出口知史のレビュー一覧
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ネタバレ*自社のチャネルは❝誰に届けられるか❞を考える。
企業によって製品・サービスを届けられる、リーチできる顧客というのは大体決まっています。企業として持続的に収益を上げることを考えなければならないため、継続的に新規顧客開拓をしておくべきです。ですので、決まっているというのは少しいきすぎた表現かもしれませんが、コンタクトできる潜在顧客層が急に拡がるということは、なかなかないのが現実です。企業が事業を運営し続けていく過程で、必然的に自社の製品・サービスの対象となる顧客層とそうでない顧客層が把握できてきます。その結果、個性のようなものができてきます。
ピーター・ドラッカー教授は、「企業の目的は、顧客を創 -
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ヤバイぐらいに面白いです!休憩時にちょっとずつ,というつもりで読み始めていたのが,勢いで既に読み終えてしまいました.会社内の「困った人」を,「評論家クレーマー」「職人クレーマー」「思考停止クレーマー」「現実逃避クレーマー」「近視眼クレーマー」の5種類に大別し,その行動とメカニズム,使う技術を解説してくれています.「これ,あるある(笑)」とうなずく半面,自分にも少なからず当てはまる部分もあるのでは?と自省する箇所も見つかるかも.会社内の他の人とどうつきあうべきか?を教えてくれるだけでなく,自分自身が「困った人」にならないために,多くのアドバイスをくれる指南書です.
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「困った人」をタイプ別に分けて、どのように対処するのがよいかを論じた本である。
タイプとして、
・評論家クレーマー
・職人クレーマー
・思考停止クレーマー
・現実逃避クレーマー
・近視眼クレーマー
の5タイプに分け、その心理を分析しながら、適切な対応策を述べている。
筆者もそう書いているが、「困った人」はいつも同じタイプとは限らず、複合される場合もあるので、その分は考慮が必要である。
身の回りの「困った人」を想像しながらよむと、「こんどこの人にはこういってみよう」みたいなのを思いついて良いかもしれませぬ。
ただ、どこかで見たことある、読んだことある、感じたことある、という内容もたくさん含まれ -
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企業戦略に精通した著者が東大生に行なっている講義をもとに企業戦略について書いた一冊。
人事面や計画書や会議など著者が現場で感じてきた数々の失敗事例と企業における戦略を様々な事例をもとに解説されていて勉強になりました。
企業が戦略を立てるうえで必要とすべき知識を吸収することができ、著者が現場で感じてきた生の声を知ることもできました。
そして、著者の思う経営者のあるべき姿も書いていて共感しました。
そんな本書の中でも悪い時ほど前を向く考え方はハッとさせられるものがありました。
ただ事例と戦略の結びつきがあるともっと理解が捗ると感じ、残念だと感じました。
人間の集団である会社という組織をうまく -
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戦略の重要性について書いた本。
前半部分で戦略が重要とわかっておきながら、
何故経営は上手くいかないのか?
後半部分では戦略とは何か、何のために立てるのか?
について書いています。
簡単にいうと、経営者も人なので、
常に論理的に判断出来るわけではないから失敗すると、
割と普通の結論に至ってはいました。
そうならないためにどうすれば?といったところまで、
踏み込んで意見していればいいのになあと思いましたが、
あくまで可能性レベルの話になってしまうので、
書いていないのかなと感じました。
【勉強になったこと】
・失敗を経て経験していくような行為自体は評価すべきだが、
客観的に評価するとなった