目崎徳衛のレビュー一覧

  • 百人一首の作者たち
    歌人たちを、政治的には敗北した天皇、没落した古代の名門氏族、本流から外れた藤原氏の公達、
    宮廷に仕えた機知に富む女房、独自の風流を確立した僧侶などに分類した上で、
    個々の人間関係や史実・逸話を通して、歌の背後にあるその生き生きとした姿を描いていく。

    冒頭が名文であることは認めつつ、仮名序の六歌仙評...続きを読む
  • 平安王朝
     本書は「日本歴史全集」の一冊として、8世紀末から10世紀末のおよそ200年間、いわゆる"平安時代"前半を対象範囲としている。
     50年以上前に書かれた一般読者向けの概説書であるので、研究の進展により今では異なる論が通説になっているような叙述も散見されるが(例えば"薬子の変"の主役は誰かなど)、著者...続きを読む
  • 百人一首の作者たち
    学のない私には難しすぎる。私にはエッセイ風な百人一首の本があっているのだと感じた。
    でも、興味を持った歌や作者について詳しく知ろうと、そこだけをピンポイントで抜粋して読むと知識が広がりなかなか面白い。