坪内稔典のレビュー一覧

  • 漱石俳句集

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    俳句の良し悪しは分からないけれど、好きな句は幾つかあった。平明で、言葉のリズムを大切にしていて、漱石は、俳句でも漱石だった。

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    2012年09月09日
  • 俳句いまむかし みたび

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     季語は時代から遅れている。多くは農業社会だったころにできている。インターネットの暮らしが日常化した今、インターネットに関わる言葉を俳句はどんどん取り込むとよい。それができないと、俳句は時代の詩としての役割を終えることになる。坪内稔典「俳句いまむかしみたび」2022.9発行。①春風が集まってくる鳩サブレ(早瀬淳一)②ハンモック十五少年漂流記(岸本葉子)③USB差しては光る秋思かな(加藤又三郎)④言問橋マスクはづしてわたりけり(藤岡筑邨)

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    2023年10月21日
  • 季語集

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    [ 内容 ]
    生活習慣や環境の変化に伴う季節感のずれや希薄化がすすんでいます。
    季語の世界にもそれが反映され、新しい季語が続々と生まれてきました。
    伝統的な季語に、バレンタインデー、春一番、あんパン、原爆忌などを加えて、三〇〇の季語を選び、解説したネンテンさんの読む歳時記。
    日々の俳句づくりに役立つよう例句・索引を付載。

    [ 目次 ]
    春(立春;光の春;春はあけぼの;木の根開く ほか)
    夏(麦の秋;リラ冷え;明易し;晩夏 ほか)
    秋(立秋;二百十日;新涼;残暑 ほか)
    冬 新年(冬;神無月;小春;師走 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆

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    2011年05月21日
  • 季語集

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     俳句をつくろうと思っても、なかなか季語がぱっと浮かばないときがある。この本は、四季ごとに様々な季語が紹介されていて、とても勉強になるとともに、解説の文章を読むだけで風情を感じることができた。

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    2009年10月07日
  • 季語集

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    伝統的な季語に新しい季語を加え選んだ300の季語を解説。読む歳時記。カタカナ語がたいぶ増えた、バレンタインデー、サーフボート・クリスマス・ブルーヘイズ等・・・

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    2009年10月04日
  • 俳句いまむかし ふたたび

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    ネタバレ

     季節に合わせて暮らすには体力がいる。季節、四季は、おのずからあるものではなく、私達が作っている文化。庭の草花だって、土を耕し、肥料をやり、水をまいたりしないと育たない。俳句は言葉において季節を作る文芸。坪内稔典「俳句いまむかしふたたび」、2021.11発行。 ①立春の今日あれをしてこれをして(宇多喜代子) ②暑き故ものをきちんと並べをる(細見綾子) ③アンインストールアンインストール秋の夜(今井聖) ④天動説地動説よそに日向ぼこ(迫口あき)

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    2023年10月21日
  • 俳句いまむかし

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     毎日新聞「季語刻々」の連載をまとめたものだそうです。坪内稔典「俳句いまむかし」、2020.8発行。①JPは〒(ゆうびんきょく)なり風光る(高田留美) ②夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡(松尾芭蕉) ③浜風に一喜一憂若き日々(江夏豊) ④ふとんからすぐにでられるゆきのあさ(中野隼人)

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    2023年10月21日
  • 季語集

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    おおむね歳時記の構成にそって、300の季語を紹介している本です。

    各項目の最後に、それぞれ二つずつの俳句が挙げられており、ひとつは古典的な句、もうひとつは最近の句があてられています。もちろん句作の手引きとしてもつかうことのできる本なのでしょうが、それぞれの季語にかんする著者の説明は、解説というよりもエッセイというべき内容で、肩の力を抜いてたのしみながら読むことができました。

    本書の「はじめに」にあたる「季語を楽しむ」という文章のなかで、「人がことさらに季節を意識するようになるのは、中年になってからのようだ。心身がやや衰えかけたとき、そのような自分の支えとして、季節を意識する」と著者は述べ、

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    2023年04月12日
  • 漱石俳句集

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    イギリスに出発した時よんだ「秋風の一人をふくや海の上」、晩年の「秋風や屠られに行く牛の尻」、32歳時の「われ折々死なんと思ふ朧かな」が特に好き。

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    2021年09月23日