須川邦彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「須川邦彦」の『無人島に生きる十六人』を読みました。
「須川邦彦」が東京高等商船学校の実習生だったときに教官であった「中川倉吉」先生が自分の体験談として話されたことを物語にしたものです。
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大嵐で船が難破し、僕らは無人島に流れついた!
明治31年、帆船「龍睡丸」は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁のちっちゃな島に漂着した。
飲み水や火の確保、見張り櫓や海亀牧場作り、海鳥やあざらしとの交流など、助け合い、日々工夫する日本男児たちは、再び祖国の土を踏むことができるのだろうか?
名作『十五少年漂流記』に勝る、感動の冒険実話。
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Posted by ブクログ
なりゆきで、沖縄で潜水業の手伝いを半年ほどすることになりました。海に出られる日は船を出してタンクを背負い、潜ります。
海が少し身近になってきた、そんな時に行った整体に本書が置いてあり読みました。
漂流記と言うと、飲水がなく食べ物がなくなり病気になり…その後は語るも悲惨な物語を思い浮かべますが、本書は最後まで痛快。勿論ハッピーエンドです。
あまりにうまく出来すぎていて、フィクションじゃないかと思いますが実話のようです。(勿論脚色はあるのでしょうが)
勤勉で真面目、思いやりとユーモアを常に持ち続けた海の男達の話です。さらっと読めて良い気持ちになれます。前向きになりたいときにおすすめです。
十 -
Posted by ブクログ
児童向けなのかな?
明治時代の実話らしいが、太平洋の無人島に流れ着き、永遠に助からないかもしれないのに、16人すべてがすべて前向きで、明るい。船長の言いつけを守り、規律正しく、明るく、労働して、怠けるもの、泣き言を言うものは一人もいない。本当ならば奇跡のようだが、もともとは講談社から昭和初期に出た本(児童向け?)なので、こういう書き方なのでは?
新潮文庫の裏表紙の作品紹介は日本男児たち、とか僕らはとか言う書き方だが、16人は皆大人である。椎名誠も解説で「十五少年漂流記」ならぬ「十六人おじさん漂流記」と書いているのに、これは違うんじゃないだろうか? -
Posted by ブクログ
船舶航海関係者で著作家の須川邦彦さんによる、明治31年に実際におきた遭難から帰還までの冒険小説。昨年は、舞台化されているようです。そして、椎名誠さんが選ぶ漂流記のNo.1。
太平洋資源調査中の帆船が、大嵐で難破して、(水無し、食無し、樹木無し)の小さな無人島に、全員無事漂着する。乗員は、帰化人も含む全員日本人。船長から見習いまで、年齢もさまざま。彼らは、島の中で規律を守り、悲観する事なく、節約と創意工夫に励んで、日々を乗り越える。
規律1:島で手に入る物で暮らす
規律2:できない相談を言わない
規律3:規律正しい生活をする
規律4:愉快な生活を心がける
この規律は、現代でも活用できそうですね。 -
Posted by ブクログ
明治から昭和初期にかけての軍国主義下にある価値観が反映された書きぶりが見られ、内容に多少の脚色はあろうが、資源に乏しい無人島で知恵を絞り創意工夫を重ね、16人もの男たちが総員、数ヶ月を生き抜いて帰還する様には、素直に驚愕する他ない。
私のようなやわな現代人なら1週間も保つかどうか…心身ともに屈強な当時の海の男たちの高いサヴァイヴァル力に、心底感服。
また、こういった有事においては、リーダーさえ有能であれば、滅私奉公、上意下達の構造がとても有効に働くのだろう、ということも分かる。
読後に振り返れば、例えば「エンデュアランス号漂流」や「大西洋漂流76日間」といった海外の漂流記に比べ、事の深刻さを -
購入済み
悪くは無いが中途半端
読み易くしたらしいが、却って読み難い文章になってた。
ちょっと新聞に話題が出てたから読んでみたけど、
面白さはそこそこ伝わるが、漢字変換や平仮名表記に多々難有り。
漢字にすべきところが平仮名で、平仮名か片仮名にすべきところが漢字なのが読み難い。
これならいっその事、原文のままの方が良かった印象。
中途半端は良くない。