永江朗のレビュー一覧

  • 本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか
    出版業界で起きている様々なコトをルポ。
    出版社や本屋にとって、今の状況は全然よくない。でも何かを変えるのは、怖い。
    もう限界だ、システムが破綻してると言われ続けて何年経ったんだろう。
    この本が出て、もう5年。事態はさほど変わっていない。
  • 本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか
    書店の平台に並んでるのが嫌韓・嫌中系の本ばかりだという批判があるが、それを取り除いたところで残るのは『長生きするには肉を食べるな』みたいなあやしげな健康本か『ほんとうに夢を叶える引き寄せの法則』みたいな胡散臭い自己啓発本か『◯◯力』みたいな芸能人が書いた(とされている)中身の無い新書ばかりだろう。そ...続きを読む
  • インタビュー術!
    内容も表現も平易で分かりやすく、できる限り様々なインタビューに対応できるように書かれている。筆者自身の方法論などが書かれているが、その通りに実践すべきかどうかは各自の判断が必要だろう。入門書としてはとても役に立つ。
  • 本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか
    7年前の本なので、背景的な部分はかなり古い。ただし出版を取り巻く環境や、人といった視点ならば内容的には参考になる部分も多い。

    細かいところまでは理解していなかったが、既存の出版界は返本制度のために「返本による返金があるために、返本になる以上の本を出版しなければならない(出版分-辺本分の金額がキャッ...続きを読む
  • インタビュー術!
    黒柳徹子か、田原総一郎か。

    この例えがとても面白かった。
    黒柳徹子的インタビューとは、情報をふんだんにリサーチしておいて、「あなた●●なんですって?」と引き出して、本人から確信の話をさせる方法。

    田原総一郎的インタビューとは、朝生そのもの。笑
    つまりどういうことか?徹底的に無駄をそぎ落として、核...続きを読む
  • インタビュー術!
    インタビューを執筆する側の視点が豊富なインタビュー例によって示されている。
    インタビューを書く参考になる書籍というよりは、インタビューをする側(インタビュイー)の視点を知ることで、これまでよりもインタビュー記事が楽しめるようになる書籍と言った方が適切か。
    インタビューの紹介が非常に面白く、読んでみた...続きを読む
  • インタビュー術!
    [2012.その40]雑誌のインタビューについて、質問の仕方、編集する側の視点、記事を読むポイントなどが書かれている。
    テレビ報道のインタビューにもつながる点があったが、期待していた内容ではなかった。
    しかし、インタビューの奥深さは感じることができる。
  • セゾン文化は何を夢みた
    西武文化とは無縁です。僕の地域には西友があります。西武優勝バーゲンぐらいです。それは、鉄道であり、セゾンではありません。ラジオで紹介されていたので、購入しました。面白かったです。ただし、大満足というわけではありません。焦点を絞るべきではなかったのか。例えば、展覧会に関する部分です。フリーの評論家がコ...続きを読む
  • アダルト系
    タイトルだけ見ると完全にやらしい路線ぽいけど…

    刺青や女装、コレクター、S、Mなどマニアックな人々にインタビューして、その本質を探った、ある種の哲学を感じる真面目な本。

    特に後半の、興信所の調査や都市伝説にある死体洗いバイトの真相を探った章からは著者の心情がまっすぐ伝わってくる。
  • セゾン文化は何を夢みた
    今は失われてしまったけれど、たしかにそこに存在していた何か。
    そういうものに心惹かれて手に取った一冊。

    当時のセゾン文化を知るには私は幼かったけれど
    それでも、母に連れられて池袋西武をぐるぐると廻った
    記憶はあったなぁと振り返る。
  • インタビュー術!
    ライター講座の宿題にて読んだ。
    珍しく著名なライターである永江朗によるノウハウ本+α。テクニックを紹介しつつ、そのテクニックが使われた紹介本が読みたくなるという、展開する新書。これは、調べものをするときに関連新書から展開させるという著者の矜持というか優しさというか。
    作り方を読むことによって、作り手...続きを読む
  • 本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか
    夏に大学の資格講習で紹介された本。

    副題の通りに「本はどう生まれているか」「本はどう読まれているか」と二部立ての構成になっている。
    読書ターゲットは出版業界に関わる人や業界を志す学生。グラフや表などを多様しており、興味や問題意識を持つ人には、わかりやすいのだろう。文体も易しく、高校生程度なら読める...続きを読む
  • 書いて稼ぐ技術
    [ 内容 ]
    フリーライターは名乗れば誰でもなれるが、それで食べていけるかどうかが肝心。
    何をどう書き、得意ジャンルをいかに確立するか。
    自らのキャリアをどのようにデザインするか。
    そして、世間をどう渡っていくか―。
    文筆稼業25年の著者が自らの体験を披瀝し、「書いて生きる方法」を説く。

    [ 目次...続きを読む
  • インタビュー術!
    ≪内容≫
    「哲学からアダルトまで」を標榜とするフリーライターの永江朗によるインタビュー論。インタビューの事前準備から実施、方法論までが筆者の経験を交えながら書かれている。

    ≪感想≫
    抽象的な心構えなどではなく、実際に使えるであろう質問の言い換えや具体的なアドバイスも随所に見られる。シャーペンぐらい...続きを読む
  • 本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか
    出版社の事情、編集者の事情、ライターの事情、情報の変化・・・。社会はどんどん変化している。
    本をとりまく人々やしくみの対応できないさまざまな要因、実験的な試みからの新しい芽。
    事情を知っておくことで、関係のとり方を工夫することができると思う。
  • インタビュー術!
    ・当たり前のことだけど、カメラマンはカメラマンの仕事を見る機会はあまりないし、ライターはライターの働いている姿を見られることもない。インタビュー記事がどのように作られているかを、詳らかにしたこの本を読んで感じたのは、やっぱ一緒だなあというところ。

    ・「真実は語尾に宿る」ってのは勉強になった。

    ...続きを読む
  • インタビュー術!
    インタビューの実態(というほど大袈裟なものではないが)を知ったのは、中学生の頃だった。
    父親が新聞の取材を受けた。受けた割には、記事には父親が喋ったことなんて一言も書いていなかった。

    この本の中にある通り、インタビューといえば実際喋った通りに載っているもの、というイメージは確かに強い。
    そして私は...続きを読む
  • インタビュー術!
    [ 内容 ]
    危うくも楽しい活字ライブの舞台裏とは―いかに話を引き出し、書くか、豊富な現場体験と名インタビュアーの技に学び、その方法論と味わい方を伝授。

    [ 目次 ]
    第1章 インタビューに出掛ける前に(インタビューって何だろう インタビューの準備)
    第2章 インタビューに行く 話の聞き方、まとめ...続きを読む
  • インタビュー術!
    著者のインタビューに対するスタンスをまとめた本。
    よくあるHowto本のようにインタビューに必要な事を整理したのではなく、著者自身の体験や考えを通し、インタビューとは何なのかを知るための本という色合いが強い。
  • 本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか
    若者の活字離れって聞く度にほんとかなって思ってたところ、この本を読んで確信しました。活字離れの背景にはむしろ本をあまりよまなくなった大人による出版会の売れ行き不調が、あたかも本をあまり読まないと思われがちな若者へと向けられたものから起きているものなんだと。むしろ若者は本を読んでいるんだ!