永江朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
内容的には、文章技術論はほんのわずか。ページの大半を費やして書いてるのはライターとしての営業術、要するに売り込み方にはじまり人生設計を説き、その後に発想術や取材術が続く。この構成でわかるようにキャリアデザインに重きを置いてる。まぁ、確かにライター志望だから、文章のいろはは熟知している。一番の難関は「仕事をいかにゲットする」かに尽きる。著者は本書の中で、名刺は持ち歩け、好印象を与えろ、他人がやりたがらない企画が編集者には好まれる、得意分野を持て、1枚の企画書が次の仕事につながる、自分の著書があれば名刺代りになるなど・・・。列挙したことは至極当たり前だけど、執拗なまで力説するところをみると、いかに
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Posted by ブクログ
書店の平台に並んでるのが嫌韓・嫌中系の本ばかりだという批判があるが、それを取り除いたところで残るのは『長生きするには肉を食べるな』みたいなあやしげな健康本か『ほんとうに夢を叶える引き寄せの法則』みたいな胡散臭い自己啓発本か『◯◯力』みたいな芸能人が書いた(とされている)中身の無い新書ばかりだろう。そもそも本の中身に関わらず、買われた本はろくに読まれていないとすれば、扇情的なタイトルでいかに売るかだけを考える業界の構造は、システム的に当然の帰結だ。
再販制度、自費出版、ベストセラー、本屋大賞、新書ブーム、インターネットとの関係、などなど。本書では、業界外にもよく知られた問題を取り上げるが、共通 -
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西武文化とは無縁です。僕の地域には西友があります。西武優勝バーゲンぐらいです。それは、鉄道であり、セゾンではありません。ラジオで紹介されていたので、購入しました。面白かったです。ただし、大満足というわけではありません。焦点を絞るべきではなかったのか。例えば、展覧会に関する部分です。フリーの評論家がコミットできた唯一の美術館だった。公立の場合、学芸員が独占します。西武の場合、素人でした。そのため、外部の評論家に頼らざるえませんでした。これ自体はいいのです。問題はここからなのです。一つの展覧会に絞ってかけなかったのでしょうか。そうすれば、予算も伝説であることがわかります。入場者数もわかります。堤清
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夏に大学の資格講習で紹介された本。
副題の通りに「本はどう生まれているか」「本はどう読まれているか」と二部立ての構成になっている。
読書ターゲットは出版業界に関わる人や業界を志す学生。グラフや表などを多様しており、興味や問題意識を持つ人には、わかりやすいのだろう。文体も易しく、高校生程度なら読めるのではないだろうか。
ただし、門外漢の私にはいまいち理解できず…
どうやら著者は、出版業界に問題意識を持っており、それを批判する立場らしい。
わからないなりにも、「あ、そう言えば…」という部分はたくさんあった。
私たちの読書も、目的や必用性のあるものは選書に気をつけないといけないな、と感じた。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
フリーライターは名乗れば誰でもなれるが、それで食べていけるかどうかが肝心。
何をどう書き、得意ジャンルをいかに確立するか。
自らのキャリアをどのようにデザインするか。
そして、世間をどう渡っていくか―。
文筆稼業25年の著者が自らの体験を披瀝し、「書いて生きる方法」を説く。
[ 目次 ]
1 書いて生きるということ(不況だからこそフリーライター;ライター業の手始め;人生設計をどう立てるか)
2 読み書きのしかた(永江式発想術;取材のABC;ライターは読者の代行業である)
3 世渡りのしかた(業界を渡る、世間を渡る;お金の話;リスク管理術)
[ POP ]
[ おすすめ度 -
Posted by ブクログ
ネタバレ≪内容≫
「哲学からアダルトまで」を標榜とするフリーライターの永江朗によるインタビュー論。インタビューの事前準備から実施、方法論までが筆者の経験を交えながら書かれている。
≪感想≫
抽象的な心構えなどではなく、実際に使えるであろう質問の言い換えや具体的なアドバイスも随所に見られる。シャーペンぐらい持っとけ、など。
また、インタビュイーあるいは読者との距離感についてや、ヨイショばかりで批評性が欠如した記事への不満など熱のこもる部分もあり、全体として退屈せずに読み通せた。
第三章では過去に出版された様々な例を取り上げ、インタビューのやり方や記事への編集方法などの多様さを具体的に提示してある。個