感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年02月24日
時は過ぎ去り二度と戻ってこない
人生最後の仕事であるかのように取り組め
失われるのは現在のこの一瞬だけだ
いま、この現在という瞬間だけが重要だ
すべては一瞬のできごとにすぎない
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この瞬間はあっという間に過去になる
コントロールできるのは現在だけだ
「未来でも過去でもない、現在だけがわたしの心を圧迫するのだ。その圧迫だって、それだけを切り離してしまえば、どうでもいいほど小さなものになってしまう。
人間の一生などほんの一瞬だ
形あるものも記憶も、すべて消え去ってゆく
いま存在するものが将来の種子になる
変化しないものは役に立たない
まったくあたらしいものなどなにもない
過去を知れば未来は予見できる
それぞれ異なるやり方で協同している
できごとを非難して反対し妨げようとする人もまた、無意識のうちに大いに協同しているのだ。というのも、宇宙はそんな人たちであっても必要としているからだ。
宇宙ではすべてがつながっている
人生は短いが世代交代で引き継がれてゆく
運命がもたらすものを歓迎せよ
生じることはすべて、宇宙の始まりから宿命として織り込みずみだ。
運命は処方されている
私たちもまた名医の処方せんにしたがって、ものごとを受け取ろうではないか。 たとえ「良薬口に苦し」だとしても、
君の身の上になにが起ころうと、それがはるか永遠の昔から、そうなると定められていたのである。
理性をもつ動物、つまり人間だけが、納得したうえで自発的に運命にしたがうことができる。それ以外の生き物は、生け贄のブタのように、ただ服従するだけだ。
世の中に生じることに不思議はない
自然にしたがって生きよ
起こることはすべて自然なことだ
あらゆるものに共通する自然は、耐えられないものを君にもたらしはしないからだ。
評判など無意味だ
山頂に一人いるかのように生きよ
ここで生きようが、かなたの山頂で生きようが、宇宙全体を自分が住んでいる国と考えれば、どこであろうとなんの違いもないではないか。
ものごとは、あるがままの姿で見ることが重要だ。
美しいものはみな、それ自体が美しい。賞賛しようがしまいが、それ自体で完結している。
ほんとうに美しいものは、ほかにはなにも必要としない。
ものごとがまことしやかな印象をもって立ち現れるときは、横たえて丸裸にし、いかに取るに足らないものかをよく観察し、礼賛することばをすべてはぎとってしまわなくてはならない。
「内なる精神」より重要なものはない
心のなかに隠れ家を持て
いつも考えていることが精神をかたちづくる
心を乱す原因は自分にある
いらだちは向こうからやってくるのではない。なんらかの形で君のほうがそこに向かっているのだ。だから、それが善いとか悪いとか判断するのは止めたほうがいい。
思い込みを捨てよ
欠点がある人も自分の同族なのだ
だから、お互い邪魔しあうことは自然に反することになる。
思い込みを捨てれば不平は消える
思い込みを消し去れば穏やかになる
善悪の判断は行動で示される
自分の力でまっすぐに立て。他人の力で立たせてもらうな。
Posted by ブクログ 2022年09月27日
「誰か悪事をなしたのか?いや、その人は自分自身に悪事をなしているのだ。」
「ものごとがまことしやかな印象をもって立ち現れるときは、横たえて丸裸にし、いかに取るに足らないものかをよく観察し、礼賛することばをすべてはぎとってしまわなくてはならない。」
「いつも考えていることが精神をかたちづくる」
...続きを読む「なんと恥ずべきことか!わが人生では肉体がまだもちこたえているというのに、魂のほうが先にくたばってしまうとは。」
「思い込みを捨てれば不平は消える」
「苦痛と思うから苦痛になる」
「他人には、その人なりの判断基準があって、その基準にしたがって発言し、行動するからだ。」
「苦痛には限界があり、苦痛を増大させるのは想像力だということを記憶さえしておけば、苦痛は耐えられないものでも永久につづくものでもない」
「熱中している内容で人間の価値は決まる」
「肉体も安定しているべきだ」
これまで読んできた啓発本と同じような内容も含まれており、賢者の思考はやはり同じ道筋を辿るのだなと感心した。
自助論は成功者の苦労話を集めた、こちらを奮起させる内容であったが、自省録の方はより日常的で、具体的で、リアリティがあったと思う。納得できる言葉が多く、とても為になった。
Posted by ブクログ 2023年11月20日
超訳ということで読みやすいです。その分、表面的に読めてしまうので、言葉は味わう感じではなく、重みにかける感じです。ローマ皇帝、しかも賢帝、哲人王と言われていた人も日々思い悩んでいたんだな、と思います。
Posted by ブクログ 2023年06月23日
読みやすくまとめられています。
頭が疲れて読む力が落ちているときにもすっと読めるので、岩波文庫の『自省録』と合わせて持っておくと良さそう、と思いました。(岩波文庫の方はまだ最後まで読み終えられずにいますが、味わい深さがあるので持つなら両方、と思います)
Posted by ブクログ 2023年04月25日
疲れている時にちょうどいいです。
簡単に読めて、心が整います。
はじめに
ローマ皇帝マルクス・アウレリウスと『自省録』について
が、興味深く且つわかりやすかったので はじめに だけでも読んでみて欲しいです。
Posted by ブクログ 2023年04月16日
ローマが栄えた五賢帝時代、最後の皇帝マルクス・アウレリウスが就寝前に書いていた瞑想日記をより分かりやすく翻訳された本でした。
約2千年前に生きてた皇帝も、承認欲求に飲まれそうになったり、才能がないことを悩んだりと程度の差こそあれ現代人と似た悩みがあったのだなと思わしてくれます。
Posted by ブクログ 2022年10月07日
きっかけは菅田将暉主演ドラマ『ミステリと言う勿れ』だった。超訳だったこの書を購入、少し難しいところもあったがそんな考えもあるのかと面白かった。なので携帯し時間がある時に何度も読み返したいと思う。いつ死ぬかもわからない、だからいま現在を、瞑想をすることで生きる気持ちが変わる。よい本に出会えたと思います...続きを読む。
Posted by ブクログ 2022年02月16日
哲学書として活用しました、
何度か読み返して理解するような内容だと感じました。
文章は読みやすくなっているので、毛嫌いする必要はないと思います!
Posted by ブクログ 2023年03月11日
読みやすくまとまっていてgood!
哲学を身近にするという素晴らしいお仕事にリスペクト。今当たり前にあるものがなーーーんにもなかった時代、資本主義ではない時代に生きた賢い人の考えていたことだよ。そりゃ興味深いわな。
「最大の復讐は、自分自身がその人のようにならないことである」
最高のお言葉ですこれ...続きを読む。
Posted by ブクログ 2023年01月18日
普段なら読むのを躊躇するような著作でも「これなら読めそう」と思わせるのが超訳の良いところ。
もっと堅苦しい内容をイメージしていた。
だけど読んでみると、意外にも現代と通じる部分が多かった。
本書が“激務のかたわら就寝前につけていた瞑想記録ノート”だと知って、ちょっと身近にすら感じた。
Posted by ブクログ 2022年11月16日
文章が難解な言葉で複雑に記載されています。
読みづらいしよくわからないと感じました‥
ただ死を考えるきっかけになりました。私も死ぬ、大切な人家族、私に攻撃してきた人も全員消えてなくなる。時がたてば名前すら消えてなくなる。そんな事を考えると、自然に慈悲深くやりたい事をやり精一杯生きて行きたいと感じま...続きを読むした。