中條ていのレビュー一覧

  • アイミタガイ

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    このお話しは映画の方を先に観ました。

    本は登場人物が少しずつ被る連作短編。
    中には涙しながら読んだものも…。
    映画を観た後だと感動ご薄れると思っていましたが
    そんなことは全然ありませんでした!

    それにしても、この短編を映画では上手く繋げたな…
    と、感心してしまいます。

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    2025年07月23日
  • アイミタガイ

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    ネタバレ

    短編集かと思いきや、どこかでつながっている・・・
    その仕込みも楽しかった。
    全編、優しい暖かさが流れていて、
    読んでて幸せになった。

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    2025年05月20日
  • アイミタガイ

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    映画化や撮影場所の紹介で知り興味を持ち読む。
    期待以上。黒木華だから間違いないとは思ったけど。こんなすてきな本が11年も前に出ていなたんて。
    最近よく読む青山美智子さんの感じに似ていた。心が温まり、つかながってる感じ。
    読んでから映画予告を見たけどちょっと変えてあるなー。表紙を見ながら、誰がどの役かな?って想像も楽しんだ。
    1.帝国の王
    これはなんか軽い感じでサラッと読めたけどなんか薄い。続きを読み進めるうちに繋がりがわかり深さに気づく。
    電車を乗り過ごしそうになる、いつも見かける人を起こすために本を落として気づかせていた。
    2.幸福の実
    ヘルパー先で出会った90歳の元ピアニストの卵をピアノを

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    2025年02月13日
  • アイミタガイ

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    中盤がやばいです!当直明け、タリーズでおっさんが涙を大量に流してしまいました。最後はすっからかんでした。

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    2025年01月20日
  • アイミタガイ

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    ネタバレ

    5話収録。1話完結の短編集に見えるんだけど、微妙に各話が繋がってるという内容でした(カバーには「長編小説」と書かれてる)。

    先に同名タイトルの映画を観ました。悲しい出来事が軸になっているんだけど、お涙頂戴というものではなく、観終わった後穏やかで清々しい気持ちになる不思議な映画でした。そこで原作があることを知り、読むに至ってます。

    映画の内容と似てはいるけど、大まかな流れだけ一緒って感じ。小説版は各話に主人公がそれぞれいて、その主人公の周りの人が別のお話の主人公になっていたり、少しだけ絡んでたり。

    2話めの「夏の終わり」が良かった。映画でも同じ設定だったんだけど、施設のトイレの個室で写真展

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    2024年12月04日
  • アイミタガイ

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    涙腺がゆるむストーリーが 多く
    通勤電車の中で 読むので ちょっと困りました。
    「ハートブレイク・ライダー」では
    -ここで転け方覚えやなあかん-

    「蔓草」
    祖母のはからいで 義理姉と義理弟の交流が始まります。

    いろいろな感情がうごめきますが
    人間 いいものです。
    そんな事を 思った次第

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    2024年11月28日
  • アイミタガイ

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    知らない者同士の思いが巡って、それぞれの心をかすかに揺らして、彼らの人生は大きく動きだす。
    それは少し彩りをもって、希望をもたらす。

    5つの連作短編集、老若男女の思いをひしひしと感じられた。
    人との出会いがきっかけで未来は変わるんだなぁとしみじみ思う。
    どれも心に沁みる良いもので、寂しさや悲しさや辛さといった感情も何かがきっかけとなり、希望をもたらしてくれる。
    その何かが出会う人だということに縁というものの深さを知ることになった。


    「帝国の王」〜毎朝同じ電車に乗る会社員の澄人は、乗り過ごしてしまいそうになるおっさんに…

    「ハートブレイク・ライダー」〜確実だと思っていたのに中学受験に落ち

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    2024年10月06日
  • アイミタガイ

    匿名

    購入済み

    相見互い、小さな助け合いが呼ぶ幸せの輪が織りなす短編集、のようで、実はところどころで繋がっています。
    他のお話で出てきた繋がり探しが楽しくて、2周してしまいました。

    特に娘に先立たれた両親の静かな悲しみを描くお話は、なかなか会えない両親を思って涙しました。

    ささやかな毎日の中で、小さな思いやりが、実は大きな救いになっている。
    そう思えた温かい作品でした。
    また何周かしたいです。


    #泣ける #感動する #深い

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    2022年03月25日
  • アイミタガイ

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    2018/4/9

    相身互い。

    短編集かとおもいきや、長編小説。
    心洗われた。
    毎日の通勤電車で会う人との妙な空気。分かるなぁ。

    定刻の王/幸福の実/夏の終わり/ハートブレイク•ライダー/蔓草

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    2018年04月09日
  • アイミタガイ

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    2018.2.7
    初めての作家さんやったけど、この感じ好きやなあ。さくさく一気読み。短編のようで実はつながってて。

    『定刻の王』
    毎日電車通勤してると、なんとなく覚える人が出てくるの分かる!おんなじ時間にみんな働きに出てるんやなあって。どこで何の仕事をしてるか勝手に想像してみたりして。

    『ハートブレイク・ライダー』
    中学受験って、それまで必死にやってきた小学生からするととても大きなことなんやろうな。朝早くとか遅くにでも、塾の鞄を背負った子供たちをよく見かける。ああ、なんて熾烈な闘いなんやろう。親も一緒に成長する機会なんやろうな。ここで転け方覚えなあかん、っていうおばさんのセリフが 耳に残っ

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    2018年02月07日
  • アイミタガイ

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    ネタバレ

    何度も泣かされた短編集。
    各短編の隠された繋がりを見つけて温かい気持ちになる。
    様々な理由で一歩を踏み出せず立ち止まる主人公達。
    周りの人達との繋がりや奇跡により最後はみんなが笑顔になる!
    アイミタガイ…初めて知ったこの言葉は日本らしい素敵な意味を持ち、物語を明るく照らす。

    特に「幸福の実」の90歳のピアニストこみちさん!
    品があってしゃんとしていて、でもお茶目な面もある素敵な女性。
    こみちさんの物語が一番泣けた。

    幸せは日々の果実…日々の苦労や努力が養分となり、こぼした涙で実は熟す。
    背中を優しく押してくれる物語だった。

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    2017年08月19日
  • アイミタガイ

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    最高に良かったです!
    もうね、大好きです。こういうお話。

    登場人物がちょこっとリンクしてるんですが、
    それも違和感なくて、見つけるのも楽しかったです。

    #定刻の王
    毎日通勤する電車で、同じ時間に乗り合わせる男性が妙に気になるサラリーマン・小山。
    誰かにぶつかられても、つい「すいません」と言ってしまう小市民。
    そんな彼が、ほんの少しの勇気を出したら…。

    これすごくわかる~。私もつい「ごめんなさい」って言っちゃう。
    で、「あれ、今のって私?…。まぁ、いいか。」となる。
    はい!小市民です。(笑)
    でも、どうして通勤電車って同じ場所に乗っちゃうんでしょうね?

    #幸福の実
    ピアニストになる夢を、

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    2016年06月13日
  • アイミタガイ

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    がつーん!と大きな感動ではないけれど、
    「ええ話やん」と素直に優しい気持ちにしてくれる一冊。

    ヘルパーさんの話が一番好きだったな。
    中條ていさん、初読みでした。


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    2025年11月21日
  • アイミタガイ

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    ◾️サマリー
    ・お互い様、持ちつ持たれつがテーマ
    ・短編同士が繋がっている
    ・世間の狭さと温かさを感じさせる

    ◾️所感
    『相身互い』をネットで調べて見た。
    聞いたことはあるが、恥ずかしながら意味をよく理解できていなかった。

    相身互いとは…
    誰かを思ってした行為が巡り巡って自分に返ってきたり、見知らぬ誰かを救ったりすることを示し、「お互い様」という気持ちに近いニュアンスを持つ言葉。

    私は『恩送り』という言葉が好きである。
    誰かに良いことをしたら、その人が他の誰がに良いことをし、どんどん伝播していく。
    それにとても近しい言葉であり、親近感を覚えた。
    この小説は、5つの短編で構成されていて、そ

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    2025年09月29日
  • アイミタガイ

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    五つのお話が無理なくつながっていて世界観が温かく、入り込みやすい話だった。
    アイミタガイは、おたがいさまという意味なんだなぁ。知らないだけで、いろんな助けや思いがめぐって、自分にも届いている、というおばあちゃんの言葉がよかった。何度もウルッときた。

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    2025年09月27日
  • ヴァネッサの伝言 故郷

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    中條先生の講演会を聞いてから読んだので、このシーンから物語が始まったのだなとか、私生活のあの出来事からこのようなメッセージが生まれたのでは…と想像を巡らせながら楽しく2冊とも読みました。
    次はアイミタガイの映画を観ます。

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    2025年06月19日
  • アイミタガイ

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    相身互いって書くのね。
    私好みの連作ものだった。
    梓の腹違いの弟圭吾のパートが(おばあちゃんちでふたりが初めて会うとこお互い最初は気まずいけどお隣さんのボヤ消しをして距離が近くなって梓が印をつけた絵本の話しになっていくくだり)好きだった。
    あとひとりだけ確実って言われていたのに中学受験に失敗した「ハートブレイク・ライダー」

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    2025年06月15日
  • アイミタガイ

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    2013年初版。映像作品を先に観ました。とても良かったので、原作も読んでみました。とても良かった。映像作品は、原作を少し脚色されてはいますが良かった。原作も映像作品にない魅力がありました。読んでみて良かった。読み終わって良い気分になりました。

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    2025年04月21日
  • アイミタガイ

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    映画に感動して、原作を手に取りました。映画と原作は少し違っていましたが、大筋では同じで、映画の温かい感動が蘇って来ました。登場人物があちこちで繋がっていて、視点が違うと捉え方も変わるところが面白くて一気に読んでしまいました。いい人しか出てこない物語は癒しです。

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    2025年01月12日
  • アイミタガイ

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    映画を先に観てしまった、後からの読書。
    大体本の方がよかったー、となるが、コレは映画も良かったかも。映画の方が泣ける。

    小説は5つの短編がゆくる繋がり最後の蔓草で全てが重なり、アイミタガイ/相身互い
    アイミタガイという言葉を知ってて見るのと、知らずに観るのの違いかとは思った…初めましての衝撃が強かったのかも。

    受験に落ちた少年の話からキーホルダーが繋がり、自転車を直してもらった店からおばあちゃんに繋がり、最初の梓のことをずーっと好きでいてくれる、心が澄んでいる、澄人。
    圭吾とはモンキーの絵本で繋がる。一つ一つつながる手法はよくある展開だから、知らずに読んだら感動ものかな。
    映画はそれをうま

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    2024年12月29日