水戸岡鋭治のレビュー一覧

  • 水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン 私はなぜ九州新幹線に金箔を貼ったのか?

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    車両で話題を提供し続けるJR九州の鉄道デザインを一手に引き受ける水戸岡鋭治さんの一冊。予算面やいろんな制約がある中であれだけ尖った鉄道を生み出してきたのはすごいし、素直に感動。まして最初の頃は既存の車両を改造というか少しいじるだけで全く違った印象にしていたわけだし。
    九州新幹線も良いけど、九州はあえて新幹線でなくのんびりな旅行でよかったのかもしれないですな。最終的に彼の思いが実って寝台列車が走るのはスローライフ志向が芽生えた現代にぴったりなのかも。

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    2013年06月02日
  • カラー版 電車のデザイン

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    元々はイラストレータ。
    あるホテルの人の目に留まり、そのホテルのアートディレクションを。
    その沿線にリゾート列車を走らせる計画があり、
    JR九州にデザイン車両を提案。
    以来、色と素材に目をつけた提案で次々とヒット。

    心と体で気持ちよくなるものを作る。
    職人による木、本革、ガラス、アルミ、鉄、い草。
    自然素材を使う。プラスチックは見せない。和の感性。

    産み落とされた瞬間の自然な反応を五感で感じ取る。
    納品の最後の瞬間にも立会い、緊張感のある現場作りをする。
    一緒に仕事する世代と同じ歩幅で動く。

    デザインする前の基本認識
    1.まず考え方を決める。
    2.利用者の立場に立つ。
    3.コストパフォー

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    2013年01月23日
  • カラー版 電車のデザイン

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    水戸岡さんがデザインされた作品と、仕事観を知ることのできる一冊。

    紹介されている車両の美しさに、言葉を失います。
    車内の写真だけ見ていると、それは和の空間の建築物のようにしか見えなくて、この贅沢な空間に触れるチャンスの多い九州に住めることのありがたさを感じます。

    「人が集い、安心して心地よく過ごす時間と場所を作り出すことがデザイン」と仰る水戸岡さん。
    作品からも、その仕事観からも、学ばせていただくことがたくさんあり、目も、心も、満たされる一冊でした。

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    2013年01月06日
  • 水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン 私はなぜ九州新幹線に金箔を貼ったのか?

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    今や鉄道車両のデザイン(特にリニューアル)については第一人者となった著者。既成概念を打ち破りつつも伝統を重んじようとする感性には好意が持てる。しかしながら、九州だからこそ成功したことを軽視して、他の地方に持ち込むのはどうかと思う。

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    2012年08月07日
  • カラー版 電車のデザイン

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    JR九州の車両などのデザインを手がける水戸岡さんの著書。
    すべてのデザインが良いとは思わないが、JR東海やJR東日本には出来ないデザインに取り組む姿勢はすばらしい。

    自治大学校の講義ではじめてお目にかかり、「志」の大切さを教わったことを思い出しました。

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    2012年03月17日
  • 水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン 私はなぜ九州新幹線に金箔を貼ったのか?

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    【出会い】
    JR九州の車両に惚れて

    【概要】
    水戸岡氏が鉄道デザインに関わったきっかけから、手がけてきた仕事の事例と進め方を、インタビューの記録としてまとめている。

    【感想】
    共感するところもあれば、意外に思う考え方も。
    考え抜かれた意図が形として表れていることを、事例、特に苦労談から知った。
    こだわりと愉しみを持って仕事をしているところ、職人といえるような雰囲気を感じた。

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    2011年06月25日
  • 水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン 私はなぜ九州新幹線に金箔を貼ったのか?

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    面白くて一気に読めた。水戸岡さんがデザインする列車はとても評判がいい。それらを水戸岡さんの目線でコンセプトや理念が語られており、ひとつ一つがとても興味深い。是非とも水戸岡さんデザインの列車に乗ってみたいものだ。

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    2010年09月24日
  • カラー版 電車のデザイン

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    ● だから、和の文化の上に洋の文化を乗せる分にはいいのですが、洋の上に和を乗せるのはちょっと無理があるはずです。

    ● 「米仕事」と「花仕事」が半々ぐらいになっていれば、それは本当によい仕事なのでしょう。

    ● わたちたちは戦後、欧米的な考え方を受けたことにより、自己主張することが常識になっています。これは日本人のDNAには合わないと思っているのです。たとえば「談合」というものがあり、いま、批判にさらされています。しかし、人と人がうまくコミュニケーションをはかり、豊かな生活を送るためには、談合も悪いことばかりではないはずです。無用な戦いを避ける知恵こそ、本来の談合だととらえることはできるのでは

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    2010年04月24日
  • 鉄道デザインの心 世にないものをつくる闘い

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     いろいろなタイプの鉄道、駅などをデザインしている水戸岡さん。彼の仕事に対する想いを知ることが出来て面白かった。
     最後には、無人駅の構想まで披露されていたのが興味深かった。
     ただ、インタビューしたものを編集部が文章化したとのことで、読んでいて「あれ?」と思う箇所があり残念だった。

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    2022年10月19日
  • カラー版 電車のデザイン

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    <目次>
    第1章  作品集
    第2章  仕事の現場

    <内容>
    JR九州の列車デザインで有名になったデザイナー、木戸岡さんの本。列車に寄る本かな?と思ったが、実際は木戸岡さんの仕事への立ち位置とアドバイスの本だった。第2章は意外と熱い。印象的だったのは、列車のデザインのコンペでも、絵ではなく言葉でプレゼンをすること。その方がイメージを共有できるという。そして、仕事をきちんとすること。信頼関係を作ること。対立関係を作らないこと、など仕事に対するイメージが鋭いし、理にかなっているような気がする。

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    2022年05月01日
  • 鉄道デザインの心 世にないものをつくる闘い

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    P77 鉄道車両は椅子が命

    P96 人生は一つしかないのに、この矛盾が日本の国をダメにしているんでしょう。会社での答えと家に帰ってからの答えが違うのでは、ハッピーにならない。これが日本の、いろいろな問題を生んでいるんですよ。

    P137 勘が働くかどうかは、相手や物事に興味を持つかどうかで決まります。興味を持たない人は勘も何もない。

    P138 思っていると考えているは違う。形に出して示すことが難しい。

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    2018年03月31日
  • 鉄道デザインの心 世にないものをつくる闘い

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    映画「奇跡」に登場する鹿児島中央駅の大階段は、今はなく商業施設が建っているようです。新幹線が通って、駅前は様変わりするけれども、映画であるときが切り取られていくことも面白いことだなと思いました。

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    2015年10月11日
  • カラー版 電車のデザイン

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    日本伝統の匠の技なればこそ成せる機能美と造形美に魅せられる。外観のみならず内装にも細部への配慮とこだわりが感じられる。ユニークなもの、かわいいもの、ゆとりとぬくもりを漂わせるレトロなものなど、収められているものはバラエティに富んでおり、ほっこりほっとさせられる。

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    2012年09月09日
  • カラー版 電車のデザイン

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    新幹線800系つばめや787系リレーつばめ、883系ソニック、885系かもめから「たま電車」まで。
    話題の車両デザインを手がけ、数々の賞を受賞した水戸岡鋭治の人と仕事を一冊で紹介する。

    [ 目次 ]
    第1章 作品集(九州旅客鉄道;岡山電気軌道;和歌山電鐵;富士急行;駅舎 ほか)
    第2章 仕事の現場(仕事する日常;仕事への態度)

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    2011年06月05日
  • カラー版 電車のデザイン

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    残念なことに僕は電車のデザインにはあんまり興味がないみたい。好きな人はきっとこの写真を見ているだけで楽しいんだろうなと思いつつも面倒くさくなってしまう。デザインの意義っていうのは表層のデザインよりもむしろ意図にあると思っているので、後半の文章の方を読むことにした。読み始めは、頭よりも手を動かすことが多い人にありがちな薄っぺらい誰もが言えそうなことばっかり書いてある…とがっかりしたが、読み進めていくと少しずついい言葉が出てきて、初めあんなこと思わなければ良かったと申し訳ない気持ちになった。
    水戸岡鋭治さんという方は今日初めて知りましたが、あらゆるデザインをされてる方みたいなのですごい人なんだろう

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    2010年08月19日