藤澤さなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ソードワールド・リプレイの中でも、いや数あるリプレイの中でもある意味異色。プレイヤー視点からのリプレイです。
本書解説にも書かれていますが、既刊リプレイの大半は、その書き方、たとえば小説風やキャラクター視点と変化させても「著者=ゲームマスター」が一般的なものです。
そもそも、リプレイとは「作品の面白さ」を伝えることで、作品の紹介を主眼としておいていました。
どうすれば、この楽しい作品を皆さんに広められるのか?そういった点からすると、ゲームの内容、ストーリーの根幹を知っているGM(ゲームマスター)が執筆するのが、自然な流れでしょう。
それが、まさかのプレイヤー視点。商業展開としては面白いアイデア -
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Posted by ブクログ
1巻目では、なかなかパーティが集まらない、冒険に出かけないということで、「マスターイジメだ」と笑ってみていましたが、2巻では一転して、みんな協力的に。
でも、マスターの方が、警戒してまきこまれシナリオを作っていて、実は困るという。
いや、これも、ナチュラルかつ、高度ないじめなんだろうか?
しかし、藤澤さなえといい、秋田みやびといい、初心者といいながらかなり勘のいいマスターなんですよねぇ。
まあ、バックには、清松みゆきがついていて、1回ごとにセッションの前後に指導が入っているみたいですが。
まう、グループSNEにいる限り、本当の初心者というのは、ありえないのかもしれませんが。
そういえば -
Posted by ブクログ
TRPGソード・ワールド2.0のリプレイ。数多くの魔剣が眠る謎めいた地・グレイシア島で出逢った五人の冒険者が、幾多の困難をくぐりぬけ行き着いた先にあった島の秘密とは……。
ひさびさに読んだリプレイ本だが、あいかわらず流れるようにサクサク読める。何かと腹筋を強調する傭兵アックス、しっかりものの神官ルカ、クルクル剣士リューシ、パーティの頭脳ジョスラン、落ち着きが半端ない竜人族レルドで繰り広げられるセッションはとてもたのしそうで、おもわず混じりたい気持ちになる。ゲームのバランスに苦悩するGMの姿もかわいそうだけど面白い。
TRPG初心者にも配慮されたわかりやすい内容になっているので、リプレ -
Posted by ブクログ
今、ソード・ワールドRPGがやりたいことは、初心者の取り込みなのかなぁ。
へっぽこーずに続いて、初心者マスターのリプレイです。
ただし、まわりは超ベテランで固められているみたいですねぇ。
ある意味いじめだ(笑)
うーん、「初心者でも、こんな風に楽しく遊べますよ」と言うよりも、なんか、泣きの部分が強調されている気がします。
で、経験者は、「オレがマスター初心者の時も、こんなことあったよなぁ。」
とそんな感じで受けているような気がします。
まあ、今までのパーティとちがって、とっても、都会派のパーティという雰囲気がして、これはこれで、とてもおもしろいです。
あぁ、RPGも、遊びたいな…。 -
Posted by ブクログ
本当にSW2.0初心者向けのリプレイです。著者がプレイヤーというのも、「あのシーンでこのプレイヤーはこんな事考えてたんだ」と初心者の人に理解させるにはとても適したものだと思います。
なので少しでも初心者のラインを超えた人達にはどうしても物足りなくなってしまうのは仕方がないかと。
セッションの雰囲気、RPをする雰囲気、ノリ、そういった臨場感を掴むなら、たのだん1・2巻でいいと思います。
どうせなら初心者プレイヤーだったひよこ君にこの時どう思っていたのか、と当時の心境が読めたら良かったかなぁと。
個人的に後ろのプレイヤーさん直筆のキャラシが見れたのは楽しかったです^^ -
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