永江朗のレビュー一覧
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出版業界で起きている様々なコトをルポ。
出版社や本屋にとって、今の状況は全然よくない。でも何かを変えるのは、怖い。
もう限界だ、システムが破綻してると言われ続けて何年経ったんだろう。
この本が出て、もう5年。事態はさほど変わっていない。Posted by ブクログ -
書店の平台に並んでるのが嫌韓・嫌中系の本ばかりだという批判があるが、それを取り除いたところで残るのは『長生きするには肉を食べるな』みたいなあやしげな健康本か『ほんとうに夢を叶える引き寄せの法則』みたいな胡散臭い自己啓発本か『◯◯力』みたいな芸能人が書いた(とされている)中身の無い新書ばかりだろう。そ...続きを読むPosted by ブクログ
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7年前の本なので、背景的な部分はかなり古い。ただし出版を取り巻く環境や、人といった視点ならば内容的には参考になる部分も多い。
細かいところまでは理解していなかったが、既存の出版界は返本制度のために「返本による返金があるために、返本になる以上の本を出版しなければならない(出版分-辺本分の金額がキャッ...続きを読むPosted by ブクログ -
西武文化とは無縁です。僕の地域には西友があります。西武優勝バーゲンぐらいです。それは、鉄道であり、セゾンではありません。ラジオで紹介されていたので、購入しました。面白かったです。ただし、大満足というわけではありません。焦点を絞るべきではなかったのか。例えば、展覧会に関する部分です。フリーの評論家がコ...続きを読むPosted by ブクログ
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今は失われてしまったけれど、たしかにそこに存在していた何か。
そういうものに心惹かれて手に取った一冊。
当時のセゾン文化を知るには私は幼かったけれど
それでも、母に連れられて池袋西武をぐるぐると廻った
記憶はあったなぁと振り返る。Posted by ブクログ -
夏に大学の資格講習で紹介された本。
副題の通りに「本はどう生まれているか」「本はどう読まれているか」と二部立ての構成になっている。
読書ターゲットは出版業界に関わる人や業界を志す学生。グラフや表などを多様しており、興味や問題意識を持つ人には、わかりやすいのだろう。文体も易しく、高校生程度なら読める...続きを読むPosted by ブクログ -
出版社の事情、編集者の事情、ライターの事情、情報の変化・・・。社会はどんどん変化している。
本をとりまく人々やしくみの対応できないさまざまな要因、実験的な試みからの新しい芽。
事情を知っておくことで、関係のとり方を工夫することができると思う。Posted by ブクログ -
若者の活字離れって聞く度にほんとかなって思ってたところ、この本を読んで確信しました。活字離れの背景にはむしろ本をあまりよまなくなった大人による出版会の売れ行き不調が、あたかも本をあまり読まないと思われがちな若者へと向けられたものから起きているものなんだと。むしろ若者は本を読んでいるんだ!Posted by ブクログ