塚本康浩のレビュー一覧
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読書知人が面白い、と言っていたので読んでみました。
京都府立大学学長で、「ダチョウ博士」」塚本康浩による研究者物語です。
ダチョウの持つ力は「地球を救う」!?
ダチョウ研究・実用化のような科学説明もありますが、それよりも科学初心者も楽しめるように、ダチョウのアホっぷり、著者がダチョウ研究するようになるまでの「好きを突き詰める」お話、どのように研究を行っているかなどを関西弁で面白くゆるゆると語っています。
写真や図もたくさんあります。
ダチョウのアホっぷり。
ダチョウは脳が小さいので「あほ」という論理的根拠もあるようです。
・群れで暮らすくせに、二家族の家族構成が入り交じってしまう!?コイツ -
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新型コロナと闘うダチョウ抗体で 経済効果700億円!?
ハーバード大学やアメリカ陸軍も注目、
鳥を愛しすぎる博士のドタバタ研究記
著者TV出演で話題沸騰!
「情熱大陸」「ガイアの夜明け」「激レアさんを連れてきた。」出演で大反響を巻き起こした「ダチョウ博士」こと塚本康浩氏。
新型コロナウイルスを不活性化する「ダチョウ抗体マスク」開発者だ。
だが子ども時代は鳥の飼育と動物の解剖に熱中し、
吃音にも悩まされて小学校高学年まで不登校だった。
おかげでひらがなの「え」もあやしい始末……。
そんな鳥好き少年はいかにして世界を驚かす研究をする
「ダチョウ博士」となったのか?
ダチョウ抗体の開発から最 -
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「ダチョウ博士」としてメディア出演も多い著者が、アホだけどすごいダチョウの生態やダチョウの卵から取り出すダチョウ抗体の可能性、著者のダチョウ研究の来歴などを関西弁で軽妙に説く科学エッセイ。
出身大学の学長なので以前から著者には注目していたが、本書を読んで、その研究内容も著者のキャラクターも想像以上に面白いと感じた。家族が入れ替わっても気付かない鈍感さ、驚異的な回復力、恐竜からあまり進化しておらず羽の下に指も残っていることなど、これまで知らなかったダチョウについてのアレコレを知ることができ、また、「早くて安くて高品質」というダチョウ抗体の様々なポテンシャルを感じることができ、とても興味深かった。 -
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面白かった!
途中から、あまりにもダチョウが万能な感じがしすぎて本当か?と感じてしまうほどでした。
ダチョウの行動が面白い、かわいい。
そして著者のそれまでの人生もすごく興味を惹かれました。小中高から講演に呼ばれるのはそういう意味があるのでは。キャリア教育の観点からもとても良いロールモデルではないかと思います。
すべてを信じることはできなかったのですが、、、子供たちには是非とも読んでほしいなあと感じる本でした。好きなことにかける情熱とか、すごいと思いましたし、研究とビジネスという新たな視点を持つことの大切さとか、いろんなことが学べるなあと思いました。 -
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ネタバレなんだかんだ言っても、京大の学長が書いてるような本だし,難しい言葉がポンポンでてくるんだろうなと覚悟しつつ読んだけど、
全然難しくなくて,めっちゃおもしろかったー!!
最後に対談している俳優の萩原利久くんが推しなので彼があちこちで言う「ダチョウのすごいとこ」は知ってたけど、
実は指らしきものがあるとか、
涙が甘いとか、
毛穴が人の小指の先ほどあって、そこから血を出して,その血の匂いでカラスがきて、カラスに肉を食べられてても気にせず自分は餌を食べている・・・とか、シュールすぎ!!
抗体を作るノウハウがいろんなウイルスにも適応できてるし、これはもう日本が国をあげて保護して養育するべき動物なのでは -
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「ダチョウの卵で人類を救います」(塚本康浩 著)▶︎鳥類で最大のダチョウ 身長2.4m体重150kg。時速60kmで走る。卵は1.5kgでその黄身は世界最大の細胞。目玉は直径5cm重さ50g。ただし残念なことに脳の重さは40g。▶︎グループで暇になると、となりのダチョウの尻の羽根をついばむ。でも気づかない。血が出てその匂いからカラスがつつき、肉がえぐられても気が付かない鈍感さ。でも1ヶ月後には新しい皮膚が再生している。▶︎このダチョウの卵を利用して、アトピー・インフルエンザ・HIV・コロナウィルスの抗体が製品化されている。▶︎まさに「鋭きも鈍きも共に捨て難し。錐と槌とに使い分けなば。」(大分の
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ネタバレインフルエンザを予防出来るマスク。あります。市販もされてます。50枚入り8000円弱。高いかな、安いかな。
マスクに、ダチョウの卵から作った抗体が塗ってあるのです。なんかあやしげですよね、そんなもん、ほんまに効くんかい、と言いたくなります。でもとっても気になります。
この本を読むとこのマスクに惚れてしまいます。
ダチョウ愛にあふれてますから。
動物というのは、かな~り原始的なものから、人間を含む哺乳類まで、体のなかに異物が入ると、これを無力化して、除去しようとするタンパク質の分子を作ります。これが「抗体」です。言いかえれば、怪我や病気に強い生き物は、抗体を作る能力が高い生き物だ、という