桜井さくやのレビュー一覧

闇に飼われた王子

桜井さくや / 涼河マコト

エマは幼い頃よりずっと王子カイルに求婚されて、純潔を捧げたのに、そのあと急に会えなくなり、そのうち悪い噂ばかりが届くようになる。
かなり不安だったと思います。

双子設定だけど、これだけ違う環境で暮らしていたら、結構他の人も分かるように思うんだけど、元々双子と知らなかったら、やっぱり性格が変わったくらいにしか思えないのかな。

1年監禁されてたカイルを見つけたエマが、カイルの前でルカにやられそうになるシーンはドキドキしましたが、そこはやられず終わったので、ちょっとホッとしました。

最後はソーニャらしい感じはしましたが、他の作品のようにドロドロした感じではなく、ルカも自分で望んでその待遇に収まったって感じでした。

ゆりかごの秘めごと

桜井さくや / KRN

お兄さまがとことん気持ち悪い。
犬が可愛かったな。
まあ、歪んでいるのはこのレーベルの特徴なのでそれはいいんだけど、とりあえず、何よりもイラストが一番ひどかった……。表紙の男の顔とか。集中できない。

ゆりかごの秘めごと

桜井さくや / KRN

ソーニャ文庫らしい、登場人物のほとんどが歪んでました。実の両親でさえ、唯一出てきたのはリリーを売りに来たときだけ。まともなのはアルベルトくらいで、ジークフリートに至っては、実の妹に小さなときから性的虐待をし、自分に依存するように向けていて、かなり嫌悪感を覚えました。

リリーもそんなジークフリートに育てられておかしいです。年齢の割に幼すぎて、ちょっと痛々しいです。レオンハルトへの愛情も恋人に対する愛というよりは、保護者に対する愛のようにみえないこともありません。

歪んだ愛がテーマですが、私的にはちょっと・・・でした。

ワケあり紳士は初恋に溺れる

桜井さくや / 緒花

魅力を感じない

作者さん買いでしたがイマイチでした。ヒーローに嫉妬も執着もなく、モヤモヤもあったし、ヒロインの父が爵位をもらって結婚する予定になったけれど爵位をもらうまでも進まず、結婚の予定もなく終わってしまい結末も中途半端でした。読後感が悪かったです。そして何よりソーニャさんのヒロインが好きすぎて歪んでしまうヒーロー、というものではありませんでした。

王弟殿下のナナメな求愛

桜井さくや / 氷堂れん

[にゃんころ]

可もなく不可もなし

話自体は若干物足りなさを感じつつも、面白かった。
ただ、ソーニャではないなぁと思う。

下僕の執愛

桜井さくや / 芦原モカ

[アノニマス]

十代女性むけ？

設定は中世ヨーロッパなのに、私がヒーローとヒロインに見たのは、今時の気の強いしっかり者の女子高校生と、そんな女性を好きになってしまった少々押しの弱い学級委員長タイプの高校生男子でした。

ストーリー展開はそれなりに工夫がされているのですが、本当の意味でティーンズ・ラブで、十代向けの作品かと思いました。結構歳のいっている私には、ちょっと苦しかったです。