牧野礼のレビュー一覧

  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎

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    ネタバレ

    日本史を【物語】で知りたいと思って手に取った『六四五年への過去わたり: 平城の氷と飛鳥の炎』(牧野礼)。

    『夢見の猫 風の犬宮』に引き続き、本書を読む事にしたのですが、この著者が書くお話はやっぱり面白い。

    【飛鳥時代】【史書編纂】に関するお話を読んだのは初めてです。

    それまでは「聖徳太子と蘇我入鹿、中大兄皇子がいて〜…」っていう歴史ぐらいしか知らなかった。

    物語っていうのは、読んでる間半ばこの世界の中に身を置くような形になる感じがして、

    【読書体験】とは、よく表された言葉だよなってホント思いますね。

    読んでてハラハラなんて久々だったなぁー。

    最近はもっぱらノンフィクションばっかり

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    2024年06月18日
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎

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    成長と我慢して理不尽な事に耐えるのではなく闘う強さを教えている気がする。
    こういった迷いながら、どん底から這い上がる強さの本をたくさん読んでいたと思うけど本を読む事は現実逃避でしかなかった自分は今になって本の大切さや学ぶことはたくさんある事を知る。

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    2023年12月18日
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎

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    70年前の飛鳥の地にある史書を持ち帰る使命を受けた言祝(コトホキ)と、姉を救うために言祝を手伝う沙々。2人は氷室からタイムスリップを繰り返し情報を集めるのだが、過去に干渉してはならないと言われていたのに、沙々はある女の子と知り合ってしまう。
    壮大な話だが、身近な縁も描かれていて読みやすい。挿絵もいい。解説も巻末にあるので、この時代の歴史がよくわかる。

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    2023年10月27日
  • 夢見の猫風の犬宮

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    ネタバレ

    「日本史を【物語】で知っていきたい」とふと思い立ち何でか手に取った『夢見の猫 風の犬宮』(牧野礼)。

    あらすじに書かれた《平清盛》が気になったのかもしれない。(自分のことだけどわからない)

    狼好きとしては「モロみたいな大きな犬が出てくる」という所も大きなポイントだったと読み終えた今では思ってます。

    今回【蠱毒】という呪術をメインとして話が進むのですが、

    『犬夜叉』(高橋留美子)や『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』(中村颯希)で内容知ってたからすぐにイメージついちゃったわ。

    【マンガで先に内容を知って、本を読む時に役立つ】なんて経験初めてです。

    さて本題の日本

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    2023年08月28日
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎

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    とても面白かった。ひょんな事から90年前へ「過去渡り」をすることになった沙々。90年前へ旅立った沙々は少女「弥乃売」と出会う・・・。
    この弥乃売との再会のシーンで感動した!

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    2022年08月02日
  • 夢見の猫風の犬宮

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    猫と人間を祖先に持つ千足の猫の一族は、猫と人間のどちらの姿にもなれる。夜斗は大好きな尾長に求婚され夢見心地だったが、その矢先、尾長が急死してしまう。死者のの魂に会えるという「呼び返しの祠」に向かった夜斗だったが、千足の猫を狙っていた蠱毒使いの虫頭に捕らえられ殺されそうに…。
    平清盛と院の争いを背景に、不思議な生きものたちが戦う物語。
    とても面白い設定で、シリーズ化するといいかもしれない。物語は少し消化不良のところもありますが。

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    2012年04月21日
  • 夢見の猫風の犬宮

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    平清盛の時代の和風ファンタジー。
    でも、歴史は意識しないで読めます。
    「恋」が前面にきていてもおかしくない物語のはじまりなのに、そこは意外にあっさりしてます。(私は「あっさり」の方が気持ちよく読めました。)
    挿絵が雰囲気があって、いいなぁ。すごく好きです。

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    2012年04月04日