わぐりたかしのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
語源遺産・・・ふだん日常会話の中で何気なく使っている言葉の「語源」にゆかりのある「場所は地域」・・・を訪ねて歩くと、辞書やインターネットで調べればすぐにわかる情報だけからは得られない何かがあって、やみつきになるものだそうな。
焼酎好きの自分には「チンタラ」が一番印象に残って、是非とも自分の目でも見ておいたくなりました。
また、最終話に本書のタイトルである、島根への旅ではテツが登場(P.305)。高校時代の同級生の名前を目にすることになって、何であんなやつがこういう書でとりあげられるほどに有名人になったんや?!と関係ないところで地団駄踏むことにもなった。
なお、語源遺産は国内だけで147箇所あ -
Posted by ブクログ
普段何気なく使っている言葉である、「急がば回れ」「うやむや」「ひとりずもう」などの語源を辿って、『語源ハンター』わぐり氏が日本中を巡る。面白いのだが、各章が紙面の関係で短いからか、まとめ方が割と適当な感じがしないでもない。
ただ、「お払い箱」「あこぎ」「つつがなく」など読んでいて思わず「ほーっ」と感心してしまうのであった。(ちょっとネタばれで申し訳ないが、「つつがなく」の「つつが」は、あの「ツツガムシ」の「つつが」であることをこの本で初めて知った。)
ページ数もそれなり(300頁)で、新書なので割と気楽に読めると思う。
日本語という世界の奥深さの一端が垣間見える(ちょっと大袈裟?)作品であ