佐藤けんいちのレビュー一覧
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ネタバレ23.就活が上手くいかないときの私と重なり、ただ立ち止まって挫けるのではなくその時できる最善の方法を模索するべきだった。「運命」を信じていない訳ではなかった。落ちても縁がなかったのだ、と考えてはいたもののどこかで落ち込んで、未来を暗くして不安を感じていた。「自発的に」という意識が私には無かった為、一度試みてみようと思う。
32.美しいものに賞賛はいらない。軸・信念を持っている自分に自信があるのにも関わらず、他人からの評価が気になるのは何故か。本当に綺麗な心で美しさを持っている自信さえあれば他人からの評価がなくて良いのではないか。そう思わされた一言だった。
評価に執着することで、心も醜くなることは分かりきっている。他人からの評価の必要性を問われた。 -
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時は過ぎ去り二度と戻ってこない
人生最後の仕事であるかのように取り組め
失われるのは現在のこの一瞬だけだ
いま、この現在という瞬間だけが重要だ
すべては一瞬のできごとにすぎない
この瞬間はあっという間に過去になる
コントロールできるのは現在だけだ
「未来でも過去でもない、現在だけがわたしの心を圧迫するのだ。その圧迫だって、それだけを切り離してしまえば、どうでもいいほど小さなものになってしまう。
人間の一生などほんの一瞬だ
形あるものも記憶も、すべて消え去ってゆく
いま存在するものが将来の種子になる
変化しないものは役に立たない
まったくあたらしいものなどなにもない
過去を知れば未来は予見できる
それぞれ異なるやり方で協同している
できごとを非難して反対し妨げようとする人もまた、無意識のうちに大いに協同しているのだ。というのも、宇宙はそんな人たちであっても必要としているからだ。
宇宙ではすべてがつながっている
人生は短いが世代交代で引き継がれてゆく
運命がもたらすものを歓迎せよ
生じることはすべて、宇宙の始まりから宿命として織り込みずみだ。
運命は処方されている
私たちもまた名医の処方せんにしたがって、ものごとを受け取ろうではないか。 たとえ「良薬口に苦し」だとしても、
君の身の上になにが起ころうと、それがはるか永遠の昔から、そうなると定められていたのである。
理性をもつ動物、つまり人間だけが、納得したうえで自発的に運命にしたがうことができる。それ以外の生き物は、生け贄のブタのように、ただ服従するだけだ。
世の中に生じることに不思議はない
自然にしたがって生きよ
起こることはすべて自然なことだ
あらゆるものに共通する自然は、耐えられないものを君にもたらしはしないからだ。
評判など無意味だ
山頂に一人いるかのように生きよ
ここで生きようが、かなたの山頂で生きようが、宇宙全体を自分が住んでいる国と考えれば、どこであろうとなんの違いもないではないか。
ものごとは、あるがままの姿で見ることが重要だ。
美しいものはみな、それ自体が美しい。賞賛しようがしまいが、それ自体で完結している。
ほんとうに美しいものは、ほかにはなにも必要としない。
ものごとがまことしやかな印象をもって立ち現れるときは、横たえて丸裸にし、いかに取るに足らないものかをよく観察し、礼賛することばをすべてはぎとってしまわなくてはならない。
「内なる精神」より重要なものはない
心のなかに隠れ家を持て
いつも考えていることが精神をかたちづくる
心を乱す原因は自分にある
いらだちは向こうからやってくるのではない。なんらかの形で君のほうがそこに向かっているのだ。だから、それが善いとか悪いとか判断するのは止めたほうがいい。
思い込みを捨てよ
欠点がある人も自分の同族なのだ
だから、お互い邪魔しあうことは自然に反することになる。
思い込みを捨てれば不平は消える
思い込みを消し去れば穏やかになる
善悪の判断は行動で示される
自分の力でまっすぐに立て。他人の力で立たせてもらうな。 -
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「誰か悪事をなしたのか?いや、その人は自分自身に悪事をなしているのだ。」
「ものごとがまことしやかな印象をもって立ち現れるときは、横たえて丸裸にし、いかに取るに足らないものかをよく観察し、礼賛することばをすべてはぎとってしまわなくてはならない。」
「いつも考えていることが精神をかたちづくる」
「なんと恥ずべきことか!わが人生では肉体がまだもちこたえているというのに、魂のほうが先にくたばってしまうとは。」
「思い込みを捨てれば不平は消える」
「苦痛と思うから苦痛になる」
「他人には、その人なりの判断基準があって、その基準にしたがって発言し、行動するからだ。」
「苦痛には限界があり、苦痛を増大させるのは想像力だということを記憶さえしておけば、苦痛は耐えられないものでも永久につづくものでもない」
「熱中している内容で人間の価値は決まる」
「肉体も安定しているべきだ」
これまで読んできた啓発本と同じような内容も含まれており、賢者の思考はやはり同じ道筋を辿るのだなと感心した。
自助論は成功者の苦労話を集めた、こちらを奮起させる内容であったが、自省録の方はより日常的で、具体的で、リアリティがあったと思う。納得できる言葉が多く、とても為になった。 -
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マルクス・アウレリウスは、紀元2世紀に生きた
実在のローマ皇帝だ。自省録は、彼が遺した瞑想記録ノートである。
本書は、全部で9章から構成される。各章においてテーマがあり、そのテーマに関連するマルクス・アウレリウスの言葉が収録されている。
この本には金言が散りばめられているが、個人的に特に印象的な10フレーズを記載する。
★変化しないものは、役に立たない。
★人の役に立つことが、自分の利益となる。
★腹を立てるのは、弱さの現れだ。
★不得意なことでも、習熟できる。
★最後の瞬間まで輝きつづけよ
★いま、この現在という瞬間だけが重要だ。
★自分の力でまっすぐに立て
★与えられた役割に満足する
★失敗したら、戻ってくればいい。
★他人から非難されても、気にしない。
以上、10個のフレーズを選んだ。全体的に強硬な印象を受けるが、マルクスの性格が反映されているのだろうか。
本書を通じて、時としてテイストの異なる言葉は、自己の幅を広げてくれる気がした。
深淵なる言葉の持つ力を感じざるを得ない。 -
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自分がたまたまかもしれませんが、ストア派哲学の本は、本書のように分かりやすいように短文でまとまっているが故に、逆にその教えの背景まで理解できない事が多いような気がします。
読んでいる時はなるほどと思っても、次の本を読んでしまうと覚えていなくて、あまり自分の血肉にならないと言うか…
編者の全文にはキリスト教の影響は皆無と書いてありますが、旧約聖書のコヘレトの言葉や場合によっては新約聖書のローマ人への手紙のパウロの教えにも通じる部分があったかと思います。
都合の良い考えかも知れませんが、2000年前の地中海世界の宗教や思想が影響し合っているのは当然で、ストア派哲学でもキリスト教でも、自分が他者と生きるための指針となるのであれば、それを否定する必要はないのではないか?と思いました。 -
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ネタバレ目次
・「いま」を生きよ
・運命を愛せ
・精神を強く保て
・思い込みを捨てよ
・人の助けを求めよ
・他人に振り回されるな
・毎日を人生最後の日として過ごせ
・自分の道をまっすぐに進め
・死を想え
こういうのって一気に読むものではなく、少しずつ心にためながら読むものだよなーと思ってお風呂読書の友にしていましたが、読んでいる時には「うんうん」と思っていたはずなのに、読み終わるとあんまり覚えていないのはなんでだろう。
多分、人に読ませるために描いたものではなく、自分自身が読むためのものだから、大事なことは何度も何度も繰り返し出てくるし、ごくあっさりとした記述も多い。
要は、自分に分かればいいというものだから。
とにかくストイックで、人生に楽しみをもとめない皇帝だったのである。
そして自分には厳しくて、他人には優しい。(甘いわけではない)
善く生きたい。
その思いが強いのだろう。
特に強い思いは章タイトルになっているものだと思う。
けれど、超訳であり生薬である本書は、入門編としてはいいのかもしれないけれど、これで「自省録」を読んだ、にはならない。
省略された部分に編者の思想がどうしても入ってしまうから。
本当にマルクス・アウレリウスが何をどう考えていたのかを知りたかったら、やっぱり岩波文庫とかそこらへんのを読むべきと思った。
何しろあまりにも軽すぎた。 -
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この本の内容はまだ自分には少し難しい部分もあって、理解しきれないところもあった。しかし、若いうちにたくさんの経験を積んで、いつかこの内容をもっと深く理解できるようになりたい。
他人の評価を気にせず、自分が正しいと思う道を突き進む重要性を実感する作品だった。彼の言葉は一見厳しそうだが、その厳しさの中にも優しさが感じられ、特に『死を恐れるな』という言葉が印象に残った。自分にはとことん厳しかったマルクスだったけど死を恐れるなって沢山書いてあったことから見ると、マルクス自身も死が怖かったから自分を戒めるために死を恐れるなって何度も書いていたのかな。マルクスの精神力の強さを実感するとともに、五賢帝最後の皇帝である偉人である彼も、私たち現代人と同じような感情を抱えることもあったんだなと感じる一冊だった。