伊藤昌亮のレビュー一覧
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著者はリベラルによって救われなかった弱者を「曖昧な弱者」と名づけ、ひろゆき、山上徹也、石丸、参政党、国民民主党、高市早苗などの比較的タイムリーなニュースとの関連を述べている。非常にわかりやすく解説してくれているので、内容についての詳細は控える。
やや消化不足だった点について。第1章から第4章までを読んでも、いまいち曖昧な弱者に対する著者のスタンスがわからず、第5章でそれがはじめて明らかになる。著者は曖昧な弱者の主張(デモ)に対して、どんなに荒唐無稽な主張だとしても、彼らを包摂していくこと、ともに解決を図っていくことが重要だと述べている。これには納得。しかし、第7章で突然、今まで述べられてこな -
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ネタバレ第7章の図7-1と7-2は、現在における対立軸を図式化できてると思う。ただし、文化闘争から経済闘争に置き換える議論は特段新しいわけではないと思うが。けど、少なくとも、現状の説明として図は一定程度参考になると思う。
内容を、以下で簡単に整理してみる。
「曖昧な弱者」として想定されてるのは、非正規雇用者、中小企業社員、自営業者などの経済的にロウアーミドル層に分類される人々だという。彼らは、「明白な弱者」としての女性や外国人といったマイノリティと、その権利を守るリベラル派を敵対視し、それらと敵対する勢力と結託しているという。その勢力として挙げられてるのが、ひろゆきや高市総理などだという。彼らが「 -
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令和の若者はなぜ熱狂し、信奉するのか。
ひろゆき、石丸伸二、参政党、そして高市早苗...
なぜ彼らは社会を動かしたのか。
本書ではそこに「曖昧な弱者」という要素を見出すことでこれらの"旋風"に共通点を見出していく。
時代の潮流が掴みにくくなったとされる令和の時代、
大衆から個人へと消費や関心が変化した時世において、もはや全体を可視化しながら巻き込むことができる手段は非常に少ないだろう。
しかし、我々が細分化されていると考えられてきた思考は、意外にもその背景の陰で強大な世論を築きあげている。
本書の表題でもある「曖昧な弱者」。
本書においてはこう定義されてい -
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「明白か?曖昧か?」、その補助線を引くだけで、世界がこんなに観察できるようになるとは!多くの方に「必読」と言わせたのも納得の一冊。
リベラルと自認する潮流がなぜ人気ガタ落ちなのか。高市政権や参政党の跳躍とそこにくすぐるドグマを、キーワードひとつで浮かび上がれせる技が凄い。一方で、まさに「曖昧」がゆえに、実際どうする?の議論にはとっつきにくさもあり、伊藤先生が打ち出した補助線を、僕らがどう活かしていくかには、またひとつ発明が必要な気もしている。取り急ぎ、いち商売人として、補助線を意識しながら、この社会に参加しながら、答え合わせしていきたい。 -
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・「明白な弱者」と「曖昧な弱者」の乖離
従来の福祉やリベラル勢力は、障害者、貧困層、マイノリティといった制度的に可視化された「明白な弱者」を救済対象としてきた。一方で、中間層から転落しかけて生きづらさを抱えながらも公的支援から漏れる層が大量に発生し、これが「曖昧な弱者」を形成している。
・不満の矛先と「弱者叩き」の構図
支援から取り残された「曖昧な弱者」は、「自分たちばかりが損をしている」という不公平感を募らせる。その怒りは支配層や構造ではなく、支援を受けている「明白な弱者」や彼らを擁護するリベラル派へと水平に向かい、SNS上での激しい弱者バッシングや分断を引き起こす。
・現代社会現象の解 -
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ネタバレ日本の現状を政治的な出来事、インフルエンサー、事件から読み解く本書。まず自分が政治についてあまりに、無知であることを知った。その上で左右、上下、新旧対立。リベラル、ネオリベラルなどいろんな立場の考えを知ることができた。
曖昧な弱者という言葉を定義することで、明白、曖昧、弱者、強者という切り取り方で今の日本の現状を、紐解いていく。ごちゃごちゃしていたものが読み進める中で、少しずつ整理されていくのが快感であった。
思ったことは、人はやはり、自分が可愛くて、無いものねだりする生き物であるということ。近年、メディアの発達もあり、人の立場みたいなものが多様化して、今まではっきりしてなかったものがどんどん -
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独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
なかなかおもしろかったです。
ネット空間は、人間の本性も可視化されたってことなんだろうなと思いました。
リア充はたぶん、ネットなんて使っている暇ない・・・。
(使うとすれば、自分の儲けになるPRのために使う)
著者の伊藤先生がネットで「弱者男性」に関するインタビューを受けている記事を読んだのですが、そこで言われる「弱者男性」って、ヘテロ男性のことなんだなと、ヘテロではない自分は思ったのでした。
本当の弱者はきっと、声も出さずに静かに溺れていくように思われるので、顕在化されることはないのかもしれません。