作品一覧

  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎
    4.5
    1巻1,540円 (税込)
    平城京に置かれ、占い・天文・時・暦にたずさわる部署、陰陽寮。天文博士のもとで星図をかく星読みの青年、言祝にはとくべつの秘めた務めがあった。 大化の改新がはじまる直前まで、飛鳥の地には、『日本書紀』をまとめるために欠かせない書物があったという。蘇我氏が滅びる乙巳の変によって、一族とともに焼失したそれを探しだし、炎にまかれる直前に持ちかえってくるようにとの命を受けた言祝。ありかをつきとめるため、蘇我の邸にまぎれこませる女の子として、言祝が見こんだ少女、沙々。 平城京と飛鳥、およそ70年離れた時をこえて過去わたりをする二人に訪れた結末は……。
  • 夢見の猫風の犬宮
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    平安とは名ばかりの時代が、すぎさろうとしていた。武士として力をのばす平清盛と、平家をたおそうとする院(後白河法皇)。それぞれから仕事をうけた蠱毒使いの虫頭は、究極の毒をつくることをもくろむが…。小学高学年から読める歴史怪奇ファンタジー。

ユーザーレビュー

  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本史を【物語】で知りたいと思って手に取った『六四五年への過去わたり: 平城の氷と飛鳥の炎』(牧野礼)。

    『夢見の猫 風の犬宮』に引き続き、本書を読む事にしたのですが、この著者が書くお話はやっぱり面白い。

    【飛鳥時代】【史書編纂】に関するお話を読んだのは初めてです。

    それまでは「聖徳太子と蘇我入鹿、中大兄皇子がいて〜…」っていう歴史ぐらいしか知らなかった。

    物語っていうのは、読んでる間半ばこの世界の中に身を置くような形になる感じがして、

    【読書体験】とは、よく表された言葉だよなってホント思いますね。

    読んでてハラハラなんて久々だったなぁー。

    最近はもっぱらノンフィクションばっかり

    0
    2024年06月18日
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    成長と我慢して理不尽な事に耐えるのではなく闘う強さを教えている気がする。
    こういった迷いながら、どん底から這い上がる強さの本をたくさん読んでいたと思うけど本を読む事は現実逃避でしかなかった自分は今になって本の大切さや学ぶことはたくさんある事を知る。

    0
    2023年12月18日
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎

    Posted by ブクログ

    70年前の飛鳥の地にある史書を持ち帰る使命を受けた言祝(コトホキ)と、姉を救うために言祝を手伝う沙々。2人は氷室からタイムスリップを繰り返し情報を集めるのだが、過去に干渉してはならないと言われていたのに、沙々はある女の子と知り合ってしまう。
    壮大な話だが、身近な縁も描かれていて読みやすい。挿絵もいい。解説も巻末にあるので、この時代の歴史がよくわかる。

    0
    2023年10月27日
  • 夢見の猫風の犬宮

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「日本史を【物語】で知っていきたい」とふと思い立ち何でか手に取った『夢見の猫 風の犬宮』(牧野礼)。

    あらすじに書かれた《平清盛》が気になったのかもしれない。(自分のことだけどわからない)

    狼好きとしては「モロみたいな大きな犬が出てくる」という所も大きなポイントだったと読み終えた今では思ってます。

    今回【蠱毒】という呪術をメインとして話が進むのですが、

    『犬夜叉』(高橋留美子)や『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』(中村颯希)で内容知ってたからすぐにイメージついちゃったわ。

    【マンガで先に内容を知って、本を読む時に役立つ】なんて経験初めてです。

    さて本題の日本

    0
    2023年08月28日
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。ひょんな事から90年前へ「過去渡り」をすることになった沙々。90年前へ旅立った沙々は少女「弥乃売」と出会う・・・。
    この弥乃売との再会のシーンで感動した!

    0
    2022年08月02日

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