飯塚訓のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現場で事故の身元確認班長として身を粉にして働き、多くの関係者とも関わってきたからこそ書ける内容。決して流麗な文章というわけではなく、所どころ思いのたけを紙面にぶつけながら、行間ににじませながら、書けないことも多かったのでは、と思う所もあったが、この事故で犠牲になった命をないがしろにしないという、次代によりよい思いをつないでいきたいという姿勢はひしひしと感じられた。
それぞれの役目に忠実に、真摯な態度で取り組む人たちの、等身大の思いが伝わってくる。
当たり前のことだろうが、第五章「葬送のとき」の内容は今まで思い至ったことがなく、衝撃的だった。 -
Posted by ブクログ
2024.05.11
正直にいってこの本に出てくる「一流」刑事にも泥棒にも反感しか覚えない。
特に刑事は泥棒をいいように利用して自分が出世して、差し入れなども泥棒に対してご機嫌伺いのようにして取り持ってやるなどの振る舞いが卑怯にすぎる。
時には差し入れなどして、自分には余罪を白状させるなど馴れ合いの極み、泥棒をのさばらせ、犯行を重ねさせるということはそれだけの被害者、被害金額を生じさせていることに対する反省がこの「ジンさん」には全くみられない。
泥棒を非難しても始まらないのでこれ以上書かないが、この「一流刑事」のやり方は小狡さ、卑しさしか感じない。
憤りを覚えた。 -
Posted by ブクログ
読んだのはこの本ではない。
河出書房新社から2017年7月30日に出版され、同年9月22日に第6刷が発行されている「日航123便 墜落の新事実」(青山透子著)という本なのだが、いくら検索しても出て来ない。
内容が内容だけに、まさか消されたのでは…。
自衛隊によるミサイルが墜落の原因と読み取れなくもない事実に衝撃を受けてしまった。
公務員は誰のためにいるのか、政治は何を目的として行うのか、会社経営はどうあるべきなのか…。
自分の置かれた立場の都合で、嘘を語ることは当たり前だ、と勘違いしていないだろうか。嘘は、嘘をつかれた相手を一生傷つけるものだ。そして嘘をついた側にも一生、胸にしこりが残ろもの