井川意高のレビュー一覧

  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録
    バカラで熱くなっていくところは、博打の種類も金額も違いますが、沢木耕太郎氏の『深夜特急』黄金宮殿を思い出しました。佐野眞一氏への批判で、ノンフィクション作家ではなく、フィクション作家には笑いました。アルコールとバクチへの依存を除けば極まともな経営者だったようですね。
  • 熔ける 再び そして会社も失った
    大王製紙会長の、辞任、逮捕、会社のクーデターなど。とても読みやすい。

    東京大学から数千億円規模の会社の会長になってからの、辞任、逮捕でも、そこまで悲観せず、その場その場でいい面を見つけているのがすごいと思う。
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版
    面白かった。
    有能な経営者がカジノにハマっていく様子も面白かったし、カジノのシステムの話も面白かった。また上場企業の3代目の社長に上り詰めるまでの話も面白かった。

    やっぱり優秀な人の前半生の話(特に本人談)は、読んでいてとても面白い。
    評伝(自伝も)ってやっぱり面白いなぁと思う一冊でした。
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版
    自伝は真実が書いてあって勉強になりました。ビジネスの考え方としても学びになるところが多々あり、役立ちました。
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版
    【大王製紙の歴史】
    1950年に朝鮮戦争が起きると、焼け野原となった戦後日本に活を入れるかのような特需が起きた。
    そして朝鮮戦争末期の 52年あたりから「三白景気」と呼ばれる好況が続いている。
    紙・パルプ、セメント、砂糖という3つの「白」が一気に売れ始めたのだ。
    「三白景気」に後押しされて大王製紙は...続きを読む
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版
    【熔ける】井川意高 大王製紙元会長

    1.購読目的
    2011年上場企業大王製紙元会長が会社法違反で逮捕されました。
    この書籍はその元会長が逮捕前に執筆しているノンフィクションです。
    この事件からすでに10年が経過しました。直近「ふたたび熔ける」が出版されています。

    元会長は、会社から106億円を個...続きを読む
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版
    この本の著者井川意高という人は、つくづく真面目な人だと思う。人間の持つどうしょうもない矛盾というか性(サガ)を持つ自分が翻弄されながら、なんとかなると思っていて、カジノで106億円の損失を出し、会社の特別背任罪で、4年の実刑を食らい、そして今は娑婆で生活している。
    カジノは人生を狂わせ、ギャンブル依...続きを読む
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版
    ■WHO(世界保健機関)は国際疾病分類に「病的賭博」という項目を設けている。アメリカ精神医学会が定めるDSM(精神疾患の診断・統計)にもギャンブル依存症の基準がある。ギャンブル依存症は「癖」ではなく国際的に「病気」とみなされている。
    ■DSM-Ⅳ(精神疾患のマニュアル」第4版)を見るとギャンブル依存...続きを読む
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版
     一般人にはうかがい知ることができない世界の話。明快かつテンポの良い文章で、世間的なザ・勝ち組の世界の話が広げられていく。
     必要以上に卑下したところもなく、かといって驕っているところもなく、淡々と話を進めていて非常に心地よい。

     ギャンブルに狂ってしまったことは間違いないのだろうが、井川氏の優秀...続きを読む
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録
    大王製紙前会長の井本意高の懺悔録。

    著者は大王製紙の創業家に生まれ会長職になりながら、カジノに依存していくさまを冷静に書き綴っている。

    しかし、前半は真っ当なビジネス本になっており驚いた。
    父親のスパルタ教育・赤字子会社を立て直したエピソードなどは参考になる。

    後半は、芸能界との華麗なる交...続きを読む
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録
    100億円を超える額をカジノにつぎ込むまでの
    過程や心の動きを知りたくて読んだ。
    「言い訳じゃないか」「反省しているのかな」
    と思う部分もあるにはあったが、自分のことを
    終始客観的に捉えて書かれている所には感じ入った。
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録
    大王製紙の創業家の当時会長が、マカオとシンガポールのカジノで子会社の資金106億円すった話を自ら語った本。

    筑駒-東大法学部と進み、ある種の帝王学を先代の父親から学び、銀座・六本木で経済人脈を作り、創業家の長男として経験を積み、若くして社長として大企業を経営した、かなりの成功を収めたビジネスマンで...続きを読む
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録

    バカ息子のバカ日誌

    途中、生い立ちや社長になるまでの話もあり成功経営者気取りな一面もある、その一方で多額の借金借り入れは謝罪や償い、悔いの面がある反面、完済したとか、言い訳も多いにある。一言で言うとボンボンが書いた文章
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版
    一瞬でお金が何倍にも何十倍にもなる快感。はまってしまうのもわかる気がする。そして一瞬で大金を失ってしまう衝撃!それもある意味快感なのだろうか?
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版
    メジャーリーガー元通訳者の事件が連日話題ですが、著者の場合は額が違う。106億円ですもんね。紙を造るどころか溶かしていたということで、個人的には相当スキャンダルな一冊でした。続編も出ていますが、まずはこちらから。ほとんど溶かされたあとの、残り滓状態で書かれた極限の1冊かと思われ、こんなに書いていいの...続きを読む
  • 熔ける 再び そして会社も失った
    「溶ける」が面白かったのでこちらも拝読。
    出所後もカジノに行き、刑務所の中で購入したフェラーリをバカラの種銭として売却するエピソードのほかに、父親とのこと、大王製紙のクーデターなど、読み応えがありました。「溶ける」にあった政治家とのエピソードは誰だったかも判明。
  • 東大から刑務所へ
     人間万事塞翁が馬。成功するまで走り続ける。後書きに残された言葉がこの本を集約している。
     アップダウンの激しい人生に打ちのめされる事なく、挑戦を続ける2人の奇才に天晴れと言いたい。
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版
    youtubeやxのポストで井川さんを知り拝読。
    幼少期の父親との関係、大王製紙に入社してから、カジノにはまり、逮捕される一連について。
    第4章の家庭紙部門の赤字を黒字にするまでの手腕や考え方・抽象を許さず具体を問う姿勢などは仕事をする上でも参考になった。
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版
    大王製紙元会長井川意高の半生記。
    なぜカジノにのめり込み堕ちてしまうのか。
    なぜそこまでの借金ができるのか。
    それはもちろんのこと、
    製紙業界、経営、父からの英才教育、他の経営者、交友録など興味深い話がたくさん盛り込まれている。
    井川意高氏の地頭の良さ、カリスマ性を感じる一冊。
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版
    筆者の井川意高氏は、大王製紙の創業家の三代目にあたる。東大法学部を卒業した後、大王製紙に入社し、一種の帝王教育を受けたのち、大王製紙の社長となる。経営者としては、有能な人であったようであり、大王製紙在任中には、いくつかの立派な業績をあげている。
    井川氏が有名になったのはしかし、大王製紙の経営者として...続きを読む