青木美智男のレビュー一覧

  • 全集 日本の歴史 第10巻 徳川の国家デザイン
    [ 内容 ]
    戦国時代に終わりを告げた徳川の治世。
    徳川社会の成立には政権づくりの巧みな手腕があった。

    [ 目次 ]
    はじめに 徳川の日本人
    第1章 京都と天下人
    第2章 首都と城下町の建設
    第3章 村づくりの諸相
    第4章 神国日本と「国民」
    第5章 農と自然の風景
    第6章 内国のネットワーク
    ...続きを読む
  • 全集 日本の歴史 第7巻 走る悪党、蜂起する土民
    歴史好きというと戦国、幕末がメインのようだが、通が好むのはだんぜん鎌倉末期である(←根拠なし)。が、読み物としておもしろいというものではないし、内容にも「おお!」と思わせるものがなかった。タイトルがけっこうドラマティックなだけに残念である。やっぱり読むものはおもしろくないと。全体に教科書みたいな感じ...続きを読む
  • 全集 日本の歴史 第16巻 豊かさへの渇望
    自分が生きてきた時代の歴史というのは
    案外、灯台下暗しである。
    中学校、高校の日本史でもたいがい現代史のところは
    ほとんど時間が足りなくなって、はしょられることが多い。
    同時代の価値を定義することは、なかなか難しい。

    小学館の「全集 日本の歴史 全16巻」は
    小学館創立85周年記念出版。
    新視点で...続きを読む
  • 全集 日本の歴史 第5巻 躍動する中世
    五味先生の中世史総括本。政治の仕組みとしての談合の役割、特に評定から寄り合いへの政治の型の変化を見ていると、昨日までの民主党内閣の成立を見ているよう。それでも、自民党のように官僚制度の外側でインナー(談合仲間程度の意味です)を形成し、党・政府分離型の意思決定をした自民党に対し、(小沢氏を除いて)内閣...続きを読む
  • 全集 日本の歴史 第7巻 走る悪党、蜂起する土民
    小学館のシリーズは講談社に比べ内容が子供向けなのだろうか。新視点というより落ち穂拾いの感あり。
    それでも、寺社や日記を中心にした資料の精査は良かった。
    体系的に何かを論じる書物ではなかったが、「見えないところに光を当てる」という側面は十分に感じされた。
    体系的ではないが、時系列を追っているので、教科...続きを読む
  • 全集 日本の歴史 第7巻 走る悪党、蜂起する土民
    個人的にはあまり評価は高くありません。

    講談社の該当分野の方が評価としては圧倒的に良い様に思います。
    1時間ほどであっさり読んでしまいました。さっくり通史を当たっていますが、それ以上でもそれ以下でもないというのが感想です。
  • 全集 日本の歴史 第1巻 列島創世記
     著者の松木武彦さんは1961年生まれ。
     つまり、2008年現在段階でまだ47歳。
    この若さで『日本の歴史』を執筆するとは、おそれいります。
     さて、ページを開くと、まず文字が大きいですね〜(笑)。
     少し大きすぎるとも思いますが、これは編集の方針なので仕方ないです。
     内容的には結構、斬新で、歴...続きを読む