古谷博和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ怪談や幽霊譚に神経学的、神経生理学的なアプローチをするという試みが新鮮だった。幽霊の実態が脳機能障害あるいは睡眠障害によるものという視点が面白いが、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という具合に、それで全てが解明されるというわけでもない。
著者が言うように、「怪談は「睡眠」「記憶」「人間の高次脳機能」などと深い関係があり、もしかするとそれらの機序をさらに解析していく上での手掛かりを私たちに与えてくれる可能性が」あるということであり、まだ探求すべきものが残されているのである。
今後幽霊の正体が科学的に解明されるのか、ちょっとわくわくする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ幽霊を見る、金縛りなどの心霊体験を脳科学の分野で解釈できないかと試みた一冊。
要はそれは夢だ幻視だと解釈してしまう話ではあるのだが、それがどういう脳疾患によって起こるのかというのを、医学に明るくなくても読めるように分かりやすく噛み砕いてくれている。
それでいて、その解釈を押し付けてくる書き方をしてはいないので、そういう意味でも読みやすい。
「脳科学で説明するならこうなるだろう」という提案なので。
また、例え脳に疾患がなくても極度のストレスや深酒、睡眠不足でも起こりうるのだとなると、霊感がないと思っている自分でも体験しうるのだと説得力もあった。
それでも科学的に解釈可能なのは、遠野物語の話を例 -
Posted by ブクログ
脳の障害について色々知れてよかった。
寝てる間にこんなに動き回ったりしちゃうのかとか、記憶がごそっと抜けることってあるんだなとか。
結局十分な睡眠をとって、ストレスを溜め込まないことが一番幽霊を遠ざけられる方法なのかもしれない。
頻繁に幽霊をみる人や不思議な体験をする人は病気が隠れている可能性もあるわけだから、一度ちゃんと検査したほうがいいんだろうなぁ。
幻覚をみさせて信者にさせるような宗教も世の中にはあるわけで、やはりこういった分野の研究が進むことは大事だと思った。
それでも全ての幽霊が脳科学で説明できるとは書いていなかったところや、脳科学者はゴーストバスターではなく幽霊と脳機能をつなぐ -
Posted by ブクログ
脳神経内科医の著者が、様々な怪談を引用しつつ、幽霊を見る・心霊体験をすることのメカニズムを解説する。
おもしろかったー!
しかし、メカニズムや疾患が理解できていても、それを見たり体験した時の怖さが薄らぐということはないよね。
「今私はこういう環境にいて、こういう状況にあるから、この幽霊体験をしているメカニズムはコレ!ということは、こうすれば解除!よし、おっけー!おやすみっ」とは出来ない気がする。
それから、「こういう感じのこの体験っていうことは、私はもしかするとこの疾患を有しているのか?」ともならないだろうな。
ただもお怖くて怖くてってなりそう。
そして、こうしてどんどん突き詰めて行って