デュランれい子のレビュー一覧
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ネタバレこれも父から。
絶対タイトルに魅かれて買ったはいいけど、「間違った~」と思った口だね。
私も「思ったのと違う!」と思ったもの。
一度も植民地になったことのないアジアの小国は少ない。
その、植民地になったことがないという事実が日本にどういう影響を与えたのか。
歴史的にそれを解明する。
というのを期待していたのだけど、違った。
これはスェーデン人と結婚してオランダに住む日本人女性の日常雑記なのだった。
ヨーロッパは国同士の交流も頻繁だし、移民を受け入れているとアジアやアフリカ系の人も多く住む。
その中で異文化コミュニケーションの面白さだったり、外国人が見る日本人の姿がどうとらえられているかとい -
Posted by ブクログ
十年前の本だということを念頭に置いて、軽く読むつもりだったが面白かった。
西欧の人は果敢に歴史の話をするのが日本人と大きく異なるところだと思う。なぜ日本はあんな残虐な戦争を仕掛けたのかといきなり問われ、面食らわずに英語で冷静に答えられる日本人は少ないのではないだろうか。私も自分の意見が確立しておらず(時と共に答えも変わっておかしくないとは思うが)ましてや英語でとなると全く言葉が出て来ない…。
個人的には日本は植民地にこそなったことはないが悲しいことに米国の属国だと思っているのでタイトルにちょっと違和感はあったが、海外在住者の話は勉強になることが多いと改めて教えてくれる一冊だった。 -
Posted by ブクログ
日本人が知らない「外国人が見た日本」
うんうん、なるほど。分かりやすい語り口で面白おかしく学ぶことができた。外に出ないと分からないナカのこと……って、あるやあね、確かに。
どちらが正しいかではなく、文化の違いがそこにある……ということを心に留め置くのも、異文化理解の第一歩となるのだろう。お互いに。
かなり仲の良い夫婦であろうことがひしひしと伝わってくるのだが、それでもなお、互いの生きてきたモノの違いへの驚きが多数紹介されている。こんなに知的でかつ仲良しな夫婦でさえこれなのだから、国際結婚とはいかに難しいものなのか……と。
★4つ、8ポイント。
2016.11.14.古。
※“子育て観 -
Posted by ブクログ
ヨーロッパに長く暮らす国際結婚の筆者が語る、日本とヨーロッパの違いについての一冊。タイトルは直接的には旧植民地出身者から"あなたのマスターズ・カントリーは?"と聞かれたエピソードからだろうが、本質的にヨーロッパ文明の枠外で独自性を保って今日まで至った日本の姿を表現したものだろう。
上記の一件について個人的には、植民地支配を受けなかった国が日本含め片手に足りるほどしかないことは知っていたが、旧植民地の人たちに旧宗主国への意識がそんなに残っているものだとは知らなかった。
ヨーロッパ人のそういうことへの鈍感さや、日本への一方的な言い分などマイナス面も含め、日欧双方の違いを筆者の経 -
Posted by ブクログ
若干の個人的な意見感が否めないが、面白く読めた。
■メモ
・カミカゼは自爆テロとして、フランス等で使われる
・日独伊は第二次大戦の敗戦国。テロの好きな国民。
・日本、タイ、エチオピアは植民地経験がない(マスターズカントリーがなき)
・昔から日本人は清潔で、バテレン(宣教師)たちは日本人に会う時は風呂入って清潔にするようにした。体臭臭いやつの話は聞きたくないと思われるから。
・偏見を持たない日本人。信長は地球が丸いと言われて、即座に納得した。
・日本人の八百万の神の文化。
・南蛮人の由来の一つは、昔土足であがってきて、ナイフで食事するから
・フランスは2週間のバカンスが法律で決まってる
・ヴ