佐藤次郎のレビュー一覧

  • 義足ランナー 義肢装具士の奇跡の挑戦

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    「何もしていない自分が気軽に中止しろって言えないな」と率直に思ってしまった。
    コロナの影響で、オリンピック・パラリンピックの中止を求める声がどんどん大きくなっている。
    けれども、この舞台に人生をかけて、想いを込めて向かっていた人たちがいる。
    大きな挫折や事件があり、乗り越えようともがいた人たちの夢の舞台を「中止すればいい」と気軽に言えない。
    どんな決断になっても、この大きな努力と決意をした人たちの夢が叶えられる舞台が今後できればいいと思っている。

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    2021年01月28日
  • 義足ランナー 義肢装具士の奇跡の挑戦

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    義足というものがどのようなものかを垣間見れた。
    義足で歩けるようになるまでの最初の痛み。
    足を失ってしまった喪失感・精神的な落ち込みや混乱の中、
    切断部から血を流しながら、痛みの中、歩行訓練をする。
    膝折れによる転倒の恐怖とも戦わなくてはならない。
    「走る」だなんて、思いつきもしないだろう。

    彼らに寄り添う臼井氏の人柄と努力には、尊敬以上の感情を覚える。
    「できれば風みたいに、いるかいないかわからないような存在」でありたいと、臼井氏は言う。
    偉そぶらずに、静かにあたたかく真剣にサポートする。
    人生をかけて、彼らを支える。
    こんなこと、なかなかできない。

    走ることなんて想像できなかった人たち

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    2021年03月18日
  • オリンピックの輝き ここにしかない物語

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    日本のオリンピアンを中心に、選手それぞれの背景を含めてコラムのように紹介されている。

    古橋廣之進が、全米選手権に出場する前に、マッカーサーから出国許可のサインをもらったなど、知らない話も紹介されていた。

    初期の日本代表の方が話として面白かった

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    2019年09月18日
  • 義足ランナー 義肢装具士の奇跡の挑戦

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    2013.2.4発行。「義足ランナー 義肢装具士の奇跡の挑戦」。ー走るということは喜びそのもの・・・- 全国に約6万人の義足使用者がいるそうです。義足で走ろうなどとは考えられない時代が長く続いて・・・。この本は、28歳で義肢製作の道に入った臼井不美男(うすいふみお)さんの「義肢で走る、走れば世界が広がるはず」との長年の熱意と努力、そして彼の夢に並走したアスリートたちの物語です!人間の限りない可能性に感動するとともに、五体満足な自分としてしっかりしなくてはと強く思いました!

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    2015年12月13日
  • 東京五輪1964

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    ネタバレ

    1964年の東京五輪、15日間を、様々な人物にフォーカスしながら描いていく一冊。金メダリストもいれば、選手村で理容師として働いた女性、陸上競技のスターターなど、裏側の面からも描いているのが面白い。基本的に「存命の方に話を伺う」というスタンスがあるからかもしれないけれど、必ずしも、当時注目されていた競技だけではないところも、そこにこそあの東京五輪の雰囲気がかもし出されているんじゃないかと思うのでした。バレーボールも、東洋の魔女と言われた女子チームではなく、男子を追いかけたり、マラソンも銅メダルをとった円谷ではなく(彼が亡くなっていることもあるけれど)寺澤徹選手に話を聞いていたり。
    それにしても、

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    2013年12月16日
  • 義足ランナー 義肢装具士の奇跡の挑戦

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    No.532
    山中俊治氏の本「カーボンアスリート」をきっかけに、この本も読んでみた。
    山中氏は工業デザイナー。義足という限られた世界に革新的な視点を与えた取り組みに惹かれた。
    そして、この本を読むと、それ以前の臼井氏の長く力強い努力の歴史が伝わってきた。

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    2013年03月19日
  • 東京五輪1964

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    選手達の心の動き、心情の描写が繊細で、飽きることなく読めました。男子バレーが銅メダルを取ったことはこの本で初めて知りました。それにしても、人気種目に報道が偏るのは、昔も今も変わらないなあ。

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    2013年11月15日
  • 義足ランナー 義肢装具士の奇跡の挑戦

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    パラリンピックもテレビで放送される今だから受け入れられる義足ランナーの「走り」
    義足をつけて走ること自体が普通ではない時代に、試行錯誤で歩んだ臼井さんと義足ランナーとの歩み
    義足で走ることが概念としてない時代があったことを知れたことが私の仕事には非常に有用だった

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    2013年07月07日