河井直子のレビュー一覧

  • 孤島の十人

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    孤島の別荘に集まった十人の高校生たち。しかし嵐が襲うその孤島で、事件が起こり始める。次々に増える死者、見えない犯人の影、そして募るばかりの疑心暗鬼。「そして誰もいなくなった」好きにはお勧めのミステリです。
    ほんっと、こういうの大好きなのでわくわくしっぱなしで読みました。嵐の孤島、連続殺人、死者からの告発、そしてこれもある意味見立て殺人。好きな要素がてんこ盛り。犯人が誰か、という謎はもちろんですが。全員死んでしまうのか、それとも誰か生き残ることができるのか。その要素だけでも気になってぐいぐい読んじゃいます。
    主人公のメグが、わがままな親友と好意を抱く男子との間で揺れ動く部分にもハラハラさせられま

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    2024年04月21日
  • ダイバージェント 異端者 下

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    なんとなく、自分は普通の人とは、違う、特別な人間。いままで派閥同士は、仲良くやっていたのだが、1つの派閥が革命を企てて、それを阻止するという話。 どうやって阻止するか、気になる所

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    2023年09月23日
  • 孤島の十人

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    ネタバレ

    アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」の現代版、というかほぼ一緒のプロットだが自分としては楽しめた。
    「そして誰もいなくなった」よりこちらの作品を先に読む読者もいると思うと感慨深い。そうしたら驚きは自分よりも10倍くらい大きくなるのかな?

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    2023年06月17日
  • 雪の狼と紅蓮の宝玉(下)

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    ネタバレ

    【スノーダンサー】のアルファのホークと、サイのシェンナの物語下巻。

    いや、読み応えあった。良かった。文句なしに☆5つ。
    【ダークリバー】のサッシャに娘が生まれたり、シェンナの伯父ウォーカーと治療師ラーラの恋も実り、シェンナの暴走する巨大な力をどう収束させるのか、ハラハラしてたけど、何もかも素晴らしく収まった。
    たまにはこんなのもいいんじゃないでしょうか。

    シェンナが登場してから、この若いお嬢さんが群れのアルファに恋をして苦しんでるのを見てきただけに、本当に感慨深い。
    読後感爽快。

    いつものお楽しみの、本文からの削除シーンもたくさん載ってるし、満足しました。
    次も楽しみ。

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    2016年07月29日
  • 雪の狼と紅蓮の宝玉(上)

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    ネタバレ

    待ちに待ったアルファのホークと、サイのシェンナの物語。

    上巻では、ホークの葛藤が描かれてる。
    シェンナに”伴侶”の絆を与えてやれないからと、必死で距離を置こうとするものの、ことごとく失敗。

    シェンナから結局離れていられずに中途半端にちょっかいをだしては、距離をおくの繰り返しで、シェンナに期待させては突き落とす…ってやってる感じで、わたしならいいかげんホークの顔にチョーパンいれたい。

    今回は、この二人の他に群れの治療師のラーラと、シェンナの伯父のウォーカーとの恋も綴られてる。
    こっちはウォーカーも穏やかだし、ラーラも優しい人柄でイライラさせられることなく、微笑ましく読んでてほっとする。

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    2016年07月29日
  • 雪の狼と紅蓮の宝玉(下)

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    上巻で中々進まなくてイライラさせられたシェンナとホークのロマンスも〈純粋なるサイ〉からの度重なる攻撃のなかドンドン熱くなり、ラストの盛り上がりったら……
    シェンナのが助かるキーポイントが●●だとは予想を超える発想でした。
    下巻のラストには楽しいオマケの削除シーンが5本も。内容も嬉しいのですが、プロの作家が何を考えてこのシーンを削除してのかがコメントしてあって勉強になります。
    そして読者はこんなに面白いシーンもストーリー進行やテンポを考えて削られるのか、もったいない!と思いつつ、今回公開してくれた作者と扶桑社に感謝できます。
    表紙イラストも特に下巻のシェンナはイメージピッタリで美しいです。

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    2015年07月07日
  • 気高き豹と炎の天使

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    豹チェンジリング・クレイのお話。第4弾にて遂にヒューマン登場。どっから読んでも面白くて今回も大満足。凶暴設定!?のようなクレイだったけど、とっても冷静に「伴侶」にアプローチ。美しい豹に変身できて、さらに戦士で当然美形。地味めなヒロインの独占欲強すぎのような気もするけど、ヒーローももちろん「俺のもの」って呪文みたいに繰り返してるからいいか♪ 思ったよりクールで知的なクレイが素敵。家族が増えたり前作カップルも沢山登場したりで作者サービス満点。ヒーローとヒロインが過去を乗り越えていく過程も丁寧に書いてるし、蛇や鼠のチェンジリングも登場して楽しい。次回作ドリアンの翻訳を心待ち♪

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    2011年12月30日
  • 職場での心のデトックス

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    ストレスがかかったときに態度や行動に現れる変化のうちのほとんどが
    自分に当てはまっていた。
    このような傾向が見られたら、ストレスがかかっていると
    自分で客観的に分かるようになるきっかけになったと思う。


    ■仕事が体と心に与える影響

    ストレスが態度や行動に現れる変化
    ・完璧主義者になる:十分では不十分に感じる
    ・困難な仕事を避ける:大して重要でない簡単な仕事をする
    ・複数の仕事を同時に処理できない:ひとつに集中したくてたまらない
    ・人から遠ざかる
    ・批判に対して過剰に反応する
    ・すべて自分で処理しようとする
    ・今まで楽しんでいた仕事を投げ出したくなる
    ・達成感が無いまま長時間働く
    ・頭の中で

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    2010年10月27日
  • ダイバージェント 異端者 下

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    異端者であることを隠す意味がわかってからスッキリした!
    話が、サクサク進んで面白かった!
    トリスとフォーの2人が素敵!

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    2022年10月29日
  • 燃える刻印を押されて

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    『燃える刻印を押されて』ナリーニ・シン
    "Branded by Fire" Nalini Singh
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    〈サイ=チェンジリング〉シリーズ第6弾。
    今回は狼チェンジリングの群れスノーダンサーの副官ライリーと豹チェンジリングの群れダークリバーの近衛マーシーが主人公。
    ライリーは何冊か前の主人公ブレンナのお兄ちゃん。
    *
    2人とも群れの中で強い立ち位置にいてお互いに惹かれあってるんだけど、マーシーは強い女性だ

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    2017年10月03日
  • 気高き豹と炎の天使

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    『気高き豹と炎の天使』ナリーニ・シン
    'Mine to Possess' Nalini Singh
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    〈サイ=チェンジリング〉シリーズ4作目。
    今回はヒーローが豹チェンジリングのクレイ。
    ヒロインはヒューマンのタリン。
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    2人は幼い頃からの知り合いだったが、ある事件がきっかけで離れ離れになってしまう。
    タリンが働く施設の子どもたちが誘拐されると言う事件が起き再会を果たすが、クレイはタリンが死んだと聞かされてい

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    2017年07月03日
  • ダイバージェント3 忠誠者 下

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    ネタバレ

    SFとしては面白い、人間性への考察を持った大著。
    娯楽小説としての起承転結や、死にネタ苦手な人には向かないので、よく映画化できたなと思います。

    星四つにとどめた理由は2つ。
    いかにもそれらしく張っていた伏線(主人公がマーカスに告げた数々)回収してない
    ぞ!
    というのと、
    いきなり第三部で別視点(トビアス視点)いれたモザイク叙述に切り替えるなよ!
    というツッコミの故です。
    悪い、とまで強くは言いませんが、それで最良の書き方だったのか?と問いかけたい。

    それ以外は、美しく苛烈な物語として良い作品でした。

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    2017年02月15日
  • 黒曜石の心と真夜中の瞳(上)

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    今まで敵か味方か判然としなかったケイレブとサイ女性のサハラのロマンス。サイ同士のカップルは初めてです。
    7年間囚われていたサハラを奪還したケイレブだが…。

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    2017年01月08日
  • 黒曜石の心と真夜中の瞳(下)

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    ゴーストの正体は?
    "純粋なるサイ"のテロとの戦いは?
    "アロー"の活躍
    チェンジリング達との共闘
    見所たっぷりでした。

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    2017年01月08日
  • 雪の狼と紅蓮の宝玉(上)

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    シリーズ10 やっとシェンナ・ローレンとスノーダンサーのアルファ・ホークのロマンスです。
    上下巻のボリュームタップリにエッと思いましたが、読みはじめたらあっという間の面白さです。
    サイ評議員のヘンリーからの攻撃、シェンナのXサイとしての危機、ウォーカーとラーラのロマンスまでが絡まって息を尽かせぬ展開が楽しめます。
    また、増えた登場人物に対応して、アイウエオ順のキャラクター一覧が!助かります。
    そしてホークのフルネームについて、はシェンナに打ち明けるシーンは有るのに不明のままです。
    あと、キットがどんどんいい男になってきて、ホークの次に期待のヒーローとして待ちたい感じです。

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    2015年07月07日
  • 燃える刻印を押されて

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    ネタバレ

    スノーダンサー副官ライリー×ダークリバー近衛マーシー。チェンジリング同士だからかこの2人初めからホットで激しい。
    すんなりいくのかと思ったけど支配的で群れへの忠誠を誓っている二人だからこその悩みなどが立ち塞がってました。
    ライリーがマーシーの地雷を踏んでは仲直りの繰り返しで少し焦れったく感じてしまった。

    世界はヒューマン同盟の陰謀やサイネットが不安定になり一般大衆にも異常な行動が目立ち始めたり。
    ヒューマン同盟の一連の事件にはあの方が絡んでたりと複雑です。
    ニキータのあの行動はどんな意味があるのかとか気になることがいっぱい。
    なにより気になるのはホークとシェンナ!
    シェンナのギフトはどういう

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    2015年06月06日
  • 気高き豹と炎の天使

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    ネタバレ

    ダークリバーの近衛クレイ×ヒューマンのタリン。幼なじみの二人だけど過去の出来事が重い。

    クレイにたいしてはじめから嫉妬心と独占欲むきだしなのに(けっこう激しい独占欲でびっくりした)過去のトラウマなどで素直にクレイの気持ちに応えられず、気持ちとは裏腹に友達でいましょうと言うタリン。
    言葉と態度のあまりの違いに中盤まではタリンに少しいらいら。
    チェンジリングの独占欲や保護欲、一途っぷりはやっぱりいい!ここまで愛されたら幸せだー。
    そしてドリアンが魅力をたっぷりふりまいてた気がする今作。
    サイ審議会も前作より不穏な空気が漂ってるしこれからどうなっていくのか気になるところ。
    ヒューマンも物語に絡んで

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    2015年05月30日
  • 裁きの剣と氷獄の乙女

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    ヒューマンの刑事マックス・シャノンとJ(ジャスティス)サイのソフィア・ルッソ。
    チェンジリングの主人公がいないので期待薄で読み始めたが、内容は上々で一気読みの楽しさです。
    ダークリバーの面々も登場するが、サイ評議会も直接関わってケイレブとニキータに注目。
    また、今までのようにサイレンスからの脱却でラストではなく、今後の大筋にも関わってくる転換回のようです。

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    2014年04月22日
  • 燃える刻印を押されて

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    狼の副官 × 豹の近衛

    豹ヒーローはいつもワンパターンで飽きてきたところだから、狼ヒーローいいね!と思ったけど、そこはまあ、所詮同じ獣ですから。それでもヒロインの立場も考慮して内なる獣任せでガツガツいっても良いのか?という自問があるだけ良し。
    ヒロインは支配されるか辞めるかの二択じゃなくて支配権を巡ってもっと戦って欲しかったなあ。今日は私が上よ的な☆

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    2013年07月24日
  • 燃える刻印を押されて

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    シリーズ6。豹チェンジリング〈ダークリバー〉のマーシー・スミスと狼チェンジリング〈スノーダンサー〉のライリー・キンケイドのロマンス。今までの最後の関門がサイレンスなら、今回は互いの種族の違いと、忠誠を誓うアルファの違い、従順な伴侶を考えているはずのライリーが支配的な性格のマーシーでは求めているものが違うのでは、等を蹴散らしてのロマンス。ヒューマン同盟の陰謀や暗殺がメインストーリー。
    次はシャイン財団のデブラジ・サントスが主人公らしいが忘れてます。『気高き豹…』を読み返さないと。

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    2013年04月17日