鈴木由美のレビュー一覧

  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    ジャンプ連載漫画で興味を持って。しっかり検証して書いてる印象。中先代の乱の意義(室町幕府に繋がったかも)、北条時行の生涯(3回も鎌倉を占拠・攻撃)を書いてます。あとがきから読むといいです。
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    最後の得宗北条高時自害により鎌倉幕府は滅亡した。その弟泰家は自害を偽装することで、高時の息子時行は幼齢であったことから生き延びた。鎌倉幕府滅亡から足利尊氏離反まで北条残党の反乱は15件程度確認できる。泰家を匿った関東申次西園寺公宗は後醍醐天皇暗殺の嫌疑で処刑された。暗殺計画の黒幕は後醍醐と対立する系...続きを読む
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    教科書では、「北条の残党」と括られることで何となく覚えていた。

    筆者は色んなことを調べ尽くされている。
    あっーと言う間に、読み終えてしまいました。
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    鎌倉幕府滅亡から2年後。日本史の教科書では一行で終わるような反乱。最後の執権北条高時の遺児時行の闘争。

    建武の新政から後醍醐天皇と足利尊氏の争い。その最中に起こる中先代の乱。一行で知識として知っていたが、建武の新政に対する不満を受けてか実は大きな反乱。鎮圧のため東上した尊氏が後に幕府を開くきっかけ...続きを読む
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    愚論思いついた(´・ω・`)

    鎌倉の地が主役で武士政権を作ったのでは?

    鎌倉時代の終焉の図で、得宗家を含め北条氏と
    言えば情けない姿しか思いつかない
    中先代の乱、北条時行が起こした反乱など死に
    体であった北条氏の最後っ屁ぐらいにしか思っ
    ていなかったが、鎌倉幕府滅亡後20年に渡り、
    多くの北条側...続きを読む
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    建武の新政への不満を背景として、北条時行は建武二年(一三三五年)に北条氏の残党を率いて信濃から蜂起した。上野国から武蔵国と関東平野の正面から攻め込み、鎌倉を占領し、足利直義を追い出した。時行は北条高時の遺児であり、鎌倉幕府滅亡時に逃げのびていた。

    これは中先代の乱と呼ばれる。この呼称は後の時代につ...続きを読む
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    結果的に足利尊氏が建武政権から離脱するきっかけとなり、歴史的にも大きなターニングポイントになった中先代の乱は、個人的にとても興味があり、とても興味深く読みました。
    ただいかんせん、残されてる資料が少ないので、状況証拠などからの推論に頼らざるを得ないのは、しょうがないかもしれない。
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    教科書には載っているけど、あまり詳しく論じられていなかった中先代の乱の経過と意義を考察している。鎌倉幕府滅亡後に反乱が頻発していたことを初めて知った。
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    北条時行に魅了されたという著者。
    過去の資料を独自の視点も織り交ぜながら、中先代の乱とその影響について評価していく一冊。
    教科書には一行くらいしか出てこない出来事だけど、
    背景含めて掘り下げられていて面白かった。
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    恐らく来年の大河ドラマを意識して出されたのだと思われる作品。鎌倉幕府が崩壊した時に実質的に権力を握っていた執権の北条一族は一族郎党の殆どが鎌倉で自害して果てたのだけれど討幕後の後醍醐天皇の政治に不満を持つ武士たちの反乱が相次ぎ最終的には討幕の中心的存在だった足利氏が後醍醐天皇を追いやって新たに幕府を...続きを読む
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    鎌倉幕府滅亡後に起きた最大級の北条与党の反乱について、その前史や他の同時期の反乱を踏まえてその全体像と歴史上の位置付けを描き出す一冊。各地で発生した北条与党の乱を詳細に検討し、全体の視点から分析した内容が興味深い。
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    鎌倉幕府滅亡から2年後に起きた、中先代の乱。
    建武政権から南北朝時代へと進行する契機となった乱の、
    あらましや内実、時流に抗う人々の動向を探る。
    序章 鎌倉幕府と北条氏  第1章 落日の鎌倉幕府
    第2章 北条与党の反乱   第3章 陰謀と挙兵-中先代の乱①
    第4章 激戦と鎮圧-中先代の乱②
    第5章 ...続きを読む
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    鎌倉幕府滅亡後の建武政権期に起こった中先代の乱とその前後の歴史の流れの中での北条一族についてが描かれている。
    北条時行についての資料があまり無いようで時行についてはそこまで描かれていない。
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    中先代の乱

    教科書に載っている事象ながら、概要にとどまることが多い事象。

    最新の研究等が載っており、非常に為になる。

    しかしながら、作者の推測が多いのが気になる。

    研究史の整理としては良い一冊ではないかと思う。
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    “中先代の乱”とは随分と地味な題材だなと思いつつ、鎌倉〜室町の中世が好きなので読んだ。
    鎌倉陥落〜南北朝、室町幕府が開かれる前まで、北条の残党
    の戦いがつづいていたとは知らない歴史でした。簡単に次の時代へと移るわけがないか。
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    資料が少ない中でよくまとめられた本だと思う。中先代の乱だけでなく、その前後の期間の細かな事件なども取り上げている。西園寺公宗の陰謀など。各地の反乱は、北条の関係者が多かったが、得宗などが統率できていたわけではなかった。
  • 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
    中先代の乱の経過や意義、北条時行の生涯を記述。資料がないためか漠然としていて印象に残らない。著者あとがきの北条時行愛がもっと伝われば面白かっただろう。