円谷英明のレビュー一覧

  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    お家騒動、ワンマン経営、丼勘定の放漫な経理体質…よく50年も持ち堪えたな、というのが正直な感想でした。
    本書を読む限りでは、東宝やTBS、バンダイの尽力も大きく、円谷プロが東宝から離れてしまったこと、TBSと決裂してしまったことが悔やまれてならないです。

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    2021年12月31日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    この春ウルトラマンオーブも公開され、映像の中のウルトラ兄弟は団結し増殖に増殖を重ねていますが、現実世界の円谷ウルトラ一族は内紛を繰り返し衰退の窮み。ウルトラの星M78星雲である円谷プロにもはや円谷の血脈は存在していないとのこと。もし、と想像してしまうのですが円谷一族が円谷というロマンチックな苗字ではなく佐藤とか鈴木という普通のものだったらこんな哀しい歴史にはならなかったのでは…と思ったりします。輝ける創業者のDNAは字名と同じようには受け継がれるものではなかったのですね。

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    2017年02月24日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    円谷一族の一部に残念な人間がいたことから、円谷プロダクションから円谷一族が追放された顛末記。
    こんな経営でも50年近くなんとかなっていたのが逆に驚き。

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    2014年04月12日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    目新しくて結構好きな「ウルトラマンゼロ」シリーズが買収以降に作られた作品であることが全てを物語っている。

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    2014年03月20日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    お家騒動に放漫経営。浮き沈みの激しい業界とはいえ、こんな経営とはいえない経営をしていては失敗も必然。今では常識のコンプライアンスや内部統制なんてこれぽっちも見られない。

    でも、初期のウルトラQやウルトラマンが素晴らしかったのは事実。採算なんか考えずに特撮に手間と金をかけたからこそとも言える。

    それにしても、ウルトラマンという貴重なコンテンツを守れずに迷走を続けてきた事は残念でならない。

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    2014年02月14日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    円谷プロ5代目社長の会社盛衰記。
    悔やまれる話と裏目に出た話ばっかり。
    現在の円谷プロには円谷一族は一人もいないと言う衝撃的な事実。
    読んでると哀しくなる。

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    2013年12月18日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    え!怪獣が毎週テレビで見れるなんて!僕らの夢をかなえてくれたウルトラマン、円谷プロ。こういうパイオニアってたいてい経営が下手なんだよね。お家騒動もお定まりだし。

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    2013年11月26日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    「特撮モノ!ウルトラマン!」で名を馳せた円谷プロの栄華衰退を、近親者が明かした本。
    ドロドロしいやりとりが並ぶ。
    (結果として一族は経営を、パチンコメーカーにあけ渡す。)

    また、近年のCGをはじめとした映像技術の進捗は著しく、悲しいかな特撮の需要そのものが減っており(それでも著者は特撮は予定調和のCGと違い人間の想像力をこえる!と言っているが‥)、ここでもまた技術革新が一つのビジネスを衰退させている事が垣間見えた。

    またゴールとしてのキャラクター商品の販売意図が見えすぎなまでに見える番組作成の裏側等、ビジネスサイドからみても、興味深い話満載である。

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    2013年11月19日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    内容は円谷プロが特撮で有名になり、最終的にパンチンコ関連の子会社になるまでの会社の栄枯盛衰をかたったもの。まさに中小企業の経営のもがき苦しみを語ったものですね。MBAの諸君もこういった題材でケースを勉強すると身になると思うんですがねぇ、、、

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    2013年10月25日
  • ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗

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    ウルトラマンというか所謂「特撮」で有名な円谷プロ。
    その6代目社長による回顧録。

    特撮の中でも、ウルトラマンに関する著作は非常に多いと思う。長年のファンだけではなく、特撮そのものに関するものや脚本、監督など分析や回顧など執筆者の立場だけでなく内容も多岐に亙る。
    そのような中で、円谷一族に生まれ、様々な場面を見て、実際に経営に携わった人の記録はそれなりに価値のあるものだと思う。
    ウルトラマン自体にあまり関心はないけれど、特撮モノを扱う会社の現状に関心があったため、手に取ってみた。

    本書の構成は以下の通り。
    第一章 円谷プロの「不幸」
    第二章 テレビから「消えた」理由
    第三章 厚かった「海外進

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    2013年10月22日