の当事者Tokinが描いた「多重」の世界のリアル&私が身につけたライフハックの数々。
    けっこう困ってるけど、今日もなんとか生き延びてます!
    専門医岡野憲一郎による病気・症状についての解説コラムを収録。
    もし抱えきれないストレスや辛い出来事に遭遇したら、どうやって自分を守るか?「辛くなったら、自分と感情を切り離してしまえばいい」この対処法を子供の頃身に付けたTokinさんはある時期まで無敵だったけど、自分から切り離された感情や自分は別の人格を形成するようになった。
    双極性障害もあり、相手や状況によって自分の感情や人格が激しく入

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    2022年12月17日
  • もっと知りたい解離性障害 解離性同一性障害の心理療法

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    とても読みやすく、かわりやすかった。
    あまりこういった本を目にしたことがなかったので、解離障害とはどういうものなのか、どういうことがおきていて、それに対してどういう風にとらえ、どうしたら良いのか、知りたいことを知れた。

    例がたくさんあり、こんなことも、そんなこともあるのかと人間の脳の不思議さと無限大さを感じた。

    一般的な人との違いは何なのか。一般的な人でも持ち得るであろう自分のなかの別な自分。
    今は統合というより共存。

    この障害を抱える方々の家族にぜひ読んでいただきたい。色々なパターンがあると思うが、治療の流れやなんとなく全体像やしくみがわかる気がする。実際を知ることが大事とおもう。

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    2022年12月04日
  • もっと知りたい解離性障害 解離性同一性障害の心理療法

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    「本書は解離性障害、特に解離性同一性障害の問題を
    抱えた人との臨床経験を持つ4人が書いた本です。主に読んでいただきたいのは、当事者やその家族の皆さんですが、心理士や精神科医の先生方にもぜひ手に取っていただきたいと思います。」
    ー本書「イントロダクション」より

    主に当事者やその家族に読んでほしいと書かれていることからも分かるが、本書はとても読みやすく、解離性同一性障害(DID)のことをよく知らない人でもすんなり読み進めることのできる、格好のDID入門書だと思う。
    私自身DIDについての本を読んだのは、本書が初。
    それでも分かりやすく一気に読めた。

    豊富な事例、またそれらの事例に対してどのよう

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    2022年07月29日
  • 実録 解離性障害のちぐはぐな日々 私の中のたくさんのワタシ

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    解離性障害ってなんだろう?ということが、コミカルに描かれていて、美しく可愛らしいイラストが良かったです。

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    2021年03月29日
  • 実録 解離性障害のちぐはぐな日々 私の中のたくさんのワタシ

    購入済み

    素敵な絵でした

    絵がカワイイのでスラスラ読めました。最後は泣けました。精神の病気は、身体の病気と同じでとても辛い病気なんだと思いました。トキンさんは素敵なご家族、ご友人が周りにいて幸せだなぁと思うのに、辛い思いをされてて、人を表面的なものだけで判断してはいけないと思いました。

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    2021年03月05日
  • 実録 解離性障害のちぐはぐな日々 私の中のたくさんのワタシ

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    マンガと解説の両方があり、精神疾患に詳しくない方でも十分リアリティを持って理解するサポートが可能な本だと思います。
    もしかしたら、解離性障害について全く知らない方や、身近にその障害を持つ方がいないという方にとっては、まさに漫画の世界かもしれませんが、このような光景が、障害を持つ方の目の前に広がっているのが事実です。
    患者の方のやりきれない思いや落胆、この辛さがいつまで続くんだろうという恐怖や絶望を、少しでも多くの健常者の方にも知って頂きたいなと思いました。

    解離性障害の内、心に起こるもので、いろんな人格が登場するのが、解離性同一性障害(昔の呼び名で多重人格)、体に起こるものが、転換性障害です

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    2019年10月29日
  • 実録 解離性障害のちぐはぐな日々 私の中のたくさんのワタシ

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    解離性障がいの当事者として、ずっと気になっていて、やっと読むことができました。自分と同じところ、違うところがありましたが、解離性障がいの分かりにくい世界観や当事者のしんどさを、とても分かりやすく表現されていると思います。自分自身が読む際は、「これ分かる」「これよくある」と楽しく共感しながら読むことができます。また、漫画形式になっているので、パートナーにも勧めやすく、自ら興味を持って読んでくれました。筆者と私の様子を照らし合わせて読むことができ、精神疾患に全く興味や知識がなくても、理解を深める良い機会となったようです。

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    2019年09月29日
  • 自己愛的(ナル)な人たち

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    自己愛的(ナル)な人たち。岡野憲一郎先生の著書。精神的に満たされにくい時代だからこそ、自分を好きになって自分に自信を持つことは大切だけれど、病的なまでに自信過剰なナル人間になってしまっては本末転倒。厚皮ナルシスト、薄皮ナルシストという説明が興味深いです。

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    2019年01月13日
  • 新外傷性精神障害 : トラウマ理論を越えて

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    これは、本当に必読書です。外傷に纏わる研究の歴史と現在の流れを、冷静な視点でまとめた一冊です。トラウマ治療に当ろうと本気で思うのならば、熟読することをお勧めします。

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    2013年08月16日
  • 恥と自己愛の精神分析 : 対人恐怖から差別論まで

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    日本文化に特徴的に見られるとされている「恥」。日本人の心性を紐解く上ではとても勉強になる内容。自己愛と対人恐怖との関連は自己愛研究において重要なテーマとなっている。

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    2012年01月24日
  • 新外傷性精神障害 : トラウマ理論を越えて

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    心的外傷と精神障害との関連が論じられている。あまり勉強したことのない分野だったのでとても勉強になった。

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    2012年01月24日
  • わかりやすい「解離性障害」入門

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    症例が多く、それらを読むだけで勉強になった。統合失調症との違いについてページを割かれている印象で、解離性障害と統合失調症における幻聴の違いなどが具体的に解説されていた。あくまで一般向けに書かれた本だが、よくこれだけシンプルにまとめられたなと思う。昔から話せる人がいなかったために自分の中で内的な対話が進み、それが別の人格を作り出すというのは確かにそうなのかなという印象。人格を統合させることが目標ではなく、交代人格が眠った状態になるイメージというのは理解はできるものの、まだ素直に受け入れられない部分がある。

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    2023年08月14日
  • わかりやすい「解離性障害」入門

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    統合失調症や人格障害に比べ、馴染みのない解離性障害
    その性質を実際の症例を基にした事例形式で分かりやすく解説していく。
    特に役に立ったのは、統合失調症との対比で、解離性障害の原因と症状が鮮やかに示されていた。
    非常にざっくりだが、その人内部の分裂が解離性障害、外部の認識の分裂が統合失調症
    また、解離性障害に伴う行動としてリストカットを取り上げていたのも勉強になった。自己嫌悪以外の情から行う場合を想定していなかったため、理解を深めなければなぁ、と思った。

    本書を読み終え、ふと考えてみると、「分裂病の少女の書記」の症状は、統合失調症ではなく、解離性障害の極北だったのではないかというか、発見、疑問

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    2020年03月15日
  • わかりやすい「解離性障害」入門

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    実際の症例が山ほど載ってて、他にない新鮮な入門書という感じで面白かった。個人的に真新しい情報はなかったけども「幻触」には衝撃受けた。そして何より、回復を目指している患者さんの葛藤と執念、治療者の方々の熱意を感じられて励みになった。

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    2011年02月15日
  • 精神科医が教える 忘れる技術

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    ネタバレ

    『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン)読んでて、「ストレスにさらされ続けると記憶力が悪くなる」事を知って、

    「ストレスと健忘症って関係あんのかな?」という疑問がポンと浮かんだ時に発見した『精神科医が教える 忘れる技術』(岡野憲一郎)。

    こんな風にふとした疑問をパッと言うと知人から「大丈夫か目線」を送られるのですが、実際深刻には思っていないだす。

    そして選んだ本はまぁ…内容が違うものだったし、自分でも「何でこれを選んだんだ」と思いはしたものの、

    「精神科医の先生はこんな患者さん達を診ているのか!」と勉強になりました。

    忘れられなくなるぐらいの出来事に直面し、忘れる事ができなくなってしまっ

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    2023年04月18日
  • わかりやすい「解離性障害」入門

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    多数の事例を通して、解離性障害の没頭、健忘、離人の状態や、解離性障害の状態には心理的なものだけでなく身体・感覚的なものがあることが解説されている。これは個人的な問題なのだけど、子どものころから戯曲と著者多数の編集ものは集中しにくい。

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    2013年01月30日