境真良のレビュー一覧

  • Kindleショック

    Posted by ブクログ

    ユーザーに最も近く、従って最も興味を引くガジェット評論の本ではありません。個別のガジェットから一歩引いて抽象化した上でそれらが特定のサービスと結びついた「デバイス=クラウド生態系」に注目し、ネットは今後どうなっていくのか、どうあるべきかという壮大な問題について「コンテンツ」を切り口に考察しています。
    ネットが今後どうあるべきか、という規範性の問題については例えば「コンテンツ産業は著作権(と対価獲得)重視」という一定のポジションに基づく考察/主張が当然で、その点で本書の論旨には概ね同意できます。一方でネットには利害が異なる多様な参加者が存在するので、本書の基本認識&概念を利用してそれぞれの立場を

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    2011年01月04日
  • デジタルコンテンツをめぐる現状報告 出版コンテンツ研究会報告2009

    Posted by ブクログ

    iPadが出てきてからいまさら積読本のこれを読みました。
    3章はやっぱり雑な感じがするけれど、やっぱりこういう本を読まないとなぁって思いました。
    紙だけラブって言っていても、もうそれだけではやっていけないしね。
    個人的には後輩が使っていたキンドルは結構いいなぁと思いました。たぶん単価が安くなってコンテンツ増えたら、私は電子書籍を買うと思います。

    ひとまず今度は『新世紀メディア論』を読もう。
    でこれは一回じゃ理解できなかったからまたぱらぱら読みなおそう…。

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    2010年06月06日
  • アイドル国富論―聖子・明菜の時代からAKB・ももクロ時代までを解く

    Posted by ブクログ

    80年代アイドルの活躍した時代から、90年代の「アイドル冬の時代」を経て、モーニング娘。やAKB48、ももいろクローバーZといったグループが乱立し「アイドル戦国時代」とも称される現代に至るまでの歴史を、日本経済の変化から解き明かす試みです。

    現代のアイドルを支持している人びとは、グローバル資本主義の流動性を前提としており、その点では宇野常寛のいう「資本主義ネイティブ」でありながら、グローバル資本主義のなかでエリートをめざす競争から距離を置こうとする「ヘタレマッチョ」だと著者はいいます。そして、こうした「ヘタレマッチョ」たちが自分たちの置かれている宿命を受け入れるべく鼓舞するような「アイドル」

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    2017年04月08日
  • アイドル国富論―聖子・明菜の時代からAKB・ももクロ時代までを解く

    Posted by ブクログ

    なるほどと思わせるところがたくさんあった。
    ただし、難しい熟語が多く、文章が硬いので読みにくい人も多いかも。

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    2014年12月27日
  • Kindleショック

    Posted by ブクログ

    マクロ的な分析に終始しており、やや教科書的な印象もあるが、さすが元情報分析官だけあり、ところどころ見どころのある分析がされている。
    ただし、著者が提案している”インタークラウド”という概念にはあまりピンとこなかった。

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    2010年05月16日