伊藤昌亮のレビュー一覧

  • 曖昧な弱者の時代

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    タイトルから惹かれ、手に取った本だったが、曖昧な弱者が数十年間社会で見過ごされてきた存在だということに改めて気付いた。
    また、マイノリティである明白な弱者と、経済的に大きな恩恵を被ることがなかった層である曖昧な弱者を、どう両立して支援していくか、出口のある分断にどう持っていくか、これは日本で暮らしをする上で自分事として真剣に考えたいと思った。
    最近の選挙についての方向性や各党の支持層の考えも分かったので、とても勉強になった。

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    2026年07月04日
  • 曖昧な弱者の時代

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    著者はリベラルによって救われなかった弱者を「曖昧な弱者」と名づけ、ひろゆき、山上徹也、石丸、参政党、国民民主党、高市早苗などの比較的タイムリーなニュースとの関連を述べている。非常にわかりやすく解説してくれているので、内容についての詳細は控える。

    やや消化不足だった点について。第1章から第4章までを読んでも、いまいち曖昧な弱者に対する著者のスタンスがわからず、第5章でそれがはじめて明らかになる。著者は曖昧な弱者の主張(デモ)に対して、どんなに荒唐無稽な主張だとしても、彼らを包摂していくこと、ともに解決を図っていくことが重要だと述べている。これには納得。しかし、第7章で突然、今まで述べられてこな

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    2026年07月02日
  • 曖昧な弱者の時代

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    ネタバレ

    第7章の図7-1と7-2は、現在における対立軸を図式化できてると思う。ただし、文化闘争から経済闘争に置き換える議論は特段新しいわけではないと思うが。けど、少なくとも、現状の説明として図は一定程度参考になると思う。

    内容を、以下で簡単に整理してみる。

    「曖昧な弱者」として想定されてるのは、非正規雇用者、中小企業社員、自営業者などの経済的にロウアーミドル層に分類される人々だという。彼らは、「明白な弱者」としての女性や外国人といったマイノリティと、その権利を守るリベラル派を敵対視し、それらと敵対する勢力と結託しているという。その勢力として挙げられてるのが、ひろゆきや高市総理などだという。彼らが「

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    2026年07月01日
  • 曖昧な弱者の時代

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    貧困者や被差別者など"明白な弱者"には含まれないが、決して恵まれた立場ではない"曖昧な弱者"という定義はとても腑に落ちた。ロスジェネ世代としては我々にもっと手を差し伸べてくれとは思いますが、自分より弱いものを見つけて叩くという社会は不毛でしかない…。

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    2026年06月29日
  • 曖昧な弱者の時代

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    目まぐるしく変わる政治
    一瞬でヒーローになった人がもう消えたり
    様々な政党が
    躍進したかと思うと
    たちまちリーダーが叩かれたり

    憎悪 敵意 ばかりじゃ
    良き方向には進んでいかない





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    2026年06月22日
  • 曖昧な弱者の時代

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    令和の若者はなぜ熱狂し、信奉するのか。

    ひろゆき、石丸伸二、参政党、そして高市早苗...

    なぜ彼らは社会を動かしたのか。
    本書ではそこに「曖昧な弱者」という要素を見出すことでこれらの"旋風"に共通点を見出していく。




    時代の潮流が掴みにくくなったとされる令和の時代、
    大衆から個人へと消費や関心が変化した時世において、もはや全体を可視化しながら巻き込むことができる手段は非常に少ないだろう。

    しかし、我々が細分化されていると考えられてきた思考は、意外にもその背景の陰で強大な世論を築きあげている。


    本書の表題でもある「曖昧な弱者」。
    本書においてはこう定義されてい

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    2026年06月18日
  • 曖昧な弱者の時代

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    「明白か?曖昧か?」、その補助線を引くだけで、世界がこんなに観察できるようになるとは!多くの方に「必読」と言わせたのも納得の一冊。
    リベラルと自認する潮流がなぜ人気ガタ落ちなのか。高市政権や参政党の跳躍とそこにくすぐるドグマを、キーワードひとつで浮かび上がれせる技が凄い。一方で、まさに「曖昧」がゆえに、実際どうする?の議論にはとっつきにくさもあり、伊藤先生が打ち出した補助線を、僕らがどう活かしていくかには、またひとつ発明が必要な気もしている。取り急ぎ、いち商売人として、補助線を意識しながら、この社会に参加しながら、答え合わせしていきたい。

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    2026年06月12日
  • 炎上社会を考える 自粛警察からキャンセルカルチャーまで

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    軽い気持ちでやったことや、意図していないことにフォーカスが当たることで、起こりうる「炎上」は今や聞き慣れた言葉だが、丁寧に考察してみるとその構造や原因は単純なものではなく、捉え方も難しい。

    本書では単に「不祥事」としての「炎上」と片付けるのではなく、時代の変化やネオリベラリズムをはじめとした思想の影響と関連づけて、社会における炎上を考える機会を与えてくれる。

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    2022年01月22日
  • フラッシュモブズ : 儀礼と運動の交わるところ

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    No.609
    フラッシュモブとは瞬間的な群衆という意味。
    それをまじめに論じているところが興味深い。
    これもひとつのことを成し遂げる組織形態。

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    2014年03月30日
  • 曖昧な弱者の時代

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    プログラミング思考を学生が卒論にすることが多い理由が、ひろゆきなどのプログラマーから金持ちになったネット長者が、その成功の理由として、様々な能力が育成されるという予想でしかないことであることがわかる。実際はプログラムに長けた若者が使い古されてノイローゼになってお遍路をまわったり、会社をやめてオーストラリアにワーホリに来たりしている失敗例が多く、ほんの僅かしかいない成功例に基づいている。それは本書には書かれていないが、今の選挙や山上被告などについての「世界」での投稿を集めた新書であるためかもしれない。

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    2026年08月26日
  • 曖昧な弱者の時代

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    ・「明白な弱者」と「曖昧な弱者」の乖離
    従来の福祉やリベラル勢力は、障害者、貧困層、マイノリティといった制度的に可視化された「明白な弱者」を救済対象としてきた。一方で、中間層から転落しかけて生きづらさを抱えながらも公的支援から漏れる層が大量に発生し、これが「曖昧な弱者」を形成している。

    ・不満の矛先と「弱者叩き」の構図
    支援から取り残された「曖昧な弱者」は、「自分たちばかりが損をしている」という不公平感を募らせる。その怒りは支配層や構造ではなく、支援を受けている「明白な弱者」や彼らを擁護するリベラル派へと水平に向かい、SNS上での激しい弱者バッシングや分断を引き起こす。

    ・現代社会現象の解

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    2026年08月17日
  • 曖昧な弱者の時代

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    貧困層ってほどではない。仕事もある。だけど、なんだか毎日大変で救われない。そんな曖昧な弱者が増えていて、本当の弱者を攻撃し、それが正当化されてしまっている。その根底にあるのは「俺だって/私だって大変なのにあいつらばっかりずるい」という気持ち。誰もが抱えうる気持ちだからこそ解決が難しい。曖昧な弱者層を政治でどのように制度設計して守っていけば良いのか、これだという答えは無いけれど、この層の声を無視し続けると社会がなお一層不寛容で殺伐としてくると思うと放っておくのは危険だなあ。

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    2026年08月16日
  • 曖昧な弱者の時代

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    ネタバレ

    日本の現状を政治的な出来事、インフルエンサー、事件から読み解く本書。まず自分が政治についてあまりに、無知であることを知った。その上で左右、上下、新旧対立。リベラル、ネオリベラルなどいろんな立場の考えを知ることができた。
    曖昧な弱者という言葉を定義することで、明白、曖昧、弱者、強者という切り取り方で今の日本の現状を、紐解いていく。ごちゃごちゃしていたものが読み進める中で、少しずつ整理されていくのが快感であった。
    思ったことは、人はやはり、自分が可愛くて、無いものねだりする生き物であるということ。近年、メディアの発達もあり、人の立場みたいなものが多様化して、今まではっきりしてなかったものがどんどん

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    2026年08月08日
  • 炎上社会を考える 自粛警察からキャンセルカルチャーまで

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    言葉の暴力に過ぎない炎上は、何とか抑える事が出来ないのか、インターネットは自由な言論空間であるべきなのに、言いたい事も言えない、不自由で不毛な場所になってしまった。それが、どんどんエスカレートし、アテンションエコノミーにより、炎上させたもの勝ちになってしまった。うまく秩序を取り戻す方法は無いのもか、、、

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    2026年05月25日
  • 炎上社会を考える 自粛警察からキャンセルカルチャーまで

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    独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
    なかなかおもしろかったです。
    ネット空間は、人間の本性も可視化されたってことなんだろうなと思いました。
    リア充はたぶん、ネットなんて使っている暇ない・・・。
    (使うとすれば、自分の儲けになるPRのために使う)

    著者の伊藤先生がネットで「弱者男性」に関するインタビューを受けている記事を読んだのですが、そこで言われる「弱者男性」って、ヘテロ男性のことなんだなと、ヘテロではない自分は思ったのでした。
    本当の弱者はきっと、声も出さずに静かに溺れていくように思われるので、顕在化されることはないのかもしれません。

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    2024年06月09日