清水建二のレビュー一覧
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「語源学習の単調さを解消するために、ヨーロッパの歴史を楽しく学びながら英単語の語彙力を高めることを狙った」(p.7)本。古代ローマやギリシャの歴史や神話から、ルネサンスまでの話をしつつ、その内容に関連する英単語を取り上げ、語源の解説、同じ語源を持つ他の単語、といった形で紹介される。
本のタイトルからしていかにも面白そうな本だなと思ったけど、実際読んでみると歴史というよりは文化的な話がちりばめられたり、時系列になっていたと思ったら急に神話や聖書の話になったりして、結構読みにくいし分かりにくい。特に歴史の部分は記述が平板的でほぼ理解できなかった。なんか著者もあんまりよく分かってなくて、他の本を -
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単語の要素・部分に分解して、その語源から覚えていく、というもの。
例えば、infantであれば、in(~でない)+fa(話す)+ant(人)で、話せない人、すなわち幼児・赤ん坊という感じ。
買った当初は、「これが欲しかったんだよ!これがあれば、もっと覚えられるのに~」と非常に良いと感じていたものだが…、そんな簡単には行かないもので、一部印象には残ったかもしれないが、特別語彙力がグンと上がったって事はなかった。やはり地道に使わなければ、また暗記するにしてももっとコツコツ覚えていかなければ、ボキャブラリーは身につかない。
英単語は中々身につかないなぁ~、と再認識しました。 -
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
序章 英語の歴史とその変遷
第1章 ギリシャ神話の世界観
第2章 古代人の宗教観と世界観
第3章 古代国家の社会制度
第4章 文字と文化
第5章 学問とスポーツ
第6章 季節と行事
第7章 芸術と創造
第8章 医療と健康
第9章 戦争と道路
第10章 人々の暮らしと労働
<内容>
英単語の由来を神話や世界史と結びつけておさえていこう、という本。グリムの法則など語形変化のポイントとギリシャ神話の世界観、欧米人の歴史や生活を意識すると、意外と英単語はすんなり覚えられるのではないか?英語教師がしっかりと読み込むべきだろう。 -
Posted by ブクログ
「2019年上半期語学書No.1」にもなった『英単語の語源図鑑』の続編。接頭辞と語根の意味を大きな絵で確認し、個々の単語もそれぞれ接頭辞+語根からイメージされる絵が描かれていて、意味が直感的に分かりやすいように配慮されている。帯に書かれた文句だと、「一度見たら忘れない」、「お勉強感ゼロ!」だそうだ。
おれはベストセラーになった前作を見たことのないので、純粋に続編なのか、何か違う部分があるのかはよく分からないが、とにかく前作は人気本だったようだ。これを単語帳代わりにする高校生もいたくらい。絵も親しみが持てる感じ。
語源系の単語帳は、①とにかく難しい単語が多くなりがちで、あとは②語源の列挙が