岡本貴也のレビュー一覧
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感想を書くことすら躊躇われる、そんな本でした。
東日本大震災。
神様の休日。
腫れぼったくなった目は、無責任に明日には元に戻っているかもしれないけれど、この意味を感じることだけはせめて、出来ればいいと思います。Posted by ブクログ -
実話をもとに描かれた物語。
最愛の妻と二人の息子を東日本大震災で失った主人公。
彼の少年時代はとても辛いことが多かったのだが、妻と出会い、ようやく幸せをつかんだ矢先の震災。
全てを失ってしまった主人公が修復師という仕事と巡り合い、生きる力がよみがえってくる…
とても切ない物語でした。Posted by ブクログ -
金と女が全てのガジロウがある事故に巻き込まれ、幽霊たちとの関わりの中で変化していく。初期のガジロウにはイライラしながらも、その変化が興味深い。
タイトルの意味を知ったとき、きっと大きな感動が!という解説にある文言に全てが現れる。
ラストのユウコのシーンももちろんだが、ジョニーさんのお話もだいぶ好き(...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルからして、単なる男女の出会いと別れを描いた作品だと思っていたが、いい意味で裏切られた。別れるってそっちの別れるかー。
良い話なのだが、ガジロウが急にまともになったと思った。あれだけお金の亡者だったのに、、、さらに、いつの間にかユウコとガジロウが惹かれあっていたこと。そうなるとは予想がついて...続きを読むPosted by ブクログ -
軽快なテンポで進んでいくストーリー。ちょっと、ファンタジー的な要素が強いけど、やっぱり人の死を題材にしたものには弱い。泣いてしまう。思い残しのないように日々精一杯生きていきたい。Posted by ブクログ
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タイトルからは意外だがゴーストものだった。
同じゴーストもので現在公開中の新垣結衣主演「ささらさや」、来年公開の深津絵里・浅野忠信主演「岸辺の旅」は既に読み終えたが、これは今週末公開の岡田将生・広末涼子「想いのこし」の原作だ。
3作の中では一番おもしろく、一気に読み終えた。
ほろっとさせるファンタジ...続きを読むPosted by ブクログ -
いつ
死んじゃうか
わからないんだから
自分の
やりたいことは
やっておきたい
毎日
100点な日なんて
ないけど
合格点が
あげられらような
ことしたい。
2014.11.16Posted by ブクログ -
11月に公開になる、岡田将生、広末涼子などが出演の映画『想いのこし』の原作本。女好きな主人公が交通事故で亡くなった4人の幽霊の望みをかなえていく。仕事のからみで読んだのだが、設定が夏休みの時期と重なっていて、今の季節にはピッタリ。Posted by ブクログ
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タイトルだけで、甘々の恋愛小説だと思って読み始めました。
いや、確かに恋愛小説ではあるけれど、読み進めるうちに、タイトルの本当の意味を知って、鳥肌が立ちました。
ああ、いい本を読んだ。
読み終えた後、心底そう思った本でした。Posted by ブクログ -
交通事故によって亡くなった4人の幽霊を成仏させるために
奮闘する主人公のお話。
最初はお金のためだけに動いていた主人公だったけど、
一人、二人と成仏させていくうちに
だんだん人とのつながりのよさに気づいていくところがよかった。
深くかかわればかかわるほど、傷つくことも多くなるし
そんなのごめんだと...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルだけ見て、切ない病気等の恋愛ドラマかな?と思っていたのですが…いい意味で裏切られ面白いお話でした!もちろん切ない人間愛&恋愛要素も入っていたのですが(๑′ᴗ‵๑)ダメダメな主人公が徐々に変わっていく面白さ。そして、このお話自体の設定の面白さ(●´艸`)予想せずやってくる感動シーンに涙しそうに...続きを読むPosted by ブクログ
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とにかく上手くて、センスが良い。題名からは伺い知れない、ホンワカしてジーンと来る内容。題名が異なれば、もっと売れたと思うけど、想定内が多いなかで確実に想定外の展開を楽しめる。Posted by ブクログ
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「彼女との上手な別れ方」というタイトルが素晴らしい。読み終わって本当にその通りだと思った。
ガジロウの人間的な変化が物語を作っている。
最後の最後、施設での幸太郎とガジロウのやり取りがすごい好き。Posted by ブクログ -
届け、この声。
あのひとの、胸の奥深くまで。
人形浄瑠璃をまったく新しい境地に導いた、“義太夫節の"開祖・竹本義太夫。
百姓だった若者が、恋する女のために夢を追い、仲間と共に七転八倒しながら〈新浄瑠璃〉なる芸術を作り上げた。
それはまるで、「芝居」のようにドラマチックな人生だった!
「語りたいん...続きを読むPosted by ブクログ -
初代竹本義太夫が、艱難辛苦の結果、筑後掾の名前をいただき、近松門左衛門の「曽根崎心中」で、大好評を得、その後、生涯を終える一代記。
百姓の五郎兵衛は、声が良く、人前で、語るのが大好きだった。
大阪の浄瑠璃の第一人者、播磨掾の直弟子、料理屋徳屋の主人・理兵衛に見出され、本格的に修行するが、破門になり...続きを読むPosted by ブクログ -
ふと空港で手に取った一冊。
どうやら映画化されるそうですね。
あらすじを書いてしまうと、これから読む人に影響を与えそうなのであまり書きませんが、とりあえずタイトルは読者を引きつけるための伏線みたいなもので、全然物語はタイトル通りのイメージではないです。
物語が大きく3つあり、一つ一つがそれぞれ感...続きを読むPosted by ブクログ -
タイムスリップと言えるのかわからないけど、魂だけが過去の自身の肉体に宿って人生をやり直すストーリー。
別の人生でも、再び出会う相手は何人かいて。
でもまさかこんな結末を迎えるとは。
一所懸命自分の人生を生きていれば、いつか必ず幸せに、本当の幸せに巡り会えると思わせてくれた。Posted by ブクログ -
仕事が長続きせず、文句ばかり言ってすぐに人を殴るような男が主人公。実話を元にしているとはいえ、嫌だなぁ、と思いながら前半を読みました。後半は、震災で妻と息子を亡くした彰紀の深い哀しみが胸に迫ります。公子が彰紀を修復師に誘ってくれて良かったです。今、悲しみの内にある人が、いつか笑顔になれますように。「...続きを読むPosted by ブクログ