円谷英明のレビュー一覧

  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    人生でトップ5には影響の受けた作品達が、こんな苦しい状況下で制作されてたとは。
    それでも平成三部作を子供の頃に毎週ワクワクしながら見れたこと心から感謝しています。

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    2024年12月18日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    映画「ハウス・オブ・グッチ」を彷彿とさせるお家騒動。
    ノンフィクションという背景も相まってめちゃくちゃ面白かった。

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    2024年06月15日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    社内の円谷担当者は必読です。過去の歴史から、現在の状況までが分かります。
    自分が見ていた「ウルトラマンの裏側」がこうなっていたなんて・・・
    どんな優良な企業も、慢心が衰退の始まりだと思います。
    ちゃんと仕事に向き合って、真摯にいる事が本当に大事。
    ゲイツ、ジョブズ、など成功者の苦労物語もありますが、逆にこの本は「栄華からの転落」を自らが語っています。
    気がついて反省しても、手放してしまってからでは二度と手に入らない。
    壊すのは簡単でも、作りだすのは難しい。
    「どうして人間は愚かなのか?」と考えてしまう一冊です。
    (2014/10/2)

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    2020年12月12日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    著者は特撮ファンなら知らぬ者はない円谷英二の孫で、円谷プロ2代社長の円谷一の子息である。円谷プロと円谷一族の凋落はうわさに聞いていたが、この本にはその顛末と経過が赤裸々に描かれている。もちろん、すべてをその通りに受け取るのは多少躊躇を感じる_立場がちがえば異なる意見や主張も出てくるだろうから_が、少なくとも著者の誠実な語り口は信頼するに足りる。私も「ウルトラQ」に始まって、「ウルトラマン」、「ウルトラセブン」と続く昭和三部作、そしてもちろん映画「ゴジラ」を観て育った世代なので、円谷プロがとにもかくにも活動してほしいと願った。しかし、結果は円谷一族の経営撤退と別会社による全面買収という無残なもの

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    2017年11月29日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    ネタバレ

    ビックダディ?と突っ込みを入れたくなるくらい、ウルトラマンは子だくさんだ。びっくりするくらい親戚もいる。クリスマス玩具商戦になると意味のない戦闘機に乗り、お正月になれば地球の平和とは関係無く着物姿で見世物となる。「特撮の神様」円谷英二が健在のうちは想像できなかったことだ。
    この本を読んであらためて、多くの疑問が氷解した。本書によると円谷プロは経営状態の浮き沈みが激しく、そのたびに幾度となく選択を迫られ、結果として苦戦を強いられるという悪循環が続いていたのだ。そのたびに派生キャラが増え、ヒーロー像が膨らんでいった。
    サクセスストーリー本が多い中、挫折体験話は貴重だし勉強になると思うが、正義のヒー

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    2014年06月27日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    ネタバレ

    あのウルトラマンシリーズを輩出した円谷プロの一族の方が著者の新書。
    リアルタイム世代ではないが、夏休みのウルトラマンフェスタにより、相当はまった幼少期だった。
    TBSだったことにはまったく意識していなかったが、ビジネス的な側面を本書において確認する事ができた。

    バンダイなどと組んでいたにもかかわらず、ガンダムのようなキャラクタービジネスの成功にウルトラマンがなぜ至らなかったのかを当事者が赤裸々に語っているし、夢を作る仕事の現実感をありのままに語ってくれた良書であると思う。
    もちろん、ウルトラマンに心酔したことがあるからだが、そうでない人にもビジネスのヒントは満載であろう。

    お家騒動によって

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    2014年02月15日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    ネタバレ

    "ウルトラマン"という名を聞いて、知らない日本人はほとんどいないだろう。
    M78星雲から地球を救うためにやってきた、あのヒーローである。

    しかし、そんなウルトラマンを生み出した「円谷プロ」が幾度も失敗を重ね、ついには創業者一族全員が会社から追い出されてしまうという悲劇を迎えていたことを知っている日本人もほとんどいないだろう。

    P116 L3 「二〇一二年時点では、バンダイが扱う多くのテレビ番組関連キャラクター商品の中で、最も売れているのは「機動戦士ガンダム」シリーズです。ウルトラシリーズはその一〇分の一以下に過ぎません。」

    著者円谷英明は創業者円谷英二の孫にあたる人物

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    2025年08月03日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    ネタバレ

    ウルトラマンにそれほど思い入れはありませんでしたが、興味深く読ませてもらいました。

    恥ずかしながら、ウルトラマンを手がけた円谷英二がもとはゴジラの特撮を手がけていたというのを本書を読んで初めて知りました。

    本書に書かれている慢性的な赤字経営、創業家の会社の私物化、お家騒動の話はファンにとってはショックな話題かもしれません。

    そして、最終的には企業買収され、本来の円谷プロは消滅したということで、このことは付き合いの深かった玩具メーカー・バンダイにも影響が及んでいます。
    (丁度、バンダイがナムコと合併する時期とも近い)

    著者は先代の円谷英二の遺志を継ぐべく、中国での特撮番組を立ち上げようと

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    2021年02月27日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    ウルトラ世代のひとりである私は、心の奥底から揺さぶられる感覚を抱きました。
    勿論それは快いものではありません。
    本書は中小企業(多くが同族経営)が陥りやすい失敗の豊富な事例集だという人も多いようです。
    一方で、現実とは真逆に、円谷一族が一致団結、健全なマネージメントのもと、大企業(東宝orバンダイ)の傘下に早期に素直に入っていれば、「ウルトラマン」というコンテンツはこの30年あたりでどのように変わったのでしょうか?
    特オタでビジネスマンの端くれの私にも、ちょっと想像がつきません。
    (少なくとも、パチンコ店の大きなウルトラマンタロウの看板は減っていたかも)

    ◆英明氏について
    本書は暴露本スタイ

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    2018年10月29日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    円谷英二の孫にあたる著者が、円谷一族のお家騒動を語る、と言った内容。

    ウルトラマンと仮面ライダー、というのはテレビ特撮の2大ヒーローなわけだが(ふたりが戦う作品もあった)、平成以降の2者の明暗を分けたのは、作家性でも時代性でもなく、ただただ円谷プロという中小企業と東映という大企業の差、という身も蓋もない現実のゆえなのかもと思わせる、そんなことを感じされる本だった。

    記述には偏りがあらざるを得ないからそれを差し引くべきなのだろうが、客観的事実からすれば3代社長・皐(のぼる)に大きな原因があるのでは、と感じた。海外版権にかんするタイの企業との裁判沙汰は、真相はわからないけれど大きな要因のひとつ

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    2017年12月07日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    まずこの本のタイトルに惹かれました。ホントにね。

    東芝のような巨大企業でさえ無能な人間がワンマンで暴走すればつぶれてしまう世の中ですよ。
    さらに大塚家具のごときお家騒動や誰も把握していないずさんな経理…etc、数々の合わせ技で会社のカラータイマーOFFになっちまいました。
    良くも悪くもこの一族は子供っぽい方々が多いようで。
    ダメな人達がくんずほぐれつ坂道を転げ落ちていくさまに涙を禁じ得ません。

    以下、余談ですが。
    本書のウルトラマン相関図に=血縁関係と書いてあるのがなんだかおかしかったです。宇宙人に血縁て!

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    2017年09月13日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    ウルトラマンシリーズを作り日本の特撮映画の時代を築き上げた『円谷プロダクション』の、設立から今までの壮絶物語。

    華々しいウルトラマン人気の裏で、会社組織としては崩壊していた。
    (ビジネスモデルの難しさはあるものの)資金繰りは特にひどく、リストラを繰り返しながら必死に会社を継続していく姿は、読みながら悔しい思いがこみ上げてきた。

    創業者一族が追い出されてしまう会社の1ストーリーとしても、読み応えのある一冊だと感じた。

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    2017年05月21日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    タイのプロダクションとの係争、そういえば「ハヌマーン」とウルトラ兄弟がたくさんでてくるビデオを見たな。「驕れるものは久しからず」か?

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    2016年06月13日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    円谷一族の光と陰を五代目社長が独白した本。
    現在の円谷プロに一族の方がもういないという衝撃。ワンマン経営、安易な商法、人材の流出などカリスマ初代と二代目が亡くなってからが初代ウルトラマンファンにも泣ける内容である。

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    2015年12月17日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    放漫経営で長期ビジョンが皆無、コンプライアンスの意識がないんだなーと興味深く読んだ。単に特撮=高コストだけが理由じゃなかったんだなと。海外進出の頓挫、お家騒動、訴訟問題、お粗末極まりない。

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    2015年01月24日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    円谷プロの実態について、一度は社長もやった人物が暴露した本。おもしろい。特にマモルという野郎が相当好き勝手にやっていたようだ。同族経営って嫌なもんだ。

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    2014年10月25日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    円谷英二監督のお孫さんが語る円谷プロの歴史。円谷一族の放漫経営が主な原因で会社が傾いていく様子が、身内の視点で語られる。著者は、会社の更生のために自身が行った努力を強調するが、それも空しく一族のお家騒動に巻き込まれ、社長退任に追い込まれる。その後、中国で特撮番組を制作するビジネスを自身で立ち上げるが、これも現地企業とのトラブルで頓挫する。「帰ってきた…」から平成三部作を経て、「…メビウス」にいたるまでのウルトラシリーズのビジネスに関する裏話が興味深い。平成三部作も赤字だったとは知らなかった。

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    2014年09月24日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    本書でいうクラシックウルトラマンの世代だけに、円谷プロのお家騒動と失敗にはちょっと複雑な思いを感じる。スピルバーグやルーカスを生み出したといっても過言ではない特撮は、結局両刃の剣だったということなのだろうけれども、何らかの形で将来にうまく活かしていく方法はなかったのかと、とても残念に思う。

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    2014年01月19日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    5代目 円谷プロ社長・英明氏から見た円谷プロの半世紀史。
    確かに 作品や怪獣のクオリティ面でウルトラマン、セブンから徐々に落ちて行っているなという感想を抱くが、円谷の内側ではこんなことが起こっていたのかと時系列で追える点で非常に楽しめた。
    ウルトラマン好きには知りたくない内容も含まれるとあるが、今しっかりと明かされてとても楽しめた。
    円谷一族が現場からいなくなったとありますが、今後も良い作品ができることを祈っています。

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    2014年01月04日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    円谷プロの興亡を通じて、円谷家の内紛や、ウルトラマンおよび関連コンテンツがいかに翻弄され、「オワコン」(死語?)になっていったかを円谷家の内側から明らかに記した本。仮面ライダーやレンジャーシリーズのように、イケメン俳優の登竜門的番組にできればもっと生きながらえることができたのだろうか。ウルトラマンでそだった第一世代なので、真に悲しい気持ちで読みました。

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    2013年12月15日