田中ゆかりのレビュー一覧

  • 「方言コスプレ」の時代 ニセ関西弁から龍馬語まで
    方言が果たす役割。
    個性、イメージ作り…。

    方言がもつイメージがその県民性を固定化し、固定化されたイメージがさらに方言がドラマ・漫画・映画などで使われることによって、より「キャラ方言」となっていく。
  • なっとくする統計
    「なっとくする」シリーズなんて私は評価していないのだが、この本の、中心極限定理についての注意書きに、重要な概念が含まれていることに気付き、無くならないように購入。
    全部は読んでいない。
  • 「方言コスプレ」の時代 ニセ関西弁から龍馬語まで
    日本語社会が共有する方言ステレオタイプを踏まえたバーチャル方言が流行っている。方言札に代表される方言否定・方言撲滅の時代から,共通語の陳腐化=方言の復権,発話者のキャラ付けや心情の表現に用いられる地域と接点のない「偽方言」の普及といった歴史的経緯も踏まえて論じる。データや細かい分析が多くちょっと読み...続きを読む
  • 「方言コスプレ」の時代 ニセ関西弁から龍馬語まで
    「方言コスプレ」。
    可愛いから使ってしまえ大阪弁京都弁青森弁広島弁土佐弁博多弁。
    でもそれって本当に可愛い「方言」なのか。そのイメージは何によってできたのか。
    金水の「役割語」とともに読みたい。
  • 「方言コスプレ」の時代 ニセ関西弁から龍馬語まで
    役割語としての方言の存在を意識調査・メディア分析から述べている。

    多く肯定的な方言イメージを載せているが、
    他府県から「汚い」と言われる方言域に住んでる者としては、
    やや一面的で、納得がいかないところがないわけではない。

    構成としては、方言の受容や価値観の変遷(2章)はわかりやすい。
    メディアに...続きを読む
  • 「方言コスプレ」の時代 ニセ関西弁から龍馬語まで
    方言についてを考察した本で,社会学系の本。
    読み物としても面白く,方言についての変化を分析している。
  • 「方言コスプレ」の時代 ニセ関西弁から龍馬語まで
    途中で読み飽きてしまって、最後は惰性で読んだ。
    普段なんとなく感じていたことをうまくまとめてもらった感じ。ただ、ちょっと長すぎる気がする。
  • 「方言コスプレ」の時代 ニセ関西弁から龍馬語まで
    「方言」についての考察。
    方言を使っていた元の状態から、メディアの発達に従って排除する気運が強まり、それへの反対運動がおこり、ムーブメントが起こり…と紆余曲折していく様子が記されている。

    この本では、方言ごとのイメージ調査も行われている。
    たしかに「この方言ってきゃわいい★」などと言うイメージって...続きを読む
  • 「方言コスプレ」の時代 ニセ関西弁から龍馬語まで
    昔、方言は悪いもの、直さなければならないもの、とされていた時期が、確かにあった。
    TVタレントの話す東北弁はズーズー弁と言われ、手っ取り早いお笑いの対象になり、話すタレントにとっても、明らかにウケを狙ったものであった。
    意味がわからないと言われればそれは、馬鹿にされコミュニケーションを拒絶されること...続きを読む