中島さち子のレビュー一覧
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世界の見方を変えるヒントに満ちた本です。
数学と音楽が主題ですが、メッセージはいたってシンプル。
モノの見方をチョイと変えるだけで、こんなに新しい世界が見えてきますよッ!
ということです。 -
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天は二物を与えずと言いますが、この本の著者は、国際数学オリンピックで金メダルは取るは、ジャズピアニストとしてトリオでライブはするは、おまけに東大卒とくれば、恐れ入ったと頭を下げるしかありません。
それにしても、数学と音楽では、全く別の分野のように思っていましたが、著者によれば似ているということになります。本当かなあ、半信半疑でこの本を手に取りました。
かのピタゴラスの言葉に、「弦の響きには幾何学がある。天空の配置には音楽がある」p.33という言葉があるそうです。彼は、数学の数の世界、図形の世界、音楽の世界、天文学の世界を、四大学問として同じ土俵で見ていたと言います。そう言えば、レオナ -
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<目次>
第1章 『真夏の果実』とドビュッシーの意外なつながり
第2章 『さくらんぼ』『少年時代』…に共通する「カノン進行」
第3章 YOASOBIとバッハをつなぐ「対称性」
第4章 ビートルズから星野源まで、「リズム・拍子」が音楽に与える楽しさ
第5章 ウィーン少年合唱団から中島みゆきまで、「倍音」の魅力
<内容>
音楽と数学の親和性は、音楽理論を少しかじればわかるところだが、新書のこのページではちょっと説明が足らないかな?楽譜をもう少し載せて解説をしないといけないだろうし、その曲を知らないと少しわかりにくいかもしれない。コード進行の話も、理論をもう少し丁寧につけるべきだったろう -
Posted by ブクログ
中島さち子、ジャズピアニスト・音楽家・数学者、1979年大阪府生まれ。東京大学理学部数学科卒。幼少よりピアノ・作曲を楽しむ。中学2年生頃より、一時音楽をやめ、数学に没頭。1996年、高校2年生のときに国際数学オリンピック・インド大会で金メダルを取得(金メダルは、日本人女性として唯一の保持者)、1997年同オリンピック・アルゼンチン大会では銀メダルを取得。大学入学後は、ジャズをはじめとする様々な音楽と出会い、音楽に傾倒。数学科で現代数学(主に数論・表現論)を学びつつ、即興演奏の技を磨き、大学卒業後より、ライブを主とする音楽活動を開始。現在は、自作曲によるバンドでのピアニスト活動、数学研究、塾講師