岡本貴也のレビュー一覧

  • 神様の休日 ~僕らはまためぐり逢う~

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    「以前」「以後」が急転直下すぎて少し後を引いてしまいました、彰紀さんは絶望の中がんばったと思います

    ⋯⋯一番最初の2ページは要らない気がします

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    2025年11月15日
  • 神様の休日 ~僕らはまためぐり逢う~

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    彰紀の弱さと焦れったさがえり奈の真っ直ぐさに支えられて力強く変わって行く姿。震災後のはかりようも無い深い悲しみ。えり奈の母の理不尽な悲しみの八つ当たりとやり切れなさ。
    実話に基づいた丁寧な描写は読み手が一緒に苦しくなる程迫ってきます。
    著者が阪神淡路大震災を経験しているからなのでしょう。
    誰が悪いのでもないの神様が休んでいただけなのに…
    気づくと涙が溢れていました。
    また読み直したい本です。


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    2024年03月05日
  • 神様の休日 ~僕らはまためぐり逢う~

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    ネタバレ

    3.11による突然幸せが壊された描写や、大事な人との最後の別れ方など、いろいろと考えさせられた。読後に実体験だと知った時、あの時の本当の悲惨さの欠片に少しだけ触れた気がした。

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    2020年11月01日
  • 運命の人を見つけた、ら

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    本当に美しい純愛物語で、この物語に入り込んでいくことが大変心地よく、いつまでもこのまま読み続けたい、この世界から抜けたくない、と思える本だった。主人公がかつて恋した「運命でなかった人」との再会で感じたであろう哀しみ、そして最後「運命の人」と結ばれた感動が見事に描かれていて、読後に大変心地よい気分に浸ることが出来た。最高でした。

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    2020年06月01日
  • 神様の休日 ~僕らはまためぐり逢う~

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    電車の中で ポロポロして困った…
    とっても悲しいけど素敵なお話
    本当の話だなんて… えりかは素敵な女性で あまり人生にやる気のなかった彼が彼女と会うことで成長する
    最後には納棺師になるとは 最初の彼からは考えられない

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    2016年11月01日
  • 神様の休日 ~僕らはまためぐり逢う~

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    ネタバレ

    神様のタイトルにはまっていたときに【読みたい本】だったものを掘り起こして読みました。

    震災があって以降、あまりにも復興復興と世間が騒ぐのが鬱陶しかった思いがあり、震災の小説は避けていました。
    が、当時高校生だった私も一児の母となり、大人になり、色んなものが変わりました。

    以前は普通に恋愛もので、ふむふむ〜と軽い気持ちで読んでいたら、以後で泣きっぱなしでした。

    生まれて1ヶ月の子を持つ母として、えり奈の描写に涙も鼻水も止まりませんでした。

    先が気になって、3時間ほど我が子を抱いて泣きながら読んでました。

    普通の仕事をしている人は、役場の人間に怒りをぶつけれる。でも、役場の人間だって同じ

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    2016年03月07日
  • 神様の休日 ~僕らはまためぐり逢う~

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    最初は生きることにやる気のない若者の話かと思いました。読み進めていくうち震災がありそこからは涙が止まりませんでした。
    故人を想いながら理不尽なことも乗り越えて生きていく。
    温かい物語でした。

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    2015年07月08日
  • 神様の休日 ~僕らはまためぐり逢う~

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    ネタバレ

    何故、この本を予約していたのか思い出せなかった。丁度、東日本大震災が4年目となる時期に手元にやって来た。
    読み始めると何とも頼りない青年、角尾彰紀が、一人の女性、栗又えり奈と出会うというラブストーリだったかなと思いきや、大震災がきっかけで家族を失う壮絶な人生を送られる実話を元にした物語だった。
    震災以降の話は、あの悲惨な映像と文中の情景描写が重なりあい何度も涙した。
    納棺師は存じていたが、修復師の存在知らず、ご遺体と送る家族側にとってどれ程大切なお仕事なのか考えさせられた。
    東日本大震災で沢山の方被害を受けられ、どれ程の方が綺麗なお姿で旅立たれたかと思うとそうでは無かっただろうと想像がつく。

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    2015年03月18日
  • 彼女との上手な別れ方

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    なんてあったかい物語なんだ。 死者の後悔を晴らすため、死者を唯一見ることができるガジロウという男(この男が金と女さえあればいいというなかなかのクズっぷり)が成仏のために奔走する… という、よくあるような内容…
    と、侮るなかれ。 読みやすい文体、つい笑ってしまうような会話、 そして最後は堪えきれなくなる涙。 全ての登場人物がしっかりキャラ立てされていて、それぞれになにか暗い影を落としていて(ストリップという職も影響する)でも、全体がチカチカする程明るい。 生と死や親子の愛、そして死者と生きる者の恋。 重いものも軽いものも全てがごちゃまぜになった最高の一冊。 再読する。

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    2015年01月05日
  • 彼女との上手な別れ方

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    クライマックスを忘れた既読本を読む時は、記憶喪失になった主人公ポジションで読めるので、何時もの読書と違うおももきがある。
    まるで時をかける少女の実験室で嗅いだラベンダーのごとく、断片の記憶を頼りにストーリーを追うのは楽しかった。
    そして以前読んだ時より親近感を覚えた。
    この辺が再読の醍醐味といえよう。

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    2014年12月11日
  • 彼女との上手な別れ方

    作品名からの予想を裏切られた!

    タイトルの意味が分かった瞬間、笑いが涙に変わります!

    金と女がすべての冷徹な遊び人のガジロウが、交通事故がきっかけで、願いを叶えてくれたら預金通帳の中身をすべてくれるという四人と出会い、無理難題に奔走し…。

    2014年秋に、広末涼子×岡田将生主演で映画化の注目作品!

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    2014年07月13日
  • 彼女との上手な別れ方

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    こんなに心に響く本に今まで何冊出会えたでしょう。
    それくらい、素晴らしい一冊です。

    朝から泣きました。
    何度も何度も読み返しました。
    読み返す度、涙腺崩壊です。

    一人一人の人生、一人一人の価値、情熱、後悔。
    大切なもの、人、出来事。
    言葉では表しきれないほど、思いっきり感じました。

    ガジロウのこんな幸せな、羨ましい、それでも切ない人生は無い。

    これを読んで、前を見れない人はいないんじゃ無いかなと思います。
    是非一度、全ての人に読んでみて頂きたい。
    私には、そんな風に思える大切な一冊でした。

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    2014年03月20日
  • 彼女との上手な別れ方

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    解説にも書いてあるが、書き出しの表現が非常にうまく、読者をひきつけてキャラクターをしっかりと表現している。
    ガンジロウが言う「職業に貴賎なし」という言葉の重みがわかると同時に真剣にひたむきに働くことの重要性に気づくことができる作品

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    2013年11月23日
  • 彼女との上手な別れ方

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    タイトルと表紙で抱く第一印象は見事に裏切られました。
    良い方に、です♪
    なんとなーく不倫っぽいのかなあと読み始めて、それからなんだこの最低男ってなって、それからはもう怒涛の人情もの、主人公の成長度合いが凄いことになってます。
    しかし、職業に貴賎はないないんだってことをまさかあんなやり方で示すなんて。そこが一番意表を衝かれたし、でも結果に納得した。
    クズって言うのは俺みたいなのをいうんだ! 自分の事をそういえる主人公が段々可愛くなってくるという。切なくて、ほっこりと温かくなる、そんなお話でしたv

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    2013年11月10日
  • 神様の休日 ~僕らはまためぐり逢う~

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    作者の実体験を元に描かれた、東日本大震災をきっかけに、納棺師になった人の話。
    まだ幼い息子達や妻が亡くなる辛さから、立ち直るきっかけとは…?
    なかなか、つらく、涙なしでは読めない本だった。
    星5でもいいけど、辛すぎたから、星4で!

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    2024年06月15日
  • 世界が記憶であふれる前に

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    超記憶症候群っていいと思っていたけど、覚えられることに限界があって苦しんでいることがかわいそうだった。そんなナノとソライの関係がだんだん複雑になっていくところが悲しく、なんともいえない気持ちになった。

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    2022年10月23日
  • 神様の休日 ~僕らはまためぐり逢う~

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    震災で、幼い子どもと妻を亡くし、修復師になった男性。
    辛くて涙…
    わずか生後7日と小さな子を抱きしめたまま亡くなった妻
    これが実話に基づいていることに、10年前の、現実であることに胸が苦しくなる、
    沢山の、いろんな、幼い、若い、働き盛りの、老後の人生を、突然断ち切られたひとがいる。
    せめて、忘れずに、いようと思う。

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    2021年04月03日
  • 世界が記憶であふれる前に

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    ナノな記憶に溺れる停止の時間とソライの無我夢中で走る動きの時間との対比がよく分かる作品。
    とても読みやすい文章で、駆け足で進んでいく展開に一緒に冒険している気分になってドキドキした。

    忘れられない記憶や忘れたくない記憶を持って人間は生きていくけど、どうしてもその記憶は綻びが出てくる。
    もはや記憶の中でしか会えない人を、まるで現実に現れたかのように全てを再現できる記憶と、少しずつ忘れてしまう記憶。どちらが幸せなのだろう?
    これは記憶だと目醒めてしまった時の喪失感と、少しずつ失われて行く切なさと、どちらが痛いのだろう?

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    2021年02月23日
  • 神様の休日 ~僕らはまためぐり逢う~

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    3,11の震災を扱った小説は数多く出たけれど,この本はとても良かった.震災を抜きにしても,幸せな家族に憧れながら遠くから眺めていた僕に力強く手を差し伸べたえり奈が輝いていました.実話が本とのこと,本当に悲しいです.

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    2017年11月01日
  • 彼女との上手な別れ方

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    ネタバレ

    あり得ない話なだけに、色んなことがファンタジー要素満載で単純に楽しめた。そして泣けた。
    子供との関係が嘘っぽくなくていい。
    映画もいつか見てみたい。テレビでいいので。

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    2017年09月23日