表三郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日記の魔力
日記といえば、三日坊主の代名詞のような存在。
日記は書くものであると同時に、いやそれ以上に、読むものなのだ。
日記に「感想」を書く必要はない。
人生というのは、レーダーもGPSも搭載していない船で大海原を渡るようなものだ。
日記=航海日誌
人生は輝ける大海原を渡る大航海なのだ。
日記は書く人の人生を、ときには励まし、ときには叱咤し、苦しみと喜びを分かち合ってくれるかけがえのないパートナーだと著者は思っている。
予備校に稼がせただけで自分の人生は終わってしまうのか。著者はある時思ったらしい。
人間の一生は「問い」のレベルで決まるといってもいい。
著者の日記は、ほとんどが行動の記録だ。
なぜ行動を綿密に記録するのかというと、日記をつける目的が「自己管理」だからだ。
どこに意識を向けるか、それにより自己管理を続けることが出来る。
否定からは何も生まれない、すべては肯定から始まる
おもしろくない人生を送っている人など実は一人もいない。
人はみな「劇的」に生きているのだ。
多くの人は寝る前に、その日を振り返る日記を綴る。
だが著者は、日記はあえて翌日の朝に書くようにしている。
夜に日記を書くと、どうしても過去に焦点がいってしまうからだ。
それに対し、一日の始めに日記を書けば、昨日という日を踏まえたうえで、今日これからの人生をどう生きるかという視点が生まれる。
感想を書くのはやめるにかぎる。
日記で一生懸命内省しても、人は変わらない。
否定的なことを書くのは、一見すると反省しているように見えるが、本当の意味での反省にはならない。
マイナス面があったときに、大切なのは「あれをやっておけばよかった」ではなく、「今日からはこうしよう」という肯定的な側面を書き、宣言をすることなのだ。
そのとき大切なのが、肯定的な具体案を明記することである。
読みかけの本をなくすコツ
・50ページまで一気に読む。
・状況や展開が見えてくる50ページまで読んで面白くない本は、読まなくていいということにもなる。
事実を簡潔にまとめる。簡潔といっても単語の羅列や箇条書きではなく、やはり「文章」で書いた方がいい。
なぜなら、文章の練習になるからだ。
それともう一つ、文章で書く理由は、単語だけでは具体的に書くことは難しいし、具体的に書かれていない日記は活用範囲が狭まる。
出先からの帰宅をただ「帰宅」と書くのでなく、「タクシーで帰宅」「電車で帰宅」「友人に車で送ってもらい帰宅」なのか具体的に書いておいた方が、読ま返した時に役に立つ。
日々の日常的な情景は、記憶に残りにくいものだ。
日記には読者がいるが、それは未来の自分自身なのである。
だから、上手に書く必要はない。しかし、読者である未来の自分は今の自分ではない。だから、あまり取捨選択せず、具体的な事実を丁寧に記録することが大切。
公の記録は捨て、この記録を残せ。
ところどころ、矛盾に似たものがあった。
日記を書く際重要なこと
・時間 正確に何時何分まで書く
・場所 思い出せない記憶を思い出す好材料であるから。
日記を書くと記憶力も良くなる。
著者は人生には余生はないと思っている。
「発想」と「着想」
発想が定着したものが、着想
着想のみ書いている、発想は日記には書いていない
リマインダーに書くのが良いかも
本に関する記録
・購入記録 購入場所とタイトル
・その本を読んだ記録 いつどこで読み始め、続きはどこで読んだか すべて場所とともに記録
・読み終わった時の記録
決意は絶対に書くべき
・人が弱点を克服するときというのは、変えられるだけの「強さ」を身につけたときだからだ。
読み方一つで万能アイテム
日記を読み返すタイミング例
・心に迷いが生じるとき
・10日ごとなど→一週間ごと、曜日を決めてなど
・定期的に焦点を絞って読む、→仕事、健康、趣味など
日記を圧縮して活用する
自分が今一番関心を持っていること、自分にとって意味のあるものならなんでも良い。
その部分をコピペして、別ファイルにまとめる。
感動したり、珍しい行動をしたときの記録は、必ず「私の思想史」に組み入れているらしい。
脳梁
日記を書くという客観化の作業は、左脳の領域
日記を読み返し主観化する作業は、右脳の領域
感動したことから発生したものをきちんと文章化
感動したら、何に感動したのか、ということを明文化しておく
映画を見て感動しても、何がよかったのか分析しなければ、言葉にすることは出来ない
感動を分析し、文章化することによって、感動は日記というかたちで残る。
人間が人間であるために必要な「考える」という行為をするために大切なのは、記憶力ではなく、記憶をつなぎ合わせる「構想力」だということ。
どうしたら好きになれるか、それは自分との関係を明らかにして、明確な目的意識をもつこと。
目的がハッキリとすれば、今までと違う視点で見ることができ、目的に近づく段階や過程を楽しむことが出来る。
まとめ
日々の行動を具体的に記録し、その記録を読み返す
さらに、より深く追究したいテーマに関しては、「私の◯◯史」のような圧縮版をつくり、それを読み返す。
その繰り返しが、日記を読み返しただけでは到達できない深さにまで自己を掘り下げていってくれる。
楽しみながら行う。 -
Posted by ブクログ
日記を書くこと・読み返すことにより、自己管理能力を向上させることを目的としている
○日記の書き方
・日記にはなるべく感想を書かない
感想が中心の日記だと、感想がないと日記を書かなくなってしまう
・公の記録は捨てて、個の記録を残す。
公の記録はネットで調べたら分かること
・時間を正確に記録することにより、自分の時間管理ができる
・手書きではなくパソコン日記を書くことにより、短時間でより詳細な日記を 書くことができる
他の思考に使うことができる脳の容量が増える
・場所は記憶を呼び戻すカギになる
・日記は自分の未来を創るために書く
翌日の朝に書き、昨日をいう日を踏まえた上で、今日をどう生きるかとい う視点をつくる
行動日記をつけることによって、セルフイメージ(自己像)と事実上の自分の間に大きな「落差」が見つかる。
「人はなぜ生きているか」を考える前に、「自分は今、生きている」ということを自覚する -
Posted by ブクログ
☆3.5
確かに日記を書きたくなる本だよ。本を読む前に書きはじめちゃったよ。
著者の主張で一番新鮮だったのは、日記には感想をかいちゃ駄目で、自分の行動を客観的に記録するべき、というところだよ。やったことを書くだけなら、あまり時間はかからなそう。
著者は2004年時点でパソコン日記をつけていたが、今の世の中ではEvernoteとそれに連携するスマホのノートアプリが簡単なんじゃないかな。
自分の行動を記録してクラウド上に放り込んでいくことで、徐々に自分がデータ化されていくことの面白さを味わえるようになるかもしれない。
ただ、データが膨大になると、そのデータをどう分析するかが日記活用のためには重要になってくると思う。残念ながら、著者は分析の具体的な方法はあまり書いていない。ここは工夫のしどころかな。
著者と同じ位の刺激的体験が日記により出来るようになるかはわからない。でも、自分の分身、サポーターを育てていけることには興味深々。だから、どれだけ続けられるか楽しみにしつつ、ひとまずやってみることにするよ。 -
Posted by ブクログ
長いこと日記を書いていて、そろそろ日記のフォーマットそれ自体をいったん見直そうと手に取った。
いくつかのヒントをもらった。
・50ページが本を通読するか、あるいは頓挫するかの基準
・具体=肯定、具体的な計画をたてることがすなわち肯定である
・「読む」→「分かる」のあいだを繋ぐものは「感動」
・なにより日記は読み返さないと意味がない
・「読む」「書く」の繰り返しにより考えが深まっていく
これらを踏まえて、まず第一に日記を読み返すこと。
読んでみて意味のとおらない文章、またはその癖をあらためる。
現在の自分からして読みやすいフォーマットを構築する。
表式の日記法もちょこっとずつ試してみよう。
あと揚げ足とるつもりではないけど、作者はたぶんド天然だろう。
夜9時に寝て翌1時に目を覚ます生活法を朝方だと言い張るところとか。
それにこの一文が秀逸。
「そして気づいたのだ。私がスモーカーなのに体調がいいのは、毎朝果汁100パーセントのグレープフルーツ・ジュースを飲み、必要なビタミンCをきっちり補給しているからだと」