車田正美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
月曜日の朝、学校もしくは仕事に行きたくない、と思って、気分が今イチ上げられないのは私だけじゃないだろう
そんな時、私は面白い漫画を読んで、テンションを高める事にしている
だが、今回はちょっと失敗した
勘違いしないでほしいのだが、この『聖闘士星矢 EPISODE.G アサシン』の質が、いきなり落ちた訳じゃ無い。むしろ、更に高く、いや、燃え上がっている
殿堂入りに決定した
ならば、何故、私は失敗したなぁ、と感じたのか、それは面白すぎたからだ
面白い漫画を読めば、当然、漫画読みなら、感想を書きたくなる。大抵の漫画は、一日か二日をかけ、じっくりと頭の中に書きたい事、お勧めしたい理由が浮かび上がり、それなりの形に構築されていくのだが、この作品クラスになると、読んだ後、すぐに感想を書きたくなってしまう。だけど、仕事に行かねばならない。だから、仕事をしながら、無意識でレビューを考えたのだが、気付くと、そちらに集中力が傾きすぎて、危うく、大ポカをやらかすトコだった。この経験があるのは、私だけじゃないだろう
水瓶座の黄金聖闘士・氷河vs「顔の無い者」首領・ワダツミ、ついに氷河の限界まで燃え上がった小宇宙は、絶対零度に至った!!
そして、ついに、山羊座の黄金聖闘士・シュラと裏切りの剣(アロンダイト)の剣闘士・ランスロット、因縁の決戦にも終止符が打たれた
激闘、その表現では感動と興奮が伝わらない
ランスロットの人の枠を逸脱した、狂気じみた強さだけでなく、歴史の修正効果にも追い詰められていったシュラは、その体、心、魂を光から闇に落としかける
だけれども、邪羯神と変じかけた彼の正義を繋ぎ止め、更なる高みに引き上げたのは、シュラが体を張り、命を賭し、魂を燃やし尽してでも、守護すると誓った存在、女神・アテナであった
アテナの青き血潮により清められた聖剣は、湖の乙女・ヴィヴィアンの悪しき加護を受けているランスロットを両断せしめる!!
正義は勝つ、そんな結論が陳腐に思えてくる、魂と魂のぶつかり合いだった
やっぱ、シュラのカッコ良さは黄金聖闘士の中でもズバ抜けているな。もちろん、アイオリアにも、シュラとは違ったカッコ良さがあり、私は好きだ
しっかし、この5巻は立て続けに驚かされた
貴鬼は出てくるわ、シュラが冥闘士になりかけるわ、アテナは顕現するわ
でも、一番、絶句したシーンはラスト
まさか、二度目の敗北で剣闘士として終わってしまったランスロットが、謎の少女の登場により、あの黄金聖衣を身に纏うなんて!? 確かに、彼の黄金聖衣は誰も継承していなかったけど、よもや、今の今まで敵として対峙していた男が、装着者に修まるとは・・・・・・
岡田先生、攻めてきてくれるw
さて、シュラに敗れたランスロット、このまま、仲間になるのか? 次巻も要注目だ
ちなみに、恒例のカバー下のオマケ漫画、色んな意味で見ちゃいけないモノが描かれているので、本編を読んでから見る事をお勧めするが、それにしても、それなりの覚悟は必要?
この台詞を引用に選んだのは、これぞ、黄金聖闘士が最強と言われる由縁であり、氷河の強さを如実に表しているから。やれるか、やれないか、じゃない、やらなきゃいけない時はやる、それだけだ。私も女々しくゴネてないで、気合を入れて出社しよう!! -
Posted by ブクログ
何歳になっても、胸が熱くなれる漫画を読めるのは幸せな事だ
今現在、漫画好きの中で、血湧き肉躍る激闘が描かれている漫画、それで一番を決めるとなったら、この『聖闘士星矢 EPISODE.G アサシン』は確実に上位どころか、一位争いが出来る作品に入るだろう。『完全版 うしおととら』にも負けてない
岡田先生の画が美麗で、オールカラーだからこそ、漢らの信念が肌を粟立たせるほどに感じられる。以前かつ幾度も書いているが、この作品に関しては、ホント、オールカラーで正解だと思う。多少、値段が張っても、まるで気にならない
この4巻では、ついに、シグルスを、シュラより聖剣を受け継ぎし剣士、ドラゴン座にして天秤座の紫龍が破って、その強さと、聖剣と聖闘士としての正義を正しく受け継いでいる事を勝利と言う形で示した
そして、冷静と情熱、その両方を持ち合わせている聖闘士、白鳥座にして水瓶座の氷河も参戦。彼もまた、師より強さ、技、黄金聖衣を受け継いだ男。水の体を持ち、竜巻を自在に操る、残虐な少女を、その熱き氷で討つ事は出来るのか? いや、勝てるに決まってる!!
また、シュラvsランスロットの再戦も始まり、こちらからも目を逸らせない
この『聖闘士星矢 EPISODE.G アサシン』の魅力は、戦闘シーンは当然だが、その場面に入るまでに、コメディを入れてくる点だろう。「えー、このキャラが、こんな事、言っちゃうの?!」と読み手とファンが吃驚するような言動を、シュラたちにやらせちゃう、岡田先生の胆力が凄い。この巻も、カバー下を読んで、笑いが止まらなくなる
この台詞を引用に選んだのは、納得したから。不思議でも何でもないが、悪役の方が、たまに善玉より、言葉に説得力を持たせられるものだ。人は欲で動くモノ、自分が何者か、を考える時、まずは自分が何をしたいのか、何を手に入れたいのか、を明らかにした方がいいんだろう -
Posted by ブクログ
やっぱ、この少年漫画、最高だ
読んでいて滾る。使い古された表現をするなら、小宇宙に目覚めそうな気がするな
『ONE PIECE』(尾田栄一郎)、『七つの大罪』(鈴木央)、『うしおととら』(藤田和日郎)と同じく、少年が男になるために必要な何かを教えてくれる漫画だ
しかも、この巻では、ついに、私を含め待ち望んでいた、シュラと紫龍が同じ戦場に味方同士で立つのだ!!
二振りのエクスカリバーが並び立つ、この状況に興奮しない、『聖闘士星矢』ファンがいるだろうか、いや、いない!!
彼らを見ていると、「託す」と「信じる」って事は、こう言う事か、と思える
紫龍を信じて、一対一の勝負に手を決して出さないシュラ。シュラの信頼を龍が浮かびあった背に負い、限界を超える紫龍。これぞ、理想的な男と男の関係だろう
また、正ヒロインらしく、巻き込まれ体質なヨシノの秘密も見えそうで、ますます、今後の展開が熱くなりそうだ
この台詞を引用に選んだのは、幾度も視線を超えて、ギリギリの勝ちを重ね、人間としても聖闘士としても成長してきた紫龍だからこそ言う資格のある台詞だと思ったので -
Posted by ブクログ
滾るっっ!!
やっぱ、バトル漫画はこれくらいの熱量じゃないと満足できない
自分が、まだまだ、少年の心を捨てきれてないな、いや、捨ててなくて良かった、と思わせてくれるのが、『聖闘士星矢』シリーズだが、岡田先生の『聖闘士星矢 EPISODE G』はその興奮が特に強い。もちろん、手代木先生の『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』、久織先生の『聖闘士星矢 セインティア翔』が劣っている、と言う訳じゃない。単純な絵柄の好みであり、差は小さい
こう言ったら恥ずかしいが、この作品を読むと、今なら自分も小宇宙を燃やせるんじゃないか、って思えて来ちゃうんだわ
前巻の感想でも書いたが、やはり、オールカラーなのが大きいな
モノクロだったら、楽しく読めても感想を書きたい、って衝動は今イチ湧かなかった、確実に。自分でも我儘だとは思うが、一度、この色彩を目の当たりにしてしまったら、もう、白黒には戻れない
どうやら、山羊座の黄金聖闘士・シュラが主役の『アサシン』は、私が知っている『星矢』の歴史とは違う世界のよう?
車田先生のオリジナルでも、アンドロメダ座の青銅聖闘士・瞬が受け継いだのは、乙女座の黄金聖衣。なので、彼がこれを装着して戦う事に驚きはなかったが・・・・・・やっぱ、凄味がある
瞬だけでなく、白鳥座の青銅聖闘士・氷河も成長した姿で登場するので、水瓶座の黄金聖衣も見られるのか、と今から期待が高まってしまう
だが、やはり、この作品の主役は誰でもない、シュラである。とことん、彼の強さ、カッコ良さ、魅力を岡田先生は追求してるなぁ
山羊座の黄金聖闘士・シュラvsデュランダルの剣闘士・ローラン戦、瞬きする暇なし、息すら忘れるほどに引き込まれた
ぶつかり合う、エクスカリバーとデュランダル、技と技、信念と信念
真の強さを、言葉、姿、そして、戦い様で、私たち読み手に教えてくれる、本物の男たちがここにいる!!
シンプルに強さを追求し、正しく使える者は何故、こうもカッコいいのか
あと、余計なお世話かもしれんが、瞬が好きな人はカバー下を読まない方がいいかも
こういうコメディ要素を臆さずにブッこめるのも、岡田先生の凄いトコw
この台詞を引用に選んだのは、それもまた、世界の揺るがない真理だな、と思うので。強い力には、同じ種類かつそれ以上の力をぶつけて、叩き潰してしまうのも時には問題解決の最善手だ。もっとも、それは力の恐さを知ってる人間にしか出来ない事だが -
Posted by ブクログ
購入ったコミックスにカラーページが入っていたら嬉しいが、漫画は基本的に白黒で十分だと思っている私
けれど、美麗の極致と言ってもいい岡田先生が渾身を籠めて描く、星矢エピGシリーズはオールカラーで必ず読みたい、数少ない作品の一つ
岡田先生の紡ぐストーリーの中で、怒涛のバトルを繰り広げる、黄金聖闘士のカッコ良さは白黒では残念ながら100%、読み手には伝わらない
しかし、目に痛いほど燦々・煌々と輝くオールカラーならば、100%どころか、200%の迫力が読み手の心を打ち抜き、小宇宙を燃やさせる
前作で、確実に獅子座・アイオリアに次いで、人気があったであろう山羊座(カプリコーン)・シュラを主役に据えてくれるトコがでまた岡田先生に惚れ直す
黄金聖闘士12人は最高位にいるだけあり、全員が全員、互いにない強さ、魅力を持っているんですけど、シュラの自他に対する厳格さは、理屈抜きで男として惚れる
この作品でも、技の漢字表記、カタカナのルビは健在で、これがまた、少年心をくすぐってくれる
岡田先生の、このセンスは漫画家の中でも随一じゃなかろうか
アイオリアの言葉遣い、性格が前作とかなり違ったので戸惑いこそあるが、カバー下を読んで納得。こういう、岡田先生の遊び心、嫌いじゃない