下僕の執愛

桜井さくや / 芦原モカ

――好きです……好きです……ずっとあなたが好きでした。

公女ステラは、生真面目で優しい従者のルイに、
密かに想いを寄せていた。
けれど、彼女はいずれ公国を継ぐ身。
叶わぬ恋だと諦めるしかなかった。
だがある日、隣国の公子に城を急襲されてしまう。
ルイに守られ、なんとか逃げのびたステラだが、
彼が怪我を負ってしまっていて……。
熱に浮かされる彼に、口移しで薬を飲ませるステラ。
すると突然、ルイは人が変わったかのように、
情欲を孕んだ眼差しでさらなるキスをねだり、
情熱的な愛撫を施し始め──!?

実直な従者×一途な姫君、下僕の仮面に隠した恋！


【目次】
序章
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
第八章
第九章
終章
あとがき

• カテゴリ: TL
• ジャンル: TL小説
• 出版社: イースト・プレス
• 掲載誌・レーベル: ソーニャ文庫
• 電子版発売日: 2019年08月01日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 7MB

[チー · ★★★★★]

面白かったです

思った以上に自分好みの作品で、一気に読んでしまいました。
ストーリーと甘さのバランスが良くて、中だるみもなく最後までしっかりと読めました。
従順な下僕がどこまでも好きな人にはオススメできます。
終わり方もハッピーなので後味もスッキリ！
挿絵も綺麗でした。

[匿名 · ★★★★★]

一途な愛

不遇なヒーローが実は王子であることを隠して少年の時にヒロインの従者になる。ヒロインの高潔な心に惹かれ、愛するようになる。初めて同士の二人の身体の関係も綺麗で素敵な描写でした。

[匿名 · ★★★★☆]

従者×公女という好みの組み合わせなうえに、その従者がベッドの上で下剋上的態度をとらないのがとても良かったです。

[アノニマス · ★★☆☆☆]

十代女性むけ？

設定は中世ヨーロッパなのに、私がヒーローとヒロインに見たのは、今時の気の強いしっかり者の女子高校生と、そんな女性を好きになってしまった少々押しの弱い学級委員長タイプの高校生男子でした。

ストーリー展開はそれなりに工夫がされているのですが、本当の意味でティーンズ・ラブで、十代向けの作品かと思いました。結構歳のいっている私には、ちょっと苦しかったです。

[もち · ★★★★★]

ある策略により逃亡生活を送るヒロインとヒーロー。
珍しく？ヒーローが奥手でヒロインが迫る展開が新鮮でした。
従順な下僕で一途なヒーロー良いですね～(*´ω`*)
敬語萌えです。

逃亡生活が追い込まれすぎてて、ラストどうなるの～？！とかなり不安でした。汗
策略の規模の大きさが故にややしこりは残ったものの、一応悪役も断罪されたのでハッピーエンドという事で。

しかしこのヒーローくんはヒロインと結婚後も下僕気質が抜けないのだろうか。
それはそれで微笑ましいけど、早く慣れてヒロインと対等になってあげてほしいです(笑)

モカ先生の挿絵も綺麗で素敵でした！