古谷博和のレビュー一覧

  • 幽霊の脳科学

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    昔から幽霊の話が好きなので、怪談や民話・伝説など、たくさん読んできました。もちろん、ホラー小説も大好きです。そんな私が出会った本が、これ。気にならないわけがない。
    著者は脳神経内科のお医者さんなので、きわめてまっとうな脳科学の本です。「幽霊が見える」という体験について、脳科学(脳神経内科)の方面から解説を試みた、おそらく本邦初の科学読み物と言えるでしょう。
    「幽霊を見た」という「証言」に関しては、皆さんご存じ小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「怪談」は言うに及ばず、水木しげる先生の体験談、柳田邦男の「遠野物語」、山の怪異を聞き書きした「山怪」から落語まで、東西様々な「事例」を、実際に著者が診察

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    2025年11月15日
  • 幽霊の脳科学

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    だいたい脳と精神の病で説明がつく。深夜のドライブの怪異譚が多いのは運転による催眠効果が故という話も面白い。
    そして、すべてがそういった理由ではなく、100%否定は出来ない現象もあるのだろるという態度が科学的で好ましい。

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    2025年10月30日
  • 幽霊の脳科学

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    怪談は怪談のままで怖がっていれば良いじゃんって思ってしまう自分もいるけど、まあこういう趣向もアリなのかな。結構興味深く読めたんだけど、本筋とは少し離れたところでの気づき。金縛りって、よく言われるように”脳だけ起きて体が起きていない状態”って単純に、当たり前のように理解していたんだけど、実際に調べてみると、傍目にはただ寝ているだけに見えるんですね⁉てっきり開眼するものだと思っていたし、実は金縛り自体、超現実的な夢だったと知り、結構ビックリ。

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    2025年10月17日
  • 幽霊の脳科学

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    ネタバレ

    「今の時代、私たち脳科学者は「ゴーストバスター(Ghost Buster「幽霊駆逐人」)」ではなくて、幽霊と高度な脳機能をつなぐ「Matching Maker(仲人)」なのかもしれません。」

     と、筆者がエピローグで記す。要は、古来から言われる、幽霊の正体見たり枯れ尾花、を脳科学の知見を基に解き明かした明解な一冊。

     8月末、まだ暑い頃の日経新聞で書評を見たのがきっかけ。
     暑い季節、「夏」というのも、怪談、幽霊話の必要条件であるという話も展開される。要は、夏って寝苦しいでしょ、睡眠障害も起きやすいよね、という話だ(それだけではないのだけどね)。

     今年は、自身の健康管理のため、ウェラブ

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    2025年10月14日
  • 幽霊の脳科学

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    面白かったです。
    怖い幽霊譚も睡眠障害や神経疾患による幻覚(幻視)で説明がつくという。
    夏の夜に幽霊が出やすい理由の説明もとても納得。
    脳神経内科医の著者が検討しているため、信頼できる!

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    2025年09月15日
  • 幽霊の脳科学

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    2025-08-29
    霊現象のと言うか怪談の7割は幻覚として解釈できる、と言う本。その幻覚の種類を系統立てて整理してある。
    科学者(医師)らしく、わかることだけ記述し、わからないことは敢えて触れていない。残りの3割については、今後解明(暗に幻覚として理解できる)と匂わせているだけ。
    それをどう思うかは、読む人次第。
    興味深いのは、その幻覚が単なるバグなのか、何か他の要因で進化したものなのか。ま、それはこの本のターゲットではないな。

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    2025年08月29日
  • 幽霊の脳科学

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    <目次>
    プロローグ 不思議な患者さん
    第1章   寝入りばなや睡眠中に現れる幽霊~語りかけてくる、触ってくる
    第2章   道ばたに現れて車に乗り込んでくる幽霊~高速道路睡眠現象
    第3章   深夜の闖入者~レム睡眠行動異常症・ノンレム睡眠パラソムニア
    第4章   子どもだけに見える~若年者がよく経験するありありとした幻影
    第5章   人類は高次脳機能が発達したことで幽霊を見るようになったのか?
    エピローグ 怪談の3分の2は神経学的に説明できる

    <内容>
    そう言われてしまうと元も子もない本。ただこの手のかつての本よりも、「怪談はウソ」感を出していないので、怪談好きも読めるのではないだろうか?今

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    2025年08月16日
  • 幽霊の脳科学

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    怪異現象の原因を入眠・覚醒時の異常、認知症などの脳神経に関係する疾患や精神疾患と結び付けて考える。脳の状態により「幽霊を認識する幻視」は存在する。つまりは「視える人には本当に視える」(ある意味本当に怖い話だ)。数々の症例が紹介され、そのどれにも説得力がある。全ての霊現象は科学で証明できる、とはしないスタンスも良い。睡眠は大事です。

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    2025年08月14日
  • 幽霊の脳科学

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    ネタバレ

    幻覚の脳科学といった感じですが、幽霊は幻覚であり、脳のメカニズムから説明できるとする本です。幻覚の分類がされているのですが、重なる部分が大きく、まだわかりきっていないんだなと思いました。

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    2025年08月13日