丸岡いずみのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
丸岡さんらしい本です
自分は働きすぎで2度目の適応障害を患い、今回は入院しました。主治医からは、実際はうつ状態と言われ、山の様な仕事を突然の休職でカットアウトし、またやってしまった…という自己嫌悪と、部下、上司に迷惑が…という居た堪れない気持ちでいっぱいでした。
自分とは立場や生活が全く違う丸岡さんの体験記を読んで、同い年という事もあり、凄く腑に落ちました。
入院により、気持ちは大分落ち着き疲れも取れたのですが、不眠症だけは薬を変えても良くなる兆しが見えません…
でも、いつかは良くなると言う気持ちが芽生え、家族には負担をかけ申し訳ないけど、仕事は俺が居なくても回るし(実際は、この仕事は自分が居ないと成り立たない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んでよかった。
休むことも生きること。
うつ病は脳の病気だから、誰でもなりえる。
まわりの人から羨望の的で見られるための生き方ではなく、世間の物差しではなく、自分が幸せかどうかを基準に生きる。
自然とつながると癒される。
この本を読んで初めて知った事は、うつ病というのは考えすぎでストレスを抱え込みやすい人がなる、というわけではないということ。だけど、主に頑張りすぎる人がなるというイメージを持った。頑張りすぎないようにしよう、体調を第一にしよう、とこの頃は思っていたけれど、ますますその想いを強くした。
まわりが私に対して「こうしてほしい」と強く思っていそうな事に応えようとしていたけれど、自分 -
Posted by ブクログ
ミヤネ屋の頃から丸岡さんいいなと思ってましたが、最近の愛され恐妻キャラな丸岡さんがとてもイキイキしてるように見えて、さらに好感度アップしてました。
「うつ病を経験してなんかキャラ変わった?というか変えた?」くらいにしか思ってなかったけれど、この本を読んで、今の丸岡さんがイキイキしてる(ように見える)理由がわかったように思います。
恐妻キャラなんかはテレビ向きに盛ってるところもあるでしょうが、周囲の羨望に対向するプライドに支配されず、自然体でいられてる感じが出ているのかなと。
不調を感じ始めた頃、病院で診断を受けたとき、薬をきちんと飲まずに過ごしていた日々など、もともと記者だからかとても冷静かつ -
Posted by ブクログ
読み応えがありました。倒れるまでの激烈な記者生活も活き活きと書いてあって、文中にあるように「ストレスに弱い人がなるうつ病」という誤認を正してくれそう。
あくまで、上記の効果を狙ったのだろうけど
「高速道路にのってスピード出して走り続けていた」生活の描写がもしかしたら鼻に付く人もいると思う。
同様に、結局恵まれていたからいまの進路かと思う気持ちもなくはないけど……
でも、世間の認知度が高い丸山さんが書く意義は本当にある。丸山さんの志と厚意にあふれた本だなと思った。
患者さんもそうだけど、自分はうつにならないと思うけど不調な人、うつなんて関係ないと思う人に読んでもらいたいんだろうな。