長谷川嘉哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
冒頭の「モノ盗られ妄想」の話、私も全く知らなかったのでとても驚き、その後の「知識があれば最期の時に笑顔で見送れる」という言葉に「そう、私もこれ知らないまま誰かのお世話をすることになっていたら…」とちょっとした怖さを覚えました。
ほのぼのタッチの絵に癒されつつ、色々知っておきたくて夢中になって、気づけば一気に読みました。
・試すようなことを言って不安にさせるよりも、情報を伝えることで安心をあたえる
・周辺症状は患者の体力の低下に伴ってそれほど長くは続かない
他にも色々と示唆に富むお話があったけど、自分には特にこの2点を予め知ることができたのが良かったと感じました。 -
Posted by ブクログ
この本は認知症の患者さんとその家族がおだやかに過ごしていけるヒントを…っていう話なんだけど、それに限らず、自分のまわりの人となんとなくなかよくやっていくためにはどんな心持ちでいたらいいかってことを教えてくれる本だと思った。
大抵の諍いって「なんでこううまくいかないんだろうな」って小さなもやもやから始まって「もっとこうしてくれればいいのに」とか「なんでわたしだけが我慢しなきゃいけないんだろう」って気持ちが抑えきれなくなっておこるんだろうと思うのね。
そこで「それは仕方のないことなんだよね」って受け入れるのが最適解だって頭ではわかってはいる…わかってはいるんだけど、自分の気持ちはおさまらない。
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Posted by ブクログ
待つことが苦手になる。今まで通りを求めないのが大事。認知症になると頻繁に通帳を探す。こんなところにしまっておくと忘れると思うのだが、変更後に忘れてしまう。家電を買い替えると新しいものの使い方が覚えられず生活が立ち行かなくなることがある。ガス台は危ないので立ち消え安全装置がついたもの、もしくは電気タイプがおすすめ。
患者のわからないこと見当識障害を試すのはNG。むしろ情報を与えるコミュニケーションがよくて、孫の〇〇だよ、みたいなのがいい。
周辺症状、幻覚や徘徊、異常行動などは方っておいても一から二年で落ち着く。
グループホームは終の棲家と思って選ぼうとすると大変。いったん状況と家計にあったものを -
購入済み
読みやすかった
具体的な事例が多く、とても参考になった。
実際問題としては、それぞれの実状に応じて
臨機応変に対応する必要があり
自分なりのやり方を見つけるしかないのだけれど
認知症によってどんなことが起こるのかの全体像が把握できて
少しだけ気が楽になったような気がする。