ジョナサン・ホルトのレビュー一覧

  • カルニヴィア1 禁忌

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    面白いのに中途半端なところで終わってしまった!1作目の内容を忘れないうちに早く2作目出版されて欲しい。

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    2014年07月22日
  • カルニヴィア1 禁忌

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    ネタバレ

    本書はベネチアを舞台に、ベネチア貴族の引きこもり天才ハッカーとアメリカ軍の新人女性士官、情熱的なイタリア人女性警官の1男2女が、国際的な謀略に巻き込まれていくミステリー小説です。

    カトリックが禁忌とする女性司祭の死体発見から始まるストーリーは、コソボ紛争をめぐる謀略、戦争犯罪、天才ハッカーが作ったバーチャル・ベネチア・サイト、カルニヴィアへの攻撃といった様々な要素が織り込まれ、これにアクションシーンやら上司との不倫やらが彩りを添えていると言う、

    「ネタになるもの、突っ込めるだけ突っ込みました」的な"てんこ盛り"ストーリーでした。

    これは本業が広告会社のクリエイティブ・

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    2013年11月08日
  • カルニヴィア1 禁忌

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    面白かった。一気に読めた。これは良シリーズの予感。個人的偏見だが、ポケミスってもっと個性的な作品が多くなかったかな? 普通に人気の出そうな三部作をポケミスから出すって違和感ありあり。…てなことも考えながらの読書でした。

    『ミレニアム』+『ダ・ヴィンチ・コード』という単純な発想ではあるが、前者ほどヴァイオレンス色はなく、後者ほど宗教色も強くない。事実に基づく歴史的背景に支えられた、完成度の高いサスペンス。

    この歴史的背景がかなり堪える。北欧の社会問題にも通ずるので、作中では幾度と目にしてきたつもりだが、やり方が卑劣で冷酷。何でもありの内戦のどさくさに乗じて、アイデンティティーの確立に躍起にな

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    2013年10月27日
  • カルニヴィア1 禁忌

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    著者はロンドン在住で本作はデビュー作になります。
    ポケミスは文庫本より少し背が高く本棚での納まりが悪いので購入は敬遠しがちだったのですが小説の舞台がヴェネチアとの事でなかなかこの地を描いた小説が少ない事とつい最近出張で現地を訪れて事もあって衝動買いしました。

     物語は運河で流されたと思われる女性司祭の死体をきっかけに殺人が次々と発生し現地の憲兵と駐アメリカ軍少尉が事件の真相を明らかにするという単純なストーリーですが、舞台のヴェネチアの静かで優雅な雰囲気や事件の背景には国際的な紛争やネット上のバーチャル世界が絡んでおり主人公である二人の女性が陰謀に迫る様は欧州を舞台とした”ダビンチコード”や”

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    2021年04月17日
  • カルニヴィア1 禁忌

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    ネタバレ

    いろんな要素てんこ盛り系ですね。ディティールが書き込まれていて切れ味もよい。イタリア・クロアチアという地理感覚は今まであまりありませんでした。3部作ですが1作目は切りがいいところで一旦終わってます。2部以降で1部の登場人物がどう関わっていくのかは楽しみ。

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    2018年07月23日
  • カルニヴィア2 誘拐

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    イタリアが舞台の、濃~い国際謀略ものアクション・ミステリ。
    三部作の二作目です☆

    1作目で知り合った憲兵隊の女性大尉カテリーナ。
    駐留米軍の少尉ホリーという二人の女性。
    くわえて、SNS「カルニヴィア」の創始者ダニエーレ・バルボが再び活躍します。

    米軍少佐の娘ミアが誘拐される事件が発生。
    憲兵隊の大尉カテリーナは、前作で起きた問題で隊のなかで孤立していましたが、この捜査に加わることに。
    ホリーもまた、少佐の家に急行。
    軍人の家庭によくある、厳しい仕付けを受けて育った様子に気がつくホリー。

    ミアが誘拐されたことに、カルニヴィアでの連絡が関係しているかもしれないと、協力を求められたダニエーレ

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    2017年01月23日
  • カルニヴィア3 密謀

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    ネタバレ

    これまでで一番分かりやすくて面白いです。
    ただどうしても、最後の運びにちょっと不満なので。
    キャラクター小説のようで一歩届かない海外の作品に、もやもやしてしまうようです。

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    2016年04月11日
  • カルニヴィア3 密謀

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    三部作の完結編。カテリーナ、ダニエーレ、ホリーがそれぞれ自身の過去と対峙し、大きな決断を下すというテーマは完結編にふさわしい。

    三者三様のスタートから始まり、後半でひとつの線に繋がるまで、別々の視点でストーリーは進む。歴史的背景とノンフィクション的な内容というのは前二作と同様だが、今回が一番ややこしかったかも。秘密結社という謎めいた組織を糸口にして陰謀の深部に迫っていくのだが、二重三重のからくりがしっかり描いてあるので、それが逆混乱する要因になってしまった。謎解きよりも背景部分での色合いが濃いので、歴史の闇で胃もたれした感が強い。作者ってイギリス人でしたよね? アメリカに対してよく思ってない

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    2015年11月17日
  • カルニヴィア2 誘拐

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    二巻目。
    あとがきにもあったけれどもこの作者はCIAとアメリカ軍に何か思う所があるのだろうか?確かに今の中東対策にもNATOの空爆もどうなの?と思ったけれども。というか自分があまりこだわらなさすぎるのか。

    という訳でやっぱりカタリーナと大尉は良いコンビだ。不倫しなければよかったねえ。そしてホリーは今回大変な目に。彼女は軍隊に居続けるんだろうか… 難しいだろうなあ…。今回は誘拐という事で中々にツライ話でした。続きも…気になるからそのうち読もうかな。

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    2015年09月11日
  • カルニヴィア1 禁忌

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    んーー。私の好みではなかったというだけ。ただイタリアの警察の仕組み、アメリカ軍との関わり、辺りはとても興味深く読んだ。ミステリというものは、社会や風俗を切り取ってこそ、と思う。良作ではあるとは思うが、私には合わない。

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    2014年06月23日
  • カルニヴィア1 禁忌

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    ベネツィアを舞台にした華麗なミステリー。重厚なテーマで、独創的なキャラクターは登場するし、サスペンスたっぷりの展開だし、言うことなし!のはずなんだけど…。

    私はやっぱりミステリーは「娯楽」として読みたい。「ああ面白かった!」と言って本を閉じたいのだ。本書では、内戦下での女性への組織的で大規模な性的暴行が物語の中心となっていて、読んでいて辛い。

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    2014年01月11日
  • カルニヴィア1 禁忌

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    ハヤカワ・ミステリ創刊 60 周年記念作品ということで、
    大いに期待して読み始めた。
    実際、途中まではいい感じだったのだが、
    ラブロマンスな展開を挟んでこられたあたりから、
    ハリウッド映画みたいだなあと感じだし、
    全体的に人物の描写が浅く薄っぺらな印象持った。
    ドラゴンクエストで村人を片っ端からクリックすると、
    皆なんでもしゃべってくれるみたいに、
    捜査の過程で皆さん聞かれると簡単にしゃべりすぎ。
    ストーリー展開にハリウッド映画的安心感はあるのだろうが、
    続きのプロットは気になるが、3 部作の次を読むかどうかは微妙な感じ。
    それと巻末解説(?)で、ネタバレ詳細あらすじ必要なのでしょうか?
    読後

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    2013年11月23日
  • カルニヴィア1 禁忌

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    舞台設定、登場人物の配置、いずれも良好。夢中になって読んだ。カルニヴィアがヴェネツィアを舞台にしたSNSでなかったらもっとつまらない作品に堕していたのでは。
    個人的には、色恋要素は不要だったかも。ただ、全体的にそれが人間を描く一つの通奏低音として要素化されているのは事実。
    続編に期待!!

    追記
    本作を機に、海外ミステリにはまり、かなり色々読んでみたが、振り返ると本作の平板さが目立つ。夢中にさせる本であったことは事実だが、薄っぺらく、やはり色恋沙汰はもっと別の書き方があったように思う。
    売れる本であることは事実だろうが、深みがないのもまた事実。
    そういう意味でも次作に期待したい。

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    2014年04月15日