あらすじ
生活習慣や環境の変化に伴う季節感のずれや希薄化がすすんでいます。季語の世界にもそれが反映され、新しい季語が続々と生れてきました。伝統的な季語に、バレンタインデー、球春、あんパン、俳句の日などを加えて、300の季語を選び、解説したネンテンさんの今様歳時記。日々の俳句づくりに役立つよう例句・索引を付載。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
生活習慣や環境の変化に伴う季節感のずれや希薄化がすすんでいます。
季語の世界にもそれが反映され、新しい季語が続々と生まれてきました。
伝統的な季語に、バレンタインデー、春一番、あんパン、原爆忌などを加えて、三〇〇の季語を選び、解説したネンテンさんの読む歳時記。
日々の俳句づくりに役立つよう例句・索引を付載。
[ 目次 ]
春(立春;光の春;春はあけぼの;木の根開く ほか)
夏(麦の秋;リラ冷え;明易し;晩夏 ほか)
秋(立秋;二百十日;新涼;残暑 ほか)
冬 新年(冬;神無月;小春;師走 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
俳句をつくろうと思っても、なかなか季語がぱっと浮かばないときがある。この本は、四季ごとに様々な季語が紹介されていて、とても勉強になるとともに、解説の文章を読むだけで風情を感じることができた。
Posted by ブクログ
伝統的な季語に新しい季語を加え選んだ300の季語を解説。読む歳時記。カタカナ語がたいぶ増えた、バレンタインデー、サーフボート・クリスマス・ブルーヘイズ等・・・
Posted by ブクログ
おおむね歳時記の構成にそって、300の季語を紹介している本です。
各項目の最後に、それぞれ二つずつの俳句が挙げられており、ひとつは古典的な句、もうひとつは最近の句があてられています。もちろん句作の手引きとしてもつかうことのできる本なのでしょうが、それぞれの季語にかんする著者の説明は、解説というよりもエッセイというべき内容で、肩の力を抜いてたのしみながら読むことができました。
本書の「はじめに」にあたる「季語を楽しむ」という文章のなかで、「人がことさらに季節を意識するようになるのは、中年になってからのようだ。心身がやや衰えかけたとき、そのような自分の支えとして、季節を意識する」と著者は述べ、「季節の言葉、すなわち、季語を重んじる俳句への関心もその時期に生じる」とつづけています。ここには、季節を意識するようになることをきっかけとして俳句への関心が芽生えるという道筋が示されており、俳句のために季語を学ぶのではなく、季節をたのしむことの一環として俳句の世界にみちびかれていていくようなしかたで、著者の文章をたのしむことができるのではないかという気がします。