川喜田二郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ論理分析の古典であるKJ法の解説本。KJ法は何かの折に軽く触れたことがあっただけで、ちゃんと勉強したことがなかった。この一冊だけでKJ法の要点は網羅できる。
序盤から中盤あたりにかけては、KJ法に限らず様々な現場での調査や分析に必要な情報が書かれていて、なかなか有意義。例えば38ページ「人間行動の観察における7つの着眼点」などは、社会調査手法にも通じるところがある。
後半はKJ法の応用編のような内容になっているので、分析手法を学ぶためというより、KJ法の一つのエピソードとして読むのが良いかもしれない。分析手法だけ学びたいなら4章あたりまででも充分。 -
Posted by ブクログ
仕事柄、発想力が必要なのですが、あまりにもその能力が欠けているため手にとった。
本書で語られる「KJ法」は、企画書を作る上では、活用しやすい手法だと思う。
KJ法は、ある課題について考える際、"内部体験"·"外部体験"を通して、課題に関係ありそうな事柄を付箋に書き出し、それぞれの関係性を見つけ出していく·····という方法。
しかし、そのプロセスが詳細には書かれておらず、関係ありそうな事柄をどう見つけたらいいのか、どういう角度の意見が必要なのかはわからない。
他人に話を聞くのが結局、最強だということなのかもしれないが、、、
日々の細かいネタは、やはり思い