加藤朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「はじめに」において、護憲派も改憲派も、戦争を他人事と捉えているという問題 として、自衛隊員は命を張って法に則り任務を遂行しているのだが、今の日本人社会は戦争は別世界の出来事であるという平和ボケだとしている。
そういう状況下、冷静ン終結後四半世紀。
以来、国際情勢の変化にもかかわらず日米の安全保障体制は維持されてきた。
しかし「今後も守って欲しければさらなる負担を」と訴えるトランプ政権の登場で、日本はアメリカとの安全保障体制の在り方そのものを問われている。
果たして日米地位協定に象徴される従属的なアメリカとの同盟関係を今後も重視する必要はあるのか?
尖閣問題、対テロ戦争、北朝鮮の動向など、激変 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
国際社会への暴力的な示威・脅迫行為である現代テロは、一九六八年のイスラエル航空機ハイジャック事件によって幕を開けた。
冷戦時代は東西の代理戦争的側面を持っていたテロだが、冷戦終結後、かえって規模が拡大し、手段も過激化している。
一般市民を巻き込む非常識的な方法で世界観の対立を表現してきたテロ。
その事例から学べることは何か。
現実のものとなりつつあるメガデス・テロを防ぐための要点を示す。
年表つき。
[ 目次 ]
序章 「目的なきテロ」の時代
第1章 テロとは何か
第2章 現代テロの始まり―一九六八年
第3章 現代テロの衰退
第4章 イスラム・テロの勃興
第5章 冷戦後のテロ― -
Posted by ブクログ
「ウクライナ戦争をどう終わらせるか?」というテーマで専門家がそれぞれエッセイを寄稿、討論した記録。「自衛隊を生かす会」事務局による「はじめに」は2023年11月の日付となっているが、10月7日以降のイスラエルのジェノサイドも急遽話題に取り入れられている。
全体的なトーンが「日本人は戦争のリアルを知らない」という問題意識に貫かれていて、それは確かにそうなのだけれど――林吉永が強調するように、自衛隊が想定する「専守防衛」とは「本土決戦」に他ならず、伊勢崎賢治が主張するように、現在も日本は朝鮮戦争が作った軍事的な枠組みの中にある――、柳澤以外の「専門家」の軍事主義的な発想が気になってしまった。 -
Posted by ブクログ
アフガニスタンのタリバンにNATO20万、アフガン軍30万+同数武装警察でも敗戦
北朝鮮2500万人を平定するには50~70万人の兵力が必要
ウクライナ4000万人には80万人以上の兵力 徴兵ではロシア国民の反対
クリミアと東部2州でウクライナを内陸国化を目的
ソ連時代の移住政策でロシア人が居住 ユーゴスラビアのセルビア人と同じ
新しい国際秩序
国連は大国のシステム
民主主義と専制主義という対立軸ではない解決
ロシアの非友好国47=世界のGPDの70% と 中国15% の対決 ロシアは2%
二項対立を正当化する欧米のイデオロギー
緩衝最前線非武装化 や 緩衝国同士の連合
ア -
Posted by ブクログ
2000年以降、9.11以降、あまり聞かない。現代ではテロの目的が、明瞭ではなくなっている。政権に対するものか、人民に対してのものか。そしてテロ行為で国家を消滅させようとしても、米国はつぶれない。むしろ国際協力により、テロを排除するために、体制が強くなる結果となった。RMA(軍事テロ)の定義は難しく。テロが起きたときに、政権交代をする場合、国家を作る手段であったり(イスラム諸国)や植民地から開放独立(インドシナ)。
原題のテロの発生は、ハイジャックから始まる。学生運動を巻き込み、過激派も登場し、世界規模となる。
日本人、日本の組織が関与した。記念碑的事件。
1外国でのハイジャックテロの元祖
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