わぐりたかしのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
語源を求めて全国の旅。面白い。ただ、確かな裏付けに弱いかなというのもある。「つつがなく」はツツガムシではないよなあ。聖徳太子が「恙なしや」と使った時点では、ツツガムシの文献はないそうなので。もののけ姫に出てくる「たたら」のふいごを「地蹈鞴」(じたたら)と言い、悔しがる時の動作とその地蹈鞴を踏む動作が似ていることから「地団太を踏む」という言葉ができたというのは説得力がある。
急がば回れ のろま うやむや やばい どたんば くだらない へなちょこ ごたごた 二の舞 火ぶたを切る どろぼう ごり押し あいづちを打つ らちがあかない あとの祭り 縁の下の力持ち ひとりずもう うだつが上がらない うんと -
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ネタバレ「九十九」は、「あと1つ『つく』と、『も』(百)になる」から「つくも」と読む……そんなことを何かの本で読んで感動しまくっている、その程度の僕よりもはるか上を行く「語源狩り旅行記」がこの本だ。
皆さん、「ゴリ押し」って、単に「『ゴリ』と音が鳴るほど無理な押し方をする」くらいに考えてません? ほな、なんで「ズリ押し」でも「ギリ押し」でもなくて「ゴリ押し」になったのか。そして、「ゴリ押し」を使い始めた場所が日本のどこかにあるはずだ……と、著者のわぐりたかしさんはそれに対して常にアンテナを張っている。辞書に「××県○○町の□□釣りが起源」と書いてあったとしたら、それを確認すべく、その○○町まで旅に出 -
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本書で書かれている語源遺産は、
急がば回れ
ごたごた
らちがあかない
ひとりずもう
あこぎ
縁の下の力持ち
つつがなく
あとの祭り
どろぼう
関の山
うやむや
あいづちを打つ
もとのもくあみ
チンタラ
ごり押し
お払い箱
うだつが上がらない
うんともすんとも
火ぶたを切る
のろま
大黒柱・醍醐味
二の舞
地団駄を踏む
です。
語源ハンターの旅、相変わらず面白いです。
地元の人も、『語源ハンターの旅でやって来ました』と言われてそのまま信じるのもすごいと思います。僕だったら、『は?何ですか、ソレ?』と穿った見方をしそうです(笑)
僕の評価はAにます。 -
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Posted by ブクログ
≪目次≫
「べっぴん」「やぶ医者」「十八番(おはこ)」「トロ」「タニマチ」
「春一番」「折紙付き」「太鼓判」「金に糸目を付けない」「ぎょっとする」
「ろれつが回らない」「銀ブラ」「感謝感激」「うんたらかんたら」
「濡れ衣」「しっぺ返し」「完璧」
≪内容≫
目次を今回は「語源探索」した言葉で表したが、実はこれ以外にも
語源がたくさん書いてある蘊蓄本です。賢くなります。
特に「タニマチ」の薄先生、「感謝感激」の「常陸丸」の話、「濡れ衣」の
2番目のエピソード(これは重い話です)が印象に残った。
「流行語」が語られるが、人口に膾炙した言葉も、実はルーツがあり、
使った人物がいるということ。 -
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「語源ハンター」と自称する筆者が、普段何気なく使っている言葉にゆかりがある場所を求めて、ニッポン各地を東奔西走。「なるほど」と「へぇー」が詰まった旅行記である。
「語源が知りたい」と思うことはしばしばだが、自分の場合は、辞書やインターネットでさらさらっと調べて終わりにすることが多い。
本書の筆者はそれでは飽きたらず、様々な言葉がどのような風俗や習慣、伝説や逸話から生まれたのかを、実際にその「土地」に行って見聞きしている。
土地の人の話を聞き、伝統芸能や祭祀を見学し、遺跡や名勝を訪れ、そしてお楽しみ、名物を味わう。ディープな旅を通して、言葉が生まれた背景を知り、時には現在の使われ方が当初とは違 -
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[ 内容 ]
語源現場主義にもとづいた“完全体感型・語源本”。
ことばが生まれたといわれている土地に実際におもむいて、探偵気分で語源の謎を調査・推理・解決!?。
[ 目次 ]
急がば回れ
ごたごた
らちがあかない
ひとりずもう
あこぎ
縁の下の力持ち
つつがなく
あとの祭り
どろぼう
関の山〔ほか〕
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読ん