青木謙知のレビュー一覧
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戦後航空自衛隊が創設されてから、これまでにどのような戦闘機を導入してきたか、部隊配備はどのようになっているか、さらに現在進行中のFX計画について、付録として戦闘機パイロットになるための教育訓練の紹介などが書かれている。どのページにも戦闘機の写真が載っており、好きな人は写真を見るだけでも面白いと思う。
内容は、戦闘機の性能や配備の状況といった事実が淡々と列挙されているもの。「アフターバーナー使用時の最大推力は32.5kN、ドライ時の最大推力は22.7kNと比較的パワーの小さいエンジンですが、燃費性能にすぐれるという…(略)」(p.110)といった感じで、はっきり言ってマニアかよっぽど戦闘機パイロットになりたい人でもない限りは「???」で終わってしまう。素人的には、HOTAS(p.94)とかインターオペラビリティ(p.189)という考え方とかがあるんだ、F15の「オフボアサイト交戦能力」(p.147)とかってすごいな、とかそういう程度の感想しか持てなかった。とりあえず、これまで6機種(F86,F104,F4EJ,F1,F15,F2)の運用をしてきましたとか、今はF15, F4EJ, F2を使っていますとかいうことくらいは覚えておこうと思った。この本ではFXの候補機として6つ挙がっているが、2011年末に防衛省はF35を採用すると決めたらしい。(13/05/03) -
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ネタバレタイトル通りの最新鋭戦闘機の解説本。
航空雑誌等で大体内容は知っていたが、この本のようにコンパクトにまとめてあると判りやすい。日本の自衛隊がこの戦闘機を欲しがった理由もよく判る。とにかくスペックが最高で、他の戦闘機を圧倒する能力がある。ステルス性能を活かせば、自身が捕捉されること無く相手を倒せるという戦術理論が素晴らしい。
但し、この最強戦闘機も未だに実戦投入されたことがなく、果たして理論通りの性能を発揮できるかどうかは不明である。練習ではもの凄いボールを投げても、本番の試合ではダメというピッチャーもいるように、F-22も性能は抜群でも、相手が想定外の戦術で対応したり、パイロットが能力を発揮できないと宝の持ち腐れということにもなりかねない。機械は人間が扱うものですら。その前に、そういう事態にならないように平和な世界が続くことが望ましいのですが。 -
Posted by ブクログ
最新鋭の旅客機を紹介。ボーイングとエアバスが,それぞれ経済性と大型化という異なる方向性を目指して開発。ここに至った歴史的経緯から,両者のスペック比較など詳しい。
ボーイングは当初,先行していたエアバスA380が狙っていた大型化は避けて,高速性能重視の中型機を開発しようとしていたが,911によって旅客需要が激減する中で,高速化による運賃上昇は受け入れられないと断念。経済性重視の中型機に決定した。初めは7E7と呼んでいて,21世紀だし従来の名付け法にこだわることもあるまいと7E7のままにしようとしていたが,中国系航空会社のたっての希望もあって,787と命名したとか。八は末広がりだし(これは日本限定?),縁起がいいから。北京五輪も2008/8/8開会だった。
ゲン担ぎはボーイング自身もやっている。ロールアウトの日程を,2007年7月8日にして(2007/8/7←y/d/m)それにこだわった。無理やり日程を守ったこともあって初飛行,型式証明取得が大幅に遅れてしまう。エアバスA380も遅れたが,787は三年も。
A380は四発だけど,両端のエンジンは逆噴射できないんだとか。エンジンが大きく,取付位置も胴体から遠いため,一方が故障するとモーメントが大きくなりすぎる。着陸進入速度を抑えたので,内側二機の逆噴射でも十分停止できるようになっている。
ボーイング787,エアバスA380のほかに,ボーイング747-8とエアバスA350XWBも紹介。747-8は大型機747-400をもとに,二階デッキを後ろに伸ばすなどさらに大型化したもの。A350XWBは,経済性重視の中型機で,ボーイング787同様複合材料を多用して燃費向上。 -
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性能や装備品等の技術的な話から、誕生までの経緯や製造といった裏方的話まで網羅されており、1時間ちょっとでF-22という戦闘機について理解できた気になれる。
小ネタも充実しており、例えば攻撃機も兼ねられるので当初はF/A-22という名称になる予定だったのが、海軍の任務記号を使用することに対する空軍の抵抗と反発でそれが見送られたというような、どうでもよさそうで、ただ知っていると詳しいと思わせるようなエピソードもちょこちょこ載っている。
本書は全ページ見開きの左側に説明、右側に写真という構成になっているが、できればその写真のどの部分の説明をしているか目印を付けて欲しいと感じた。ただ写真は写真でそのまま見たい気もするので、こんな時こそ電子書籍で、写真の上のレイヤーを任意にオンオフできればよいと感じた。
個人的には、ステルス機はどうやって目標を探知するのか長年疑問だったが、やはりレーダーを使っているということで疑問は多少解消した。ESMで逆探知されると思うのだが、FIXとかがうまくいかないから問題ないのかな。