大畑伊知郎のレビュー一覧
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良かった点
会社規模・パーセンテージ・変動具合で考えるという視点は
なるほどな~と思った。しかし0.4%の数値が0.6%になっても誤差の範囲なのか異常事態なのか全然分かってないのでそこをもっと突っ込んでくれたら親切かと。そこまでできるのはプロだけ??
総評
タイトル通り「やばい会社」を避けられるよう、決算書が読めるようになりたいな~と思って読んでみた本。
5期分通してみることの重要性には唸るんだけど、有償の企業分析ツールを使うか、企業IRを出力して自分でエクセルに直すかしないと一覧が見にくいなぁと。
やっぱお金を稼ぎたいのなら努力しないとダメなんだなと思った。ていうかこの通りやって行ったら -
Posted by ブクログ
インフレが進むと日本経済がダメになるとか、デフレのままでは日本に未来がないとか、多くの本で述べられています。現在の日本経済の状況の原因を多くの方が分析していますが、この本の著者の大畑氏は、それを、日本の会計基準が会社を苦しめているからと断じています。
国の盛衰は究極的には「税をどのように徴収するかだ」とある本に書かれていたのが印象に残っていますが、法人税を決めることになる会計基準も、我が国に大きな影響を与えていると思います。
20世紀の最後の10年と、21世紀になっていままで会社勤務をしていますが、世紀をまたぐ頃から会社のあり方が少しずつ変わってきたような気がします。日本経済の現状を「会計 -
Posted by ブクログ
減損会計の導入経緯や、税効果会計の説明は大変わかりやすいものだったが、会計基準を時価評価を求めない以前のものにもどすべきとか、持ち合い株式による安定株主を増やし、安定性を求める経営を、という視点には疑問を感じた。
減損会計については、短期的な収益性を考え、設備投資の収益性が悪いので、評価損を計上するという方法が、巨額の損失計上につながり、企業の体力を消耗していると言っているが、本当にそれだけでしょうか。減損損失を計上する=設備投資の回収が不可能なのは、製品が売れないからであって、減損損失を計上したからではないと思うのです。日本の製品が世界に受け入れられないのには、製品そのものに問題があるからで